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CM3000DVA-HT0010 レビュー メリット デメリット

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ASUS Chromebook Detachable CM3 (CM3000DVA-HT0010) は、その名の通りデタッチャブルキーボードを特徴とする 2-in-1 Chromebookで、タブレットとノートパソコンの利点を兼ね備えている。2021年3月の発売以来、その柔軟性とChrome OSのシンプルさから、幅広いユーザーに注目されてきたモデル。

CM3000DVA-HT0010 レビュー

ASUS Chromebook Detachable CM3 (CM3000DVA-HT0010) は、一台でノートパソコンとタブレットの二役をこなす、驚くほどフレキシブルなChromebookだ。2021年3月の発売以来、その軽量コンパクトなボディと直感的な操作性で、学習からビジネス、エンターテイメントまで、あらゆるシーンにフィットする新しいデジタル体験を提供してきた。本記事では、この注目の2-in-1 Chromebookの魅力を深掘りし、そのメリットとデメリット、詳細なスペックを徹底解説したい。

CM3000DVA-HT0010.jpg

CM3000DVA-HT0010のメリット

  • 優れた携帯性と柔軟性:

    • 軽量・コンパクト: 本体のみで約506g、キーボードとスタンドカバーを含めても約915gと軽量で、持ち運びが非常に楽だ。薄さも7.9mm(本体のみ)と薄く、かばんに入れてもかさばらない。

    • 2-in-1の自由なスタイル: キーボードを着脱することで、ノートパソコンとしてもタブレットとしても利用できる。学習、仕事、エンターテイメントなど、状況に合わせて最適なスタイルを選べる点が大きなメリット。

    • 縦横スタンドデザイン: 独自のフレックスアングルスタンドカバーにより、本体を縦置き・横置きのどちらでも自立させることができ、動画視聴やWeb閲覧、オンライン会議などで非常に便利だ。

  • ASUS USI Pen付属:

    • 本体に収納可能なUSI Penが付属しており、メモ書きやスケッチ、イラスト作成などに活用できる。手書き入力の利便性が高い。

  • バッテリー持ちの良さ:

    • 公称で約12.3時間(本体+キーボード時)のバッテリー駆動時間を誇り、実際の使用でもWindows PCより長く使えるという評価が多い。これはChrome OSの軽量性によるところが大きい。

  • Chrome OSのメリット:

    • 高速起動・高速アップデート: 起動が非常に速く、OSのアップデートも短時間で完了する。

    • 高いセキュリティ: ウイルス対策が強固で、安心して利用できる。

    • シンプルで直感的なUI: Androidアプリも利用でき、PCとスマホの良いとこ取りのような操作感だ。

  • 高精細ディスプレイ:

    • 10.5型WUXGA(1920×1200ドット)のディスプレイは、高解像度で文字や画像が鮮明に表示される。縦画面での表示情報量の多さも評価されている。

  • MIL規格準拠の堅牢性:

    • MIL-STD 810Hに準拠しており、ある程度の衝撃や振動に耐える堅牢性も備えている。

CM3000DVA-HT0010のデメリット

  • USBポートが少ない:

    • USB2.0 (Type-C)が1ポートのみと、非常に少ない。外部機器との接続や充電を同時に行う際には不便を感じる可能性がある。

  • スタンドカバーの設置場所:

    • 非自立式のスタンドカバーは、奥行きが必要となるため、カフェや電車の小さなテーブルなどでは場所を取り、使いにくい場合がある。

  • キーボード・タッチパッドの感触(個人の好みによる):

    • キーピッチ17.5mmと小型ながらタイピングしやすいという意見がある一方、キートップの色が見づらい、タッチパッドの精度がやや低いといった指摘もある。ファブリック素材のカバーは、長期使用でほつれる可能性