我が家には、中学校に通う子供が2人います。実は、子供たちには幼いころから、私の年齢を、実年齢から7~8歳ほど差し引いて教えていました。
それまではなんとか通用していたのですが、肌に年齢が出てきたため、40代前半で通すのはさすがに苦しくなってきたのです。
なんとかしたい一心で、酢トマト を食べ始めました。幸いにも、実家の母が畑でトマトを作っており、旬の時期は毎日のように、新鮮なトマトを人手できました。
酢トマトの作り方は、まず、中玉のトマト2個をよく洗って水気をふき、へたを取って8等分に切ります。次に、空き瓶に、黒砂糖大さじ2杯を入れます。黒砂糖がないときには、ハチミを大さじ2杯入れました。
そして、黒酢180mgを入れてはしで軽くかき混ぜ、トマトをドサッと入れます。瓶にふたをして、冷蔵庫に保存し、一晩おいたら完成です。
酢トマトは甘酸っぱく、二晩ぐらいおくと、トマトのうまみが出て、さらにおいしくなります。こうして私は1日2回、朝食と夕食に酢トマトを食べるようにしました。
私だけではなく、子供たちも「トマトのピクルス」と呼んで喜んで食べるため、2日ほどですぐになくなります。最後に残った酢は、ヨーグルトに混ぜて食べました。これもとてもおいしく人気のデザートになりました。
なくなったらすぐに酢トマトを作り、なるべく冷蔵庫に常備するようにしました。 間に合わないときは、トマトジュースを飲みました。 トマト酢の効能は、まず、疲労回復はてきめんです。ヘロヘロに疲れていても酢トマトを食べると熟睡でき、翌日にはケロリと回復します。
この効果は子供たちも実感しているようで、酢トマトがハードな部活動を支えてくれている気がします。それから、美肌の効果も即効で現れました。酢トマトを食べるようにななてわずか4日後に、肌にしっかりとした弾力を実感したのです。
たるみが目立っていた目の下や口の周りの肌に、ハリが戻りました。ファンデーションの伸びも明らかに違います。なんの 突っかかりもなく、スーっと伸びるのです。 また、乾燥肌が改善しました。以前は、年に数回、体じゅうの肌がバリバリになるぐらいの乾燥肌に悩まされていましたが、酢トマトを食べるようになってからは保湿クリームいらずです。
以前より肌がしっとりと潤い、ふっくらした肌質が戻ってきて、うれしい限りです。気づくと、目尻にあった数本の細い小ジワも目立たなくなっていました。
それどころか、酢トマトを食べるようになって3ヶ月が過ぎたころには、くっきりと刻まれていた首の横ジワと縦ジワが、薄くなってきたのです。
目尻や首のシワが目立たなくなつたおかげで、顔の印象がうんと若返りました。シワがいかに老け顔の印象をもたらしていたかを痛感したものです。
不思議だったのは、ひざの痛みが軽減したことです。実は、2年前からひざが痛むようになり、物につかまらないと立ち上がれないほど悪化していました。
そんなひざ痛が、酢トマトを食べ始めて半年後には、自力で立てるぐらいにまで改善したのです。 この間に始めたことといえば、酢トマトだけです。
夏パテせずに済んだことも、きっと酢トマトのおかげだと思います。以前に増して、活発になった私を見て、夫や子供たちは「最近、お母さんはパワフルだね」としきりに感心しています。年齢のごまかしがいつまで通用するか、酢トマトの力を借りながら、これからも楽しんでいくつもりです。
トマトには、クエン酸やリンゴ酸など、疲労回復に有効な酸味成分が多く含まれています。同じく、酢酸やクエン酸などを含む酢と、トマトは、血行促進と疲労回復をもたらす最強コンビです。
トマトのリコピン(赤い色素)やビタミンCは、紫外線の書から肌を守り、コラーゲン(繊維状のたんばく質) の生成をさかんにします。 また、ひざ痛が改善したのは、血行促進作用と、炎症を引き起こす活性酸素(病気と老化の元凶物質) を除去するリコピンの働きによるものと考えられます。
