ツヤのある美しい髪のための食事

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髪の毛は、頭皮の中にある毛根の毛母細胞でつくられています。毛細血管から栄養を補給しながら細胞分裂することによって、次々に古い細胞が押し上げられ、髪となってのびていきます。1週間に2~3mmの速度でのび、2~7年で抜け落ち、また新しい髪が生えてくるというサイクルをくり返しています。1日の抜け毛は平均50~70本。健康状態や季節によっても差があります。

抜け毛の数は毛母細胞の栄養状態によって決まります。体内に栄養素が十分満たされ、血液の循環がよいと、細胞分裂が活発になり、髪のコンディションもよくなります。逆に、血行が悪くなって、毛母細胞に栄養が行かなくなると、毛をつくる働きも弱くなります。きれいな髪をつくるには、バランスの整った食生活が大切だというわけです。

女性でも、男性ホルモンの分泌が盛んになると、脱毛がおこりやすくなります。男性ホルモンが発毛を阻害するので、毛根にエネルギーが届かなくなるのです。また、女性ホルモンも影響しています。出産後や閉経を迎え、女性ホルモンの分泌が少なくなると、髪の毛が薄くなります。

毛母の細胞分裂を活発にするためには、血液の循環をよくする栄養素を積極的にとることも必要です。それにはビタミンE が大切。ビタミンE を多く含む食品といえば、青身魚や大豆、かぼちゃ、ゴマなどがあげられます。

そのなかでも、玄米はとくに髪に大切な食品だといわれています。玄米にはセレニウムというミネラルが含まれています。セレニウムはメラニン色素をつくるのに不可欠な栄養素です。毛母細胞でメラニン色素がつくられなくなってしまうと、髪は白くなります。黒々とした髪をつくるには、セレニウムを多く含んだ食品をとることが必要です。セレニウムはほかに、胚芽米、ライ麦パンなど、精製度の低い穀類や、ニンニク、ネギ、そして、貝類やエビ類などに含まれています。

マリーアントワネットは処刑される前に、ひと夜にして髪が真っ白になったといいます。真偽のほどはわかりませんが、そのくらい、ストレスが髪に与える影響は大きいのです。ストレスを受けると、それに対抗するために、カテコールアミンというホルモンの分泌量が増え、血管を収縮させ、毛根に栄養が届きにくくなります。それで髪が抜けやすくなったり、傷んだりするのです。

ストレスによる抜け毛や白髪を防ぐには、心身のリラクゼーションが大切です。それとビタミンC やタンパク質など、ストレスに対抗する栄養素も積極的にとりたいもの。

昔から、わかめは髪にいいといいます。これは、海の中でゆらゆら揺れているわかめはまるで豊かな髪のように見えることからきました。わかめが直接髪の栄養になっているわけではありません。しかし、間接的には、髪の成長に影響を与えています。わかめにはヨードといぅミネラルが含まれています。ヨードは新陳代謝を促す働きがあるので、毛母細胞の活動を盛んにし、髪の発育をよくするのではないかといわれています。

甘いもの好きやアルコール類をたくさんとる人はフケがでやすいといわれています。糖分やアルコールが体内で燃焼するとき、ビタミンB1を消耗しますが、不足するとエネルギー代謝がうまくいかなくなるからです。
ケーキや洋菓子など甘いもののとりすぎに注意しましょう。お酒を飲むときには、豚肉、レバー、枝豆、納豆など、B1の多い食品を一緒に摂るように工夫してください。

髪の毛はケラチンというイオウを含んだタンパク質でできています。ダイエットをして切れ毛ができたり、髪が赤茶けてくるのは、タンパク質や鉄分が不足することによっておこります。ダイエット中も、肉や魚、卵などのタンパク質食品をきちんととるようにます。
また、きれいな髪の毛のためにはタバコも禁物です。タバコは毛細血管を収縮させ、栄養が届かなくなってしまうからです。