健康診断で全項目オール×だったのにすべて異常なしに!

私は、現在、貿易会社に勤めていますが、大学時代まではテニスの名選手として鍛えていたので172cm、65kgと筋肉質の引き締まった体つきをしていました。

ところが社会人になってからは、運動不足と過食がたたり、毎年、着々と体重が増加してしまいました。特に、42歳で課長職を拝命してからはウィークデーのほとんどが接待や宴会続き。

ついに体重は83kgになりました。会社の健康診断では体脂肪率32% の「肥満」と指摘されてしまいました。健康診断の産業医からは、「血液検査の結果は、まるで生活習慣病の問屋のようなものですよ。とにかく体重を減らさないと、間違いなく近い将来に心筋梗塞か脳梗塞、またはがんにかかることになりますよ!」と厳しく注意を受けました。

そこで会社の休みの土曜、日曜に、家の近くのジムに通い始めるようになりましたた。ウェイト・トレーニングやトレッド・ミル(ルームランナー) などを使って十分に運動し、そのあと、サウナにも入って発汗もし、気分爽快になって帰宅しました。しかし、かえって食欲が増し、アルコールも食事の量も増え、体重は減るどころか、少し増え気味になるという皮肉な結果になってしまいました。

3カ月間努力しましたが効果はなく、平日は相変わらずの毎夜の宴会。しかも、昼間は中間管理職としてのストレスを味わい、数ヶ月間にわたって熟睡ができずに早朝5時ごろ目が覚めてしまう。出社しても午前中はだるく、やる気がしないという「うつ病」の傾向まで出るありさまでした。

そんなとき、大学時代の同級生で外資系会社に勤める親友から、「朝食だけを抜く断食を実行したら、10kg近くヤセ、さまざまな不快な症状がよくなった」という話を聞きました。私はそれまで、いつも朝食は食べくなく食欲もありませんでした。だが、栄養士でもある奥さんの「朝食は絶対に食べないとダメ」という強制により、いやいやながら朝食を食べていました。

食べるといってもトースト2切れ、コーヒーと牛乳、ハムサラダぐらいでしたが、前夜の宴会で食べたものがまったりと胃に残っている感じで、食べてもおいしいとは感じないし、むしろ体がだるく感じていました。

親友の「朝食抜き健康法」を聞き、早速、朝食で無理に固形物は食べない生活にかえました。

その代わりに、紅茶に黒砂糖(またはハチミツ) を入れ、すりおろした生姜を少々加えた「生姜紅茶」を2杯飲むことに変えました。「こんな朝食では昼までもたず、よほどお腹がすくだろう」と思っていましたが、意外と空腹感がないばかりか、午前中の排尿回数は生姜紅茶を飲んだ量とともに増え、大便は太くて、しかも大量に出るようになりました。とても心地いいものでした。生姜はより効果の高い蒸し生姜を使用しています。

それに、午前中のだるさがなくなり、頭も冴えるように感じています。午前中の会議でも、ときとして、上司をうならせるような発言ができる集中力を見せられるようになりました。こうなると午前中の気分は爽快になり、仕事もはかどります。昼食もそれまではただ習慣的に胃袋に流し込んでいただけだったのも、やけにおいしく感じるようになりました。そして、なるべく、昼は温かいそばを食べるようにしました。

そしてアルコールを飲みすぎても悪酔いをしなくなり、夜も熟睡できるようになりました。朝はこれまで妻にマイカーで駅まで送ってもらっていたのだです、朝食を食べないために生まれた約20分間で歩くようにしました。この「朝食抜き、生姜紅茶の飲用のみ」の生活を始めて、大小便の出がよくなると、ぽっこりお腹も改善しました。体重も最初の1週間で1kg、2週間で3kg、4週間で4kg、2ヶ月で6kg、3ヶ月で8kgと確実に減少。体重減少とともに、週末のジムでの運動もより活発に動けるようになりました。

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