]]>そのときに、「夏休み中にやせます」といってしまったのです。ところが、ラッキーなことに、そのときの面談の講師が、トマからさわトダイエットを考案した先生でした。先生自身、トマトで16kgやせたことがある、ダイエットの成功者だったのです。 そんな先生のアドバイスを受けて、私は、夏休み中にトマトダイエットを実行することにしました。私がやったのは、夕食時にトマトを食べるという、いたってシンプルな方法です。夜にトマトを食べることで、新陳代謝が高まるのだそうです。
トマトといっても、生のトマト以外に、加工品でもいいということでした。 トマトジュースはもちろん、ケチャップやトマトピューレなどで代用できるというのです。実をいうと私は、生のトマトが苦手でしたが、トマト料理の中で唯一好きなのが、トマトスープです。
先生の話では、トマトを温めると、有効成分のリコピン(赤い色素) の吸収がよくなり、ダイエット効果がより高まるそうです。「これだ! 」と思い、私は、トマトスープでダイエットをすることにしました。 作り方はまず、トマトジュース280ccを鍋に入れて火にかけます。沸騰させた後に顆粒のコンソメ小さじ1杯を加えて混ぜ、一煮立ちしたらできあがりです。
ときには、白味噌を小さじ1杯を加えることもありました。白味噌を加えるとこくが出て口当たりがよくなります。
また、コンソメを入れた時点で豆腐、キノコ、キャベツ、あらかじめ湯通しした豚肉などを加えて具だくさんのスープにするのもおすすめです。 こうして自己流トマトスープを毎日、夕食に食べるようにしました。具のないスープのときにはご飯と肉と魚などを料理したおかずをいっしょに食べ、具だくさんのスープを作ったときには、そのスープをメインに食事をとりました。
工夫するだけで、全く違う味わいになるので、飽きる心配もなく、楽しくダイエットできました。 そして、2週間を過ぎたころから、顔じゅうにあったこキビが1つ、2つとへってきたのです。多いときには、20個以上あったと思います。そんなこキビが、最終的にはきれいに消えてなくなり、 こキビとこキピ跡でボコボコだった肌が、ツルツルになったのです。
その変わりようは凄まじく、顔なじみの美容師さんが「どうしたの? きれいになりすぎ! 」と驚いたほどです。 一方、ダイエットも順調に進みました。1ヶ月で2kg、翌月にさらに2kg、そして翌々月には1.5kgへったのです。 もともと51.5kgあった体重が、5.5kgヘり、46kgになりました)。
ポッコリ出ていたウェストにくびれができて、ほおのたるみも取れました。 ぽっちゃり体型をしていた私は、一見、おばちゃんみたいで学生には見えなかったと思います。それが、夜トマトダイエットのおかげで、周りの友達と同じように、女の子っぼくなることができたのです。やせた直後は、ほとんどの人がバッと見ただけでは私とは気づかなくて自分でも驚きました。これで、体型のコンプレックスを克服できそうです。もっとスリムになるため、今も、1週間のうち半分は、夕飯にトマトスープを食べています。
最近、超簡単なトマトスープ考案しました。トマトジュースにコンソメを混ぜて電子レンジに1分ほどかけたら完成です。これなら、より手軽に続けることができそうです。 トマトは、低カロリーでじゅうぶん満足感を得られるので、ダイエットには最適です。しかも、トマトには、赤い色ベータ素のリコピンをはじめβ力ロテン(黄色の色素)、ビタミンCなど、強力な抗酸化作用(病気や老化の元凶物質である活性酸素を除去する働き) を持つ有効成分が豊富です。二キビが出なくなったのは、抗酸化作用で炎症が抑制され、さらにビタミンCのコラーゲン(繊維状のたんばく質) の生成の促進効果や皮膚の粘膜を保護する働きも影響したのでしょう。 にきびなどで悩む人の中には、洗顔料などにばかりお金をかける傾向が強いのですが、中から綺麗になるように目を向けると早い段階で悩みが解消するでしょう。
]]>ところが、このイボが、気になっていじるうちに、2つ、3つとどんどんふえていったのです。多いときは、5個以上あったと思います。 イボは、小指だけにとどまらず、隣の薬指までに広がってしまいました。 直径1mmのものもあれば、直径2mmほどに大きくなってしまったイボもありました。
