イチョウ葉エキス

イチョウ葉エキスは、葉から有効成分を抽出したサプリメント。これまでに多くの臨床試験が報告されており、痴呆症や閉塞性動脈硬化症に伴う症状を改善する効果が確認されてる。ドイツを中心とした欧米での臨床試験に加えて、日本でも研究報告が多く注目の成分となっている。。なお、イチョウ葉エキスは、日本や米国ではサプリメントであるが、ドイツやオーストリアでは医薬品として扱われる。

特に循環器系に有効で脳の血流改善目的で使用されることが多い。記憶力を高めたり、老化を防止するといった効果に注目が集まります。血液凝固を防ぐために血行不良による疾患にも広く利用されている。抗酸化作用が強力でフリーラジカルの形成を防ぎます。

効能は次のとおり。アルツハイマー型痴呆に伴う症状の改善。脳血管性痴呆に伴う症状の改善。間欠性披行など末梢血管障害の改善。高血圧改善作用。脳梗塞慢性期の血流改善。記憶障害の改善。抗ストレス作用。抗酸化作用。正常眼圧緑内障の視野欠損改善。

イチョウ葉エキスの有効成分は実の銀杏ではなく、葉に由来する。有効成分として、特にフラボノイド類とテルペン類が重要である。たとえば、テルペン類の1 つ、ギンコライドB は、PAF(血小板活性化因子) を阻害することで抗凝固作用(血栓をできにくくする作用) を発揮する。また、フラボノイド類は、虚血による酸化的障害を抑制し、過酸化脂質の生成を抑制。

痴呆には、脳血管障害による痴呆と、アルツハイマー型痴呆があり、イチョウ葉エキスは、両方のタイプの痴呆に効果が認められている。

まず、ドイツでの臨床試験では、216人の痴呆患者に対して240mgのイチョウ葉エキスが24週間にわたり投与された結果、アルツハイマー型痴呆および脳血管性痴呆の両方が改善し、特に問題となる副作用は認められていない。

1日あたり120~240mg を2~3 回に分けて服用。 6~8週間程度、継続したあとで効果を判断する。

なお、日本におけるイチョウ葉エキスは、品質にばらつきが認められる。適切な品質のサプリメントは、22~27% のフラボノイド配糖体と5~7%のテルペン類を含む。 また、アレルギー物質であるギンコール酸は除去され、5ppm未満とされている。
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大豆イソフラボン

大豆には、女性ホルモン様の作用をもつ大豆イソフラボン類が含まれており、更年期障害の症状や、閉経後に生じる生活習慣病の予防に効果が期待されている。現代人女性の強い味方として脚光を浴びているポリフェノール。更年期症状の緩和、骨粗鬆症の予防などの目的で使われる。

特に更年期障害に伴う症状の予防と改善。コレステロール値低下作用。骨粗鬆症の予防と改善。抗酸化作用や抗ガン作用。 大豆には、ダイジン、ゲニスチン、グリシチンといったイソフラボン配糖体と、それらのアグリコンであるダイゼイン、ゲニスティン、グリシティンなどのイソフラボンが含まれている。

なお、配糖体とは、糖の一定部分の水酸基(-OH) と糖でない分子(アグリコン) が脱水縮合(H20 が抜けて結合) した構造を有する化合物の総称である。アグリコンとは、配糖体の非糖質部分をさす。大豆イソフラボンは、女性ホルモンの受容体である体内のエストロゲン受容体に結合することで効果を示す。

なお、受容体とは、細胞に存在し、ホルモンなど生理活性物質を認識して、その作用を伝えるタンパク質である。エストロゲン受容体(ER) には、α(E Rα)とβ(ERβの2 つのタイプがあり、イソフラボンは、ERα)よりもERβに対して高い親和性(結合のしやすさ) を示す。大豆イソフラボンには、弱いエストロゲン作用および弱い抗エストロゲン作用の両方があるという。この相反する作用は、ERに対する親和性が、大豆イソフラボンと内在性エストロゲンとで異なっていることによる。一般に、過剰のエストロゲンを原因とする疾患では、イソフラボンがE Rに結合して抑制的に作用するため、症状の改善が期待できる。

