乳酸菌は大腸がん以外にも胃がんや乳がんにも

乳酸菌が免疫力(体を病気から守る力)を強めるしくみには、腸が大きくかかわっています。だからといって、乳酸菌は大腸ガンだけに働くわけではありません。乳ガンや胃ガンなど、さまざまなガンの治療に乳酸菌を活用しています。
すると、1~2ヶ月で症状が改善する患者さんが多数いらっしゃいます。乳酸菌には、形が棒状のものと球状のもの の2種類があります。市販のヨーグルトに含まれるビフィズス菌などは、球状のものになります。棒状にも優れた働きはありますが、免疫力を強める働きに関しては、棒状の乳酸菌よりも球菌のほうが強力といわれます。
しかも、球菌は棒状の乳酸菌に比べて大きさが約5分の1と小さく、同じ量をとった場合、一度に大量の菌を体内に摂取できるのです。
乳酸菌(EF-621K菌)も、球菌の一種です
乳酸菌は生菌よりも死菌のほうが、より効率よく大量にとることができると述べました。
乳酸菌の粉末食品をとってもらっていますが、これは熱処理して乾燥させた死菌を、粉末状にしたものです。

球菌で、しかも死菌ですから、より大量に摂取することができ、免疫力を強める力も大きいというわけです。この乳酸菌の粉末食品が、どれくらい免疫力を強めるかを調べた実験があります。まず、乳酸菌の粉末食品が、TNFの産出をどの程度増やすのかを加調べました。TN Fは、免疫を担う自H人皿球の一鎌性であるマクロファージ(大食細胞)が作り出すサイトカイン(生理活性物質) です
。この量が多いほど、マクロファージが活発だということになります。2本の試験管にそれぞれマクロファージを入れ、1本には乳酸菌の粉末食品を、もう1本には病院で使っている免疫賦活剤を添加。そして数時問後、それぞれのTNF産出量を比べました。
すると、乳酸菌の粉末食品のTNF産出量は、免疫賦活剤のそれと同程度か、より以上の値を示しました。すなわち、乳酸菌の粉末食品は、ガンの治療薬並みか、それ以上にマクロファージの働きを強めることがわかったのです。また、ネズミを用いた実験でも、乳酸菌の粉末食品にはガンの増大を抑える働きが認められました。中には、乳酸菌の粉末食品によって、ガンゆが治癒に向かった、箋スミもいたそうです。このように、乳酸菌の粉末食品に免疫力を強める働きのあることは、専門家による実験で実証されているのです。

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