そしていつの問にか、左足のひぎ小僧にもイボができてしまったのです。 ひざ小僧のイボも、元は小さかったのですが、できたところがよくありませんでした。ちょうどズボンでこすれる部分だったため、イボは何度も傷つき、みるみるうちに黒ずんでいき、直径1.5cmほどのイボになってしまったのです。
もちろん、皮膚科の医師に何度も診てもらいました。麻酔手術で切り取ったり、液体窒素をかけたりして、イボ取りの治療をくり返し受けましたが、取っても取っても、数ヶ月後にまたイボが出てくるのです。 20代になってからは、病院に行かなくなりました。
どうやっても取れないイボにイライラを募らせる一方で、私はすっかりあきらめモードになっていたのです。そんなイボがすっかり取れたのは、5年前のことです。それは思いがけない形でやってきました。その年、私は、仕事で中国の天津という都市に駐在することになりました。 日本にいたとき、朝食はパンと不ルールジュースが定番で、中国に渡っても朝食だけは日本と同じ習慣にしたかったので天津にはフレッシュなジュースがありませんでした。 代わりになりそうなものといえばトマトジュースでした。 日本製のトマトジュースが手に入りました。 それ以後、毎日トマトジュースを飲みました。味付けは無添加でトマトのみを飲みました。 こうして、たまたま飲み始めたトマトジュースが、思いがけない効果をもたらしてくれたのです。
まず、トマトジュースを飲み始めて間もなく、肌の血行がよくなりました。青白かった顔色に赤みが増し、見違えるほど明るくなったのです。不思議と、現地の知り合いから「お元気そうですね」「絶好調だなぁ」と、よく声をかけられるようになりました。 体も軽くなり、ひどい疲れを感じることが少なくなりました。思い返せば、中国に駐在していた間、一度も体調をくずしていません。そして、トマトジュースを飲むようになって半年ほどたった、夏のことです。ゴルフに出かけようと短パンをはいたとき、ひざ小僧にあったはずのイボがないことに気づきました。それまで長ズボンをはいていたので、気がつかなかったのでしょう。
あの大きな イボが、いつの間にかポロリと取れていたのです。ひざ小僧がツルリと一皮むけたように、イボがあった形跡もありません。 びっくりするやら、うれしいやらで、もしやと思って左手を確認してみると、複数あった指のイボもすっかり消えていたのです。 あんなに、しつこくつきまとっていたイボが消えた理由を何度も考えてみましたが、思い当たるのはトマトジュースを継続して飲んでいたぐらいで、それ以外は思い浮かびません。
15年間どうしても取れなかったイボが、こうもあっさり取れるなんて思いもしませんでした。日本に帰国して、実家を訪れたとき、母も驚いたようで、「イボがなくなっているじゃない! 」とすぐにいわれました。トマトジュースのことを話してみたところ、「そんな方法でねぇ」と、目を丸くして驚いていたものです。最初は、帰国H直後だったこともあり、中国でイボ取りの秘薬でも試したのかと思わず疑ったそうです。今でも、トマトジュースを飲み続けています。あれ以来、イボは一度も現れていません。
]]>私の体型は常に嘲笑の的でした。特に、同僚の女子社員には目障りだったようで、何度もいじめられ、つらい日々を過ごしました。何度もやせようと思いましたが、ストレスを抱えた状態ではダイエットに集中できず、長続きしません。
退職して時間の余裕ができたのを機に、本格的にダイエットに取り組むことにしました。こうして私が始めたのが、焼きトマトダイエットです。 以前、知り合いが「焼いたトマトでやせられるよ」と教えてくれたのです。焼きトマトダイエットのやり方は、焼いたトマトを食べるだけです。
私の場合、昼食に焼きトマトを食べるようにしました。 作り方は自己流です。中玉のトマト1個を半分に切り、フライパンに並べて、中火にかけます。このとき、油は引きません。 最初に、トマトの切り口を焼き、裏返してから皮のついた部分を焼きます。