逆に、更年期障害や閉経後の骨牌症などエストロゲンの低下による病態では、イソブラボンがERに結合して弱いエストロゲン作用を示すことによって、効果が得られる。これが、サプリメントのイソフラボンが「女性ホルモンが過剰のときにはその働きを抑制し、逆に女性ホルモンが少ないときにはその代わりにホルモンとして働く」と説明されるしくみである。 その他、イソフラボンには、抗酸化作用や抗動脈硬化作用、抗ガン作用、コレステロール低下作用、骨粗軽症予防効果などがある。

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EPA/DHA

エイコサペンタエン酸(EPA) はドコサヘキサエン酸(DHA) とともにイワシやサバなどの青魚油に多く含まれる多価不飽和脂肪酸の1つ。コレステロール値や中性脂肪値を下げ、生活習慣病を予防するとして、注目されている成分。 血液を固まりにくくして血栓症を予防する作用がある。

高脂血症を改善し生活習慣病を予防する作用。精神神経症状を改善する(気分を改善する)作用。動脈硬化の改善などに効果がある。

EPA はDHA と同じく、n-3脂肪酸に分類される多価不飽和脂肪酸である。n-3脂肪酸の摂取量が多いグリーンランドの住民の間では、動物性脂肪の摂取が多いにもかかわらず、心臓病(冠動脈疾患)がほとんど認められないというデータから、n-3脂肪酸が綿状硬化(動脈硬化) を予防するのではないかと注目された。 基礎研究では、脂質代謝の改善、血液凝固異常の改善が示された。EPAは、血液の粘度を低下させ、赤血球の変形能を高めることにより血液を固まりにくくして、脳梗塞や心筋梗塞などの血栓症を予防する。

そのため、大量に摂取すると出血しやすくなると考えられるが、実際に問題となったケースは報告されていない。 EPAの高脂血症に対する効果は、DHAも含めたn-3脂肪酸の作用として検証されてきた。これまでの研究報告をまとめると、1日あたり4g以下のEPAとDHA を摂取する場合、LDL(悪玉) コレステロール値を5~10%低下させ、中性脂肪値も25~30 % 引き下げる効果がある。

ある臨床試験では、EPA 600mg とDDHA260mg を高脂血症傾向のある被験者に12週間投与したところ、中性脂肪値の低下が認められた。また、糖尿病患者を対象にした臨床試験では、1日あたり 1800mgのEPA投与によって、総頸動脈の肥厚が改善したという。

また、EPA がうつ病や統合失調症に効果的とする研究があり、注目されている。1日あたり2gのEPA を2週間、従来の抗うつ治療と併用した結果、うつ状態の改善が認められたという。しかし、EPA 自体の抗うつ作用については、さらに検証が必要である。 サプリを摂取するにあたり、短期間では効果が期待できないので、継続して利用する。なお、EPA やDHA はイワシやサバなどの青魚に多く存在する。また、マグロの眼球近くの脂肪組織にも豊富に含まれている。特に精製した成分でなくても効果は期待できる。ただし、EPA は酸化しやすいので、信頼のできる製品を選ぶjことが大前提となる。

血栓の予防にEPA・DHA

フィーバーフュー

フィーバーフュー(夏白菊) は、欧米で何世紀にもわたり、利用されてきた伝統的なハーブである。伝統医療では、さまざまな疾患・症状に用いられてきたが、現在では、頭痛、特に慢性的な偏頭痛の予防のために利用されている。

効能、効果は、偏頭痛の予防。偏頭痛の発作回数の減少作用。 有効成分はセスキテルペン・ラクトン類と考えられ、フィーバーフューの葉に存在する。39種類以上の成分が見つかっており、それらが共同して働くことで、効果を発揮すると推測されている。

しかし、偏頭痛の予防に関して、詳細なメカニズムは、わかっていない。基礎研究では、血小板凝集抑制作用、血小板からのセロトニン放出抑制作用、抗炎症作用、血管攣縮抑制作用、抗ヒスタミン作用、血管内皮細胞保護作用などが示されてきた。 フィーバーフューの偏頭痛に対する効果に関して、欧米では数多くの臨床試験が報告されている。

