ビタミンCをたっぷり摂れば骨の成長が促進し、背が伸びる

骨代謝のバランスを保つ

身長を伸ばすために欠かせない栄養素といえば、まず、すぐにカルシウムをイメージされる人が多いかと思われます。カルシウムと骨の間で、ビタミンCが非常に重要な役割を果たしていることは、案外知られていないようです。国民栄養調査の結果、日本人はカルシウムが不足していると指摘されています。カルシウムの所要量は1日600ミリグラムですが、日本人の場合、550ミリグラム程度しか取っていないのが現状です。

カルシウムで丈夫な骨をつくり、イライラを防ぐ

骨の発育のためにも、カルシウムをもっと積極的に取る必要がありますが、それだけではまだ完全とはいえません。せっかくカルシウムを摂取しても、体内で吸収・利用されなければ、全く意味がないからです。ビタミンC には、カルシウムの吸収と代謝を助ける働きがあります。カルシウムといっしょにビタミンCをきちんと取ることで、体内でカルシウムが有効に活用され、骨の発育にいい効果が現れるわけです。

一方、年を重ねるごとに、身長が縮んだという人の場合、考えられる原因の1つは、骨粗鬆症になっていると考えられます。骨はカルシウムの貯蔵庫でもあり、血液中のカルシウムがへると、骨から補っています。古くなった骨を吸収する破骨細胞と、新しい骨をつくる骨芽細胞の働きのバランスを取っているのも、ビタミンC なのです。

骨代謝のバランスがくずれると、背骨はスカスカになってもろくなり、つぶれて圧迫骨折を起こして背が縮んでしまいます。また、腰椎やひざ関節の軟骨がつぶれると、腰痛やひざ痛の原因にもなります。現在、高齢者の30パーセントは、骨粗鬆症のおそれがあると推測れます。特に更年期以降の女性は、ホルモンのバランスが変わることから、骨粗鬆症になりやすいので、注意が必要です。

高齢者でもコラーゲンが増加する

骨の構造をビルにたとえると、鉄筋にあたるコラーゲンに、外壁材にあたるカルシウムが付着して、骨を形成しています。コラーゲンは、実に骨の成分の半分 を占めています。その骨の骨組みであるコラーゲンの生成にも、ビタミンC が大きく関わっています。

コラーゲンは、体のたんばく質の3分の1を占める、非常に重要な成分で、細胞と細胞をつなぎ合わせる働きがあります。骨、皮膚、血管など、私たちの体のいたるところに含まれており、ごく小さな単位で体の骨組みを形づくって、組織や臓器を支えているわけです。

ビタミンC をたっぷり取ると、強くてしなやかなコラーゲンが作られ、細胞の増殖が促進されます。コラーゲンには弾力性があるので、しなやかで骨折しにくい骨をつくることができるのです。こうしたことからも、骨の発育のため、ひいては身長を伸ばすために、ビタミンCをしっかり取ることがいかに大切かがわかります。医師開発のロングセラーのコラーゲンはこちら

6~11歳の成長期にある一卵性双生児の片方の子供には500ミリグラムのビタミンC を、もう片方の子供にはそれにそっくりな偽薬を、それぞれ5ヶ月あまり摂取してもらうという研究の結果でも、ビタミンCを取った子供のほうが、明らかに身長が高くなるということがわかっています。

これまで、加齢とともにコラーゲンを合成する力が低下することはしかたがないと考えられていました。しかし最近の研では、新生児の皮膚(3~7日齢)と老齢者(73~93歳)の皮膚で、細胞内コラーゲン合成に対するビタミンC の効果を比較した結果、いずれの場合もビタミンCを摂取したほうが早く細胞が増殖し、コラーゲン合成を増強することが明らかになっています

。日本では、ビタミンC の1日所要量は、18歳歳以上で100ミリグラムとされています。しかし、これはあくまでも欠乏症を起こさないための最低量です。ビタミンC のさまざまな効能を期待するなら一日1000ミリグラム以上が適当で、少なくとも500ミリグラムは取ってほしいものです。

ビタミンCを一度に多量に摂取しても大きな害はありませんが、体内に貯蔵できるのは最大で約4500ミリグラムです。一定以上摂取しても、尿といっしょに排泄されてしまうということがわかっています。したがって、ビタミンC の体内濃度を常にあるレベル以上に保つためには、1日3回に分けて摂取するのが効率的です。サプリメントで取る場合には、空腹時に飲んでも、体内にとどまりにくいため、食後すぐに飲むのがよいでしょう。

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