だいたい1分ほどで、トマトの皮がクシャツと縮んできたら、焼きトマトの完成です。焼いたトマトは、びっくりするぐらいに甘みが増しておいしくなります。 また、生のトマトより腹もちがよくなるので、すごく助けられました。本来、焼きトマトダイエットは食事を抜く必要はないそうですが、次に就職に向けて、なるべく早く結果を出したかった私は、昼食に焼きトマトとキュウリを食べ、夕食は抜くことにしました。 朝は普通に食べます。 夜はコップに数杯の水を飲んで早めに寝るようにしました。
すると、翌日から体重が減っていきました。ダイエットが楽しくなってきました。 焼きトマトを食べるようになって1ヶ月後には体重がすとんと10kgも減っていました。 とにかくお通じがパンパンあるので、おなかの中がスッキリして爽快でした。
その後も、体重はへり続け、2ヶ月後には5kg、3ヶ月後にはさらに4kgやせ、合計で19kgのダイエットに成功したのです。 82kgあった体重は、63kgになりました。ブヨブヨだった体は、すっかり別人のようです。胸より出ていたおなかも引っ込みました。 横にドーンと張り出していたお尻は半分に縮み、むっちりとした二の腕もひとまわり細くなったのです。
以前は、 太ももの裏側にボコボコしたセルライト(皮下脂肪の塊)がありましたが、それもきれいになくなりました。また、首もとのたるみも消え、あごを引いても二重あごになりません。おまけに、重力が小さくなったおかげでしょうか、猫背が改善して、姿勢もよくなった気がします。 以前は、おなかでめくれ上がっていたT シャツも、すっとと着ることができます。また、お尻が人らなかったパンツや、バツンバツンだったジーパンも楽にはくことかできます。
小さかった洋服を着られたときには、とにかくうれしくて感激しました。しかも、やせたことで、いじめのトラウマ( 精神的外傷) から解放され、精神的に楽になったことも大きな喜びでした。 スリムになった後に採用試験を受けたところ、無事に合格して、新しい仕事が決まりました。今の職場はいじめもなく、気持ちのいい人たちばかりで、幸せな毎日を送っています。これまでにさまざまなダイエットに挑戦してきましたが、焼きトマトダイエットがいちばん私に合っていたようです。 現在は、朝食と夕食は普通に食べています。昼食は、キュウリをやめて、焼きトマトとお握り2個を弁当箱に入れて職場に持参しています。甘くておいしい焼きトマトは私の定番ランチです。
トマトを加熱すると、うまみ成分のグルタミン酸が増して、満足度が上がります。これが、摂取カロリーの抑制につながったのでしょう。 ただし、食事を抜く方法は体への負担が大きく、あまりお勧めできません。食事を抜くよりも、ミネラルを含むトマト1個でも食べたほうが、新陳代謝が上がるため、やせやすくなるはずです。 ちなみに、トマトの有効成分のリコピンは、油といっしょにとると効率よく吸収されます。また、ビタミンEとの相性もよく、ゴマとトマトの組み合わせもお勧めです。
]]>「これはおかしい」と直感した私は、ふらつく足取りでどうにか自宅に戻り、家族が手配してくれ救急車で病院に運ばれました。 原因は、脳出血。そして緊急入院を余儀なくされたのです。脳の病気とは晴天の霹靂。当時は毎晩のようにお酒を飲み歩いていましたから、病院にかかるなら肝臓の病気かな、なんて勝手に思い込んでいたのです。
病院のベッドに寝かされた私は、左半身がマヒして、寝返すら打てませんでした。 ウクレを弾くなんてことはできるずもなく、このときは何もでない。目分が、とにかく情けなて、やんなっちゃいました。でも、幸いなことに、処置早かったおかげで、手術は成功ました。 そ
してリハビリに跡毎日が始まったんです。そのときに始めたのが、トマトジュースを飲むこと。昔、人から「血液をサラサラにすには、トマトジュースがいいLと教えてもらったんです。妻に頼んで、無塩で100%のトマトジュースを病院に持ってきてもらいました。その1缶190ml入りのトマトジュースを毎朝起きたら飲むのです。