ほとんどが鎮痛剤の使用で副作用を気にしながら対処療法となっている人が多い。

それらの結果を総合的に判断すると、フィーバーフューは、偏頭痛の予防および発作回数の減少に効果があるといえる。たとえば、偏頭痛予防薬としての効果を検証した臨床試験では、147人を対象に、フィーバーフューが12 週間投与された。その結果、1ヶ月に4回以上の偏頭痛を認める患者群において、予防効果が認められたという。また、72人を対象にして、ィーバーフューを4ヶ月間毎日投与した臨床試験では、対照群に比べて、フィーバーフュー投与群における効果が報告された。その他、複数の臨床試験において、効果が示されている。

フィーバーフューで片頭痛を緩和、予防する

アサイーベリーが目のトラブルに効果

年齢とともに、日が疲れやすくなった、文字が見えにくくなった、読書や運転を長時間するのがつらくななってきた、と訴える人は増えていきます。

これは老眼の初期症状ですが、ほかにもかすみ目、まぶしさなどの症状を感じることが多くなりまはくないす。こうした症状を訴える白内障も目の老化によるもので、加齢により誰にでも起こる病気です。

では、こうした目の老化を防ぐ手立てはないのでしょうか。実は近年、視力回復や全身の老化防止に役立つと、ある栄養成分が注目を集めるようになりました。それが、「アントシアニン」と呼ばれるポリフェノール(植物の色素成分) の一種です。

さらには、ずば抜けたアントシアニン含有量を誇る「アサイーベリー」という果実が今、脚光を浴びています。アサイーベリーはヤシ科の植物で、南米・ブラジルの熱帯雨林で収穫されています。

成熟した実は濃い紫色をしていて、ペリー系の果実とチョコレートをブレンドしたような味がします。アメリカ・ブランズウィック研究所の調査によると、アサイーベリーはブルーベリーの約4.6倍ものアントシアニンを含み、ブドウやチェリーなど、ほかの果物と比べてもアントシアニンの含有量がずば抜けています。

そのため、「自然がもたらしたパーフェクトフード」とも呼ばれています。

では、なぜアントシアニンが目に効果的であるかを紹介します。

  1. 抗酸化作用で目の老化を防ぐ
  2. 目の血行を改善する
  3. ロドプシンの再合成を促進する
アントシアニンにはいくつかの種類があります。

アサイーベリーの場合は、デルフィニジンとシアニジン( アントシアニジン) という成分の含有量が飛び抜けています。特に分子量の小さいシアニジンは、目の毛細血管、水晶体、網膜との相性がよく、吸収されやすいことから、目のかすみ、ぼやけ、眼精疲労に素早い働きが期待できます。

事実、アメリカの3大学で行われた共同研究では、アサイベリーの果実と精製したアサイーベリージュースを人に投与したところ、数時間でアントシアニン(シアニジン3-0グルコシド) の血中濃度が高まり、それぞれの血漿抗酸化量も増加。

一方、尿中の抗酸化物質の容量や血血中の尿酸濃度などには変化がなかった、という臨床結果が発表されています。

すなわち、アサイーベリーのアントシアニンは、飲むと「素早く血中に行き渡り、長く留まる」ことがわかったのです。こうした特性から、アサイベリー
は、パソコン作業や車の運転で長時問、目を酷使する人にも愛用者が多いのです。


もちろん、アサイーベリーは、中高年の視力の衰えの改善にも有望です。また、水晶体の濁りを防ぐことで、老眼の進行に歯止めをかけ、白内障などの眼病の発症を抑制する効果も期待できるでしょう。愛用者の中には、「老眼の進行が止まっている」「飛蚊症の症状が消えた」「白内障の手術を回避できた」「緑内障の眼圧が安定した」という人もいます。

目は一生つきあっていくものですから、長期的なケアで老化対策をしていくことが大切です。紫外線から守るには、UV加工されたサングラスの使用も有効です。体の中からは、アサイーベリーでケアを続け、良好な視野を維持してください。日本ではまだ、アサイーベリーの果実を入手するのは難しいようです。

