ガン退治ジュースは季節や症状に合わせて変える

私はガンを発症して以来、20年にわたって星野式ゲルソン療法を続けてきました。その星野式の基本ともいえる7種の野菜と果物で作るガン退治ジュースの飲用を、私はガンの発病から現在に至るまで、毎日欠かしたことはありません。
ガンと診断された当初は、ガン退治ジュースを1日1200~1800 c飲んでいました。ガンを克服した今でも、1回300~400ccずつ3回以上飲むのが日課です。
では、ガン退治ジュースの作り方をくわしく桁介しましょう(左舛-の図参照)。ガン退治ジュースの材料は、ニンジンとレモン、リンゴ、ジャガイモ、コマツナ、キャベツ、ピーマンの7 種類が必要です。生の野菜と果物を使うので、できるだけ無農薬や減農薬のものを選び、使う前によく洗いましょう。

基本的には、材料は皮をむかずに使います。例外として、レモンは皮に苦みがあるので、皮をむきます。また、抗ガン作用のある生のジャガイモは、必ず毒性のあるのある芽の部分を取り除きます。
そして、分量どおりを、ジューサーの口に入るように適当な大きさに切って、ジューサーにかけます。ただし、入手した材料が無農薬や減農薬でない場合は、皮を必ずむいてください。
コマツナとキャベツ、ピーマンの3種類については、季節によって種類を変えたり、足したりしてもいいでしょう。例えば、アシタバやオオバ、カブの葉、セロリ、チンゲンサイ、ハクサイ、パプリカ、ブロッコリーの茎などはおすすめです。
できるだけ旬のもので、地元でとれたものを使うのが理想的です。手に入るなら、ハープ(ミントやパセリ、レモンパームなど)も加えると香りがよくなります。ハープは、そのままジューサーに入れると混ぎりにくいので、ほかの野菜に巻いて使うといいでしょう。
ガン退治ジュースの材料に向かないのは、ニラやホウレンソウ、ナスなどアクやにおいがきつい野菜です。ただし、サラダ用のホウレンソウなら問題はありません。モロヘイヤやオクラ、ツルムラサキなど粘りの強い野菜も、ジューサーで混ざりにくいので、避けたほうがいいでしょう。

また、ジューサーに材料を入れる順番もすごく大切です。ニンジンの後に必ずレモンを入れ、青菜などは最後に入れてください。
ニンジンには、青菜などに含まれるビタミンCを破壊する酵素(化学反応を助ける物質)が含まれています。しかし、ニンジンにレモン汁を加えると、その酵素が働かなくなるのです。具体的には、ニンジン→ レモン→ リンゴ→ ジャガイモ→コマツナ→ キャベツ← ピーマンの傾で入れていきます。ミキサーを使うと、材料の固形物も全ていっしょに混ぎってしまうため、ガン退治ジュースを作る場合は、ジューサーの使用をおすすめします。

出来上がったガン退治ジュースは、よくかき混ぜて酸化(酸素と結びつくこと)しないうちに、できるだけ早く飲みましょう。
外出先で飲む場合は水筒に入れ、2~3時問以内に飲んでください。ガンを発症した後に、定期検診でガンの転移や再発が見つからなかった場合いは、断して食事療法をやめてしまう人が少なくありません。しかし、食事療法を中断したことが原図で、ガンを再発した人は多いのです。ガン退治ジュースの飲用をはじめ、食事療法は一生涯かけて続けていくことが何より大切です。

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