入院中は当然、歩行訓練やリハビリが毎日ありました。 退院後もトマトジュースとリハビリは続行。そのかいもあってしばらく残っていた手足のしびれが回復し、再びウクレレをひけるようになったのです。 以来、舞台でウクレレを弾くたびに健康のありがたさをしみじみ実感しました。
根が神経質ではないから、今でもお酒はちょいちょい飲んでいますが、お酒の量をへらしたり、軽く散歩をしたりして、自分なりに健康に気遣うようになりました。 トマトジュースも、倒れてからの7年間、ずっと続けています。
朝起きたら、グイッと1本飲む。これが毎朝の日課です。最近のトマトジュースはおいしいから、不思議と飽きないんですよ トマトジュースを飲むようになって、顔色がだいぶ明るくなりました。体も好調です。仕事に復帰して、以前と同じように仕事をこなせるのも、トマトジュースを飲んでいるおかげかもしれないね。
この7年間、周囲が心配していた脳出血の再発はなく、医師に注意されていた血圧や血糖値(血液中の糖分の量を示す値) も安定しています。苦手な病院に行く機会もへって、ほんとうに有り難いもんです。 トマトに含まれる、赤い色素リコピンやβ力ロテン、ビタミンCには、活性酸素(病気や老化の元凶物質) を除去する働きがあります。
これは、血液をサラサラにし、動脈硬化や高血圧などの改善に有効です。また、トマトには、血圧を安定させるカリウム、血管を強くするケルセチン、血栓(血の塊)を防ぐ香り成分のピラジンも含まれています。トマトジュースを継続して飲んだことが、病後の回復、血圧や血糖値の改善につながったのでしょう。
]]>出産を終えて、1年以内にリングに戻ると宣言したものの、育児と仕事に追われ、トレーニングの時間が激減したのです。 出産で60kgを超えた体重がなかなか元に戻らず、体型はどんどん凄んでいきました。いちばん気になったのは、二段腹になりかけたウエストです。 幸い、産後まもなくして、リングに復帰できましたが、体重の管理は、出産前のようにスムーズにはいきません。
医師にアドバイスをもらい、揚げ物などの脂っこい食事や間食を控え、薄味にし、野菜をたっぷりとるなど、食事に気をつけるようにしました。 どれも小さな心がけですが、継続は力なりです。1年ほど続けた結果、なんとか57kgまで体重を落とすことができました。 けれども、私のベスト体重は55kgこの2kgが大きな壁になったのです。
どんなに食事に気をつけても、ダイエットに取り組んでも、体重は57kg前後を行き来するばかりで、ベスト体重に届きませんでした。 そんなとき、テレビの情報バラエティ番組『サプライズ』から、ダイエット企画の仕事が転がり込んできました。
それが「夜トマトダイエット」です。夜トマトダイエットのルールは、毎晩、夕食にトマト1~2個を食べるだけ。それ以外は、ご飯やおかずを普通に食べてもいいそうです。 おまけに朝食、昼食もいつもどおりでいいそうです。
トマトはいろいろな食べ方ができます。簡単なのは生のままで食べる方法です。 私は特にみずみずしくて甘い糖度の高いフルーツトマトがお気に入りです。 トマトスープやトマトのオムレツ、チキンのトマト煮など、飽きがこないように工夫しました。とはいえ、仕事で夕食の準備ができないこともあります。そんなときは、料理が得意な姉に協力してもらいました。
実は、夫も私も仕事で出かけてしまうとき、息子を姉夫婦によく預けていました。その日は息子の迎えがてら、姉の家で、トマトたっぷりの夕食をごちそうになるのです。また、帰りが遅くなってトマトを食べられなかったときは、必ず寝る前にトマトジュースを飲みました。すると、夜トマトを始めて1週間後、いわゆデトックス効果が現れたのです。お通じがよくなり、疲れが残らなくなりました。
うれしかったのは、肌の調子がよくなったこと。肌にツヤが出て、色も明るくなりました。 とにかく化粧ののりが格別なんです。そしてダイエット企画の最終日、50日日に体重測定をしました。すると、企画前は57.2kgあった体重が、ベスト体重の55.1kgになっていたのです。 体重が2kg以上へり、体脂肪率も3% 落ちました。