アサイーベリーの有効成分を効率よく摂取するには、健康食品やサプリメントを活用するとよいでしょう。
アサイーベリーの3大眼病への効能、効果

ローヤルゼリー

ローヤルゼリーは蜜バチの体内で合成され、咽頭腺(唾液腺に相当) などから分泌されるクリーム状の物質である。

ローヤルゼリーを与えられた幼虫だけが女王バチになることから、その働きが注目されるようになった。

なお、ローヤルゼリーは、プロポリスや蜂蜜とはまったく異なる物質であ
る。

効能、効果は、抗腫瘍作用。免疫賦括作用。脂質代謝改善作用。コレステロール値低下作用。血圧降下作用。動脈硬化予防作用。性中枢老化防止作用。創傷治癒促進作用。放射線および化学療法の副作用軽減作用。抗炎症作用。抗疲労効果。抗うつ作用。

ローヤルゼリーには、各種のビタミンやミネラル、アミノ酸、植物ステロールなどが豊富に含まれている。また、ローヤルゼリー特有の成分として、デセン酸(10-ヒドロキシー2 -デセン酸、10-HDA) という脂肪酸がある。さらに、ロイヤリシン、ロイヤラクチン、アピシンといった特有のタンパク質も存在する。ローヤルゼリーの多彩な効果は、これらの成分が協同して働くことで得られると考えられている。


まず、コレステロール低下作用に関して、5 つの臨床試験が報告されている。

合計133人の被験者を対象にして行われたこれらの研究では30~150m g のローヤルゼリーが投与され、いずれもコレステロール低下(平均34mg/dl低下)という効果が示された。

ただし、実験手法があまり厳密ではないという問題点が指摘されている。

次に基礎研究では、脂質代謝改善作用やコレステロール低下作用が報告されている。
動脈硬化を促進するような実験食を与えられた実験動物では、ローヤルゼリーを投与することで動脈硬化が抑制されたという。抗腫瘍作用に関しては、多くの基礎研究が報告されてきた。

高血圧改善作用としては、高血圧患者30人を対象にした臨床試験において、血圧の有意な改善が認められた。

さらに、糖尿病の実験動物に投与したところ、炎症を抑える効果が示された。しかし、血糖値には影響がなかった。高脂肪食誘発肥満マウスにおいてローヤルゼリーの抗肥満効果を検証した実験では、膵リパーゼ活性の抑制、体重の減少傾向や子宮傍脂肪組織重量の有意な減少、中性脂肪値の低下が示された。

その他、免疫系への作用も示されている。たとえば、過敏症モデルマウスにおける抗アレルギー作用や、特定物質の感作マウスにおけるアレルギー反応抑制作用が報告された。

ローヤルゼリーの詳しい効能はこちら

レッドクローバー

レッドクローバーは、女性ホルモン様の働きをするイソフラボン類を含み、女性特有の症状を改善するハーブとして注目が集まる。和名はアカツメクサといい、赤紫色の花をつける。日本でよく見られるクローバーは、白い花を咲かせるシロツメクサである。

有効成分は、ダイゼインやゲニスティンといったイソフラボン類、クマリン誘導体、揮発油などである。特に、イソフラボン顆による作用が注目されている。イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲン様の作用をもち、女性特有のさまざまな症状の緩和に有用と考えられる。

更年期を楽に過ごしたい!

女性では、加齢によってエストロゲンが減少したりストレスによってホルモンバランスが不安定になったりして、生理不順や月経前緊張症、更年期障害などさまざまな症状が現れる。これらの症状の改善に、植物性エストロゲンであるイソフラボン類の作用が期待されている。 レッドクローバーの効果を検証した臨床試験がいくつか報告されている。たとえば、2001年にオーストラリアの病院から発表された研究では、46人の閉経後の女性に対してレッドクローバー由来のイソフラボンが6ヶ月間投与された結果、HDL(善玉) コレステロール値の上昇、アポリボプロティンBの減少が認められ、脂質代謝を改善することが示された。