気になっていたウェストは、5.6cm細くなって、二段腹もスッキリ解さこつ消。鎖骨がきれいに浮き出るようになり、全身がひとまわり引き締まった気がします。あごのラインもシャープになり、テレビ番組の共演者が、私の顔を見るなり、「細くなったわね! 」「顔が小さくなった」と、びっくりしていました。ちなみに、私といっしょにトマト料理を食べていた姉(50歳) も、2kgやせたそうです。今後の体重管理に、トマトはもう欠かせませんね。
]]>それは、先ごろ開かれた日本神経化学学会で発表された、脳神経科学に詳しい藤田先生(桜花学園大学教授・藤田保健衛生大学医学部客員講師) と、リピンの研究に10年以上携わった方本先生(名古屋文理大学短期大学部栄養食物学科教授) による共同研究です。
脳神経疾患とは、認知症(ボケ)をはじめ脳梗塞(脳の血管が詰まって起こる病気)、パーキンソン病(手足が震える病気)などの病気で、脳の血管が詰まって発症するものや、いまだ原因が解明されていない病気もあります。
脳に血液が供給されない状態(脳虚血) に陥ると、脳の機能が低下して、手足のしびれやめまい、頭痛、記憶障害などの症状を引き起こします。血管の詰まりが一時的なものだった場合、血液が再び流れだすと、症状は治まりますが、このとき、活性酸素が多量に発生するのです。 脳虚血後に発生する多量の活性酸素は、脳の神経細胞に害をもたらします。そこで、抗酸化力の強いリコピンが、脳の神経細胞の害をへらすのに有効であるかを調べています。
脳に多量の活性酸素が発生すると、特に、記憶や認知をつかさかいばどる海馬(脳の器官) の神経細胞が、アポトーシス(死滅)を引き起こすそうです。そこで、海馬の神経細胞に対して、日常的に(毎日)摂取したリコピンが、どのような影響をもたらすかを、検証しました。 実験ではまずねずみを2つのグループに分け一方には通常の餌を毛一方にはリコピンを含む餌を与えました。 そして60日後にそれぞれのネズミに一時的な脳虚血を起こして、その後7日間にわたって海馬の神経細胞に関するデータ収集を行いました。
海馬には神経細胞のアポトーシスとかかわりの深い遺伝子のたんぱく質があります。そのたんぱく質の量を測定することで、アポトーシスの状態を確認できます。 実験の結果、リコピン入りのエサを摂取したネズミのグループは、通常のエサを摂取したネズミのグループより、遺伝子たんばく質の量が有意に増加しました。 つまり、海馬の神経細胞のアポトーシスが抑制されたことがわかります。
このほか、アポトーシスの引き金となる酵素(化学反応を促す物質) の量も調べました。
すると、リコピンを摂取したグループでは、酵素の量が減少していたのです。 また、細胞を染色して見比べても、明らかにアポトーシスが抑制されていました。 動物実験のレベルですが、リコピンの摂取が脳の神経細胞のアポトーシスを抑制したことが確認できました。今回の実験と、これまでに報告されたリコピンの研究結果から、あくまでも可能性として、脳梗塞や脳血栓、脳内出血など、一時的、部分的に脳の血流が阻害される病気の予防、改善に、リコピンが有効であることが考えられます。
海馬の神経細胞は、一度死滅すると再生しません。リコピンには、脳の神経細胞を保護する作用が大いに期待されるということです。 今回の動物実験で、リコピンの抗酸化作用が、脳に発生した活性酸素に対して有用であることが実証されました。このことから、 「リコピンを継続して摂取することは、認知症、脳梗塞、パーキンソン病などの脳神経疾患の予防や、脳虚血彼の症状の進行を遅らせる効果が期待できる」といいます。