また、骨密度も増加しており、骨粗軽症に対する効果も示唆されている。しかし、効果が明らかでないとする臨床試験もある。

たとえば、ある研究では、更年期障害の症状の1つである「ほてり」に対して、51人の女性に40mgのレッドクローバーを投与したが、有意な効果は認められていない。 また、閉経後の女性37人に対して4~160mg のレッドクローバーを12週間投与したところ、「ほてり」の症状は減少したが、プラセボ(偽薬) 群と有意な差は認められなかった。臨床研究の中には、投与期間が短すぎたり対象人数が少なすぎたりして有意な結果が認められないケースも考えられる。長期投与における効果と安全性を明らかにするために、さらなる研究が必要と考えられる。

レッドクローバーには女性ホルモンに似た働きをもつ成分が含まれている

レシチン

レシチンとは、肝臓をはじめとして脳や神経組織脂肪酸と1分子のコリンリン酸が結合した構造をしており、ホスファチジルコリンとも呼ばれる。レシチンは、神経伝達物質であるアセチルコリンのもとになる物質である。
また、脂質代謝を正常に維持し、肝臓を保護する働きももつ。

コリンが欠乏するとコリンを含むリン脂質が合成されず、肝臓で作られた脂肪を肝臓外へ移送できなくなり、脂肪肝を生じる。脂肪肝はこちら
コリン欠乏が肝ガンを誘発するという研究もある。その他、コリン欠乏がもたらす障害としては、成長抑制や不妊症、高血圧、腎不全、記憶障害などが知られている。コリンは非常に重要な栄養素であるが、適切な食事を摂っている場合には欠乏することはまずありえない。

サプリメントでレシチンを摂ることによるメリットとして、肝臓および脳に対する作用が考えられる。
レシチンは、アルコール性肝障害やウイルス性肝炎などにおいて肝機能を改善する。レシチンから作られるコリンは肝臓での脂質代謝において必須である他、コリンとは別の経路においてレシチンが肝機能を保護する作用をもつ。

基礎研究では、レシチン投与によって、アルコール性肝障害に伴う肝臓の繊維化や肝硬変が予防できたというデータがある。また、肝毒性のある物質や肝炎ウイルスによる肝障害に、レシチンの効果が報告された。イギリスでの臨床試験では、C 型肝炎患者にレシチンを投与すると、症状が有意に改善し組織学的にも改善が認められたという。
レシチンには、アルツハイマー型痴呆や脳機能異常に伴う認知障害に対する効果も期待されている

なお、レシチンは、末梢組織からコレステロールを取り除く際に作用するLCAT という酵素に必要な成分である。しかし、レシチンを摂取することで、コレステロール値低下作用が得られるのか、明確なデータはまだない。

肝臓と脳の働きを良くするレシチン | 100種類のサプリメントの効能と効果

霊芝

霊芝は、サルノコシカケ科に属し、マンネンタケ、門出茸、仙草、吉祥葦などたくさんの別名をもつ。広葉樹の枯木などに生える珍しいキノコであり、中国医学では伝統的に利用されてきた0 これまでに数多くの基礎研究によって、霊芝による抗ガン作用が示されてきた。ただし、臨床試験のデータは十分とはいえない。

効能、効果は、ガンの予防や治療効果。免疫賦活作用。高血圧や糖尿病、高脂血症といった生活習慣病の予防や改善。メラニン合成抑制作用。

有効成分として、β-Dグルカンなどの多糖類や、ガノデリン酸などのトリテルペン類が豊富であり、免疫賦活作用や抗ガン作用を示す。また、ヘミセルロースという食物繊維にも抗ガン作用がある。
もっとも生物活性が高いのは、多糖類とトリテルペン類であるとされる。たとえば、β-Dグルカンは、基礎研究において、免疫担当細胞であるマクロファージを刺激し、TNFα(腫瘍壊死因子α) やIL(インターロイキント10といった物質の産生を促進することが報告されている。また、培養菌糸体から分離されたテルペン顆は、肝ガンを抑制する作用が示されており、これは、ガノデリン酸の働きであると推測されている。その他、エルゴステロールやクマリン類、精油成分など多くの成分が同定されている。霊芝による効果として、血小板凝集を抑制する作用や、高血圧を改善する作用などが示されてきた。

動物実験やヒトのガン細胞を対象にした基礎研究では、霊芝による免疫賦活作用、抗ガン作用、高血圧改善作用、抗ヒスタミン作用などが数多く報告されてきた。
さらに最近では、霊芝の有効成分がどのようなメカニズムで作用を発揮するのかについての基礎研究も盛んに行われており、霊芝による細胞内情報伝達経路についても明らかにされつつある。日本の主要な医学関連学会で報告された研究では、霊芝の抗腫瘍効果、血糖値上昇抑制効果、放射線防御効果、抗酸化活性、慢性感染症に対する効果、メラニン合成阻害作用、マクロファージ活性化作用、血圧上昇抑制作用などが示されてきた。しかし、医学的な評価の対象となる臨床試験は、まだ十分とはいえない。
なお、欧米の医学専門誌に報告された症例として、霊芝を含むキノコ類と大豆イソフラボンのサプリメントによって、前立腺ガンに対する効果を認めたという研究がある。

ルテイン

ルテインおよびゼアキサンチンというカロチノイド系ファイトケミカルは、目の網膜を保護し、老化に伴う目の病気を防ぐ成分である。網膜の病気である黄斑変性症を防ぎ、白内障にも効果がある。

効能、効果は網膜変性症(加齢黄斑変性症)の予防。白内障の予防。

植物成分、ルテインの効能・効果

網膜は目の一番奥にあり、そこに到達した光の刺激を神経の信号に変える働きをもつ。
網膜には、光や色を感知するための視細胞が存在する。ものを見る機能においてもっとも重要な役割を果たしているのが黄斑である。
網膜に存在する黄斑は、視野の中心にあたる場所で、視細胞がたくさん集まっている。黄斑が老化とともに障害される病気が、「加齢黄斑変性症」。黄斑変性症の初期の症状は、ものがゆがんで見えることなどで、さらに障害が進むと、視力の低下が起こり、失明の原因ともなる。

黄斑変性症は、65歳以上の高齢者における失明や視力障害の主な原因の1つである。ルテインは、ホウレンソウやコーン、カボチャ、卵黄などに含まれる黄色の色素であり、また、体内では主に網膜に存在する。ルティンとゼアキサンテンは、紫外線を吸収し、活性酸素の害を抑制する作用をもつ。

網膜には35~120mgのカロチノイド(ルティンとゼアキサンチン)が存在する。ルテイは網膜全体に分布するが、ゼアキサンチンは黄斑このみ存在する。
これらのカロチノイドは、入射してきた光のうち有害な短波長の光線を吸収する作用をもつ。

そして、抗酸化作用により、活性酸素による網膜の変性を抑制するのである。紫外線は、角膜や水晶体で吸収され、網膜には到達しない0 しかし、可視光線は網膜に達し、その一部が網膜に障害を与える。網膜に存在するルティンとゼアキサンチンは、その有害な可視光線を吸収するとともに、網膜に対する酸化障害を防ぐのである。

目の水晶体(レンズ) が加齢や紫外線の影響で酸化され濁ると白内障となる。
そして、ルティンとゼアキサンチンは、白内障の予防にも効果を発揮することが知られている。

1994年に、『米国医師会ジャーナル』に発表された研究では、各種のカロチノイドを摂取すると黄斑変性症のリスクが減少することが示された。この研究は、眼科を専門とする5つの治療施設において356人の高齢者を対象に行われた。
そして、カロチノイドの中でも特にルティンとゼアキサンテンの摂取が多いほど黄斑変性症が予防できることが示された。

ルティンやゼアキサンチンといったカロチノイドの量が少ないと、加齢に伴う黄斑変性症を起こしやすくなる。そこで、ルティンをサプリメントとして、毎日30mgを140日間にわたり投与し、その効果を見た研究が米国から報告された。それによると、投与開始から20~40 日後に黄斑の色素量が増加し始め、投与を中止したあとも40~50 日間、黄斑の色素の増加が持続したとされている。このことから、サプリメントを用いて網膜のカロチノイドの量を増やすことも可能といえるだろう。さらに、ルティンをサプリメントとして30mg摂取したときの効果も示されている。