また、海馬の神経細胞の害をおさえることで、記憶障害や認知障害を軽減する効果も大いに期待できJるそうです。では、効率よくリコピンを摂取す各には、どのようにすればいいのでしょうか。 トマトに多く含まれるリコピンは、過剰に摂取しても、体に害がないことがわかっています。とはいえ、トマトやートマトジュースで摂取する場合は、ほかの成分の影響も考えて、一度に多量に摂取するのは考えものです。 継続を念頭におき、1日当たり、リコピン二〇㌘叫程度を目安に摂取するといいそうです。これは、中玉のトマト二、三個、あるいは、トマトジュース20mgをとるだけで、じゆうぶんに摂取できる量です。 また、リコピンの効果を得るには、継続して摂取することが大切です。ちなみに、研究によると、糖尿病や心臓病、運動神経変性疾患などに対する、リコピンの予防効果も明らかになっています。 リコピンの持つ健康効果の可能性は、確実に広がっています。脳と体の健康のために、トマトを上手に利用して、注目の有効成分リコピンを積極的にとりたいものです
]]>リコピンは、カロチノイド(動植物に広く存在する色素成分)の一種で、抗酸化作用が強いことで知られています。抗酸化作用とは、老化や病気の元凶物質である活性酸素を除去する働きのことをいいますが、近年、リコピンのアレルギー疾患に関する影響を調べる研究が、さかんに行われるようになりました。
アレルギー疾患のうち、花粉症や気管支ぜんそく(肺に通じる空気の通り道である気管支の炎症) を抑制する働きがリコピンにあることは、他の研究機開により、すでに報告されています。
そこで今回、私たち、広島大学大学院医歯薬学科総合研究科皮膚科学の研究チームも、カゴメ株式会社総合研究所との共同研究で、リコピンを用いた実験を行いました。目的は、アレルギー疾患の1つである、アトピー性皮膚炎へのリコピンの予防効果の検証です。アトピー性皮膚炎は、なんらかの原因で炎症作用が起こり、肌の乾燥やかゆみ、発疹を伴う症状です。従来、アトピー性皮膚炎は、幼いころに発症する例が多く、成人期までに自然と治るという見方が主流でした。しかし近ごろは、成長期になっても治らなかったり、逆に大人になつてから突然発症したりするケースをよく見かけます。
こうしたアトピー性皮膚炎を防ぐ手だてとして、抗酸化作用の強いリコピンが役に立つのではないかと考えました。実験では、リコピンと同じカロテノイドである、β カロテン(黄色の色素でトマトにも含まれている) も用いました。
低ミネラルの餌をようとするとアトピー性皮膚炎を発症する特別なマウス
8週間後に皮膚の過失に含まれる水分量や皮膚の角質に含まれる水分量や皮膚のの炎症細胞の数を比較しました。
各層は、皮膚の最も外側にある組織で主に体内の水分が体外へ排泄されるのを防ぎ、肌の潤いや滑らかさを保つバリアの役目を果たします。アトピー性皮膚炎を発症した患者は、この角層の水分含有量が極端に少なくなります。
実験の結果、βカロテンを混ぜたエサを与えたグループ(3)と、リコピンを混ぜたエサを与えたグループ(4) に、角層に含まれる水分量がふえていることが確認できました。
また、炎症細胞の数を比較したところ、アトピー性皮膚炎を発症させた2のグループが高値を示しているのに対し、β カロテンとリコピンを与えた3と4のグループでは有意に低値にとどまるという結果が出ました。
これらの実験結果から、リコピンとβ カロテンの摂取によって、アトピー性皮膚炎の主な症状である、皮膚の乾燥、皮膚の炎症をおさえられたことが明らかになりました。各グループのマウスの皮膚を見ても、アトピー性皮膚炎を発症した2のマウスは皮膚の乾燥が著しく、皮膚にシワが寄り、らくせつ角質の崩れ(落屑) が見られました。ところが、リコピンやβカロテンを与えたマウスは皮膚の水分量が保たれ、2のマウスと比べて、シワの形成や角質の崩れも軽度だったことも確認されています。
リコピンなどを投与する量や投与する時期の検討、また、ヒトへの効果の確認などを行う必要がありますが、今回の実験から、リコピンとβ カロチンを豊富に含むトマトの摂取が、アトピー性皮膚炎の予防につながる可能性を見いだせました。皮膚科の臨床医として、また今回の実験に携わった研究者として、リコピンの研究分野の進展に、今後も大いに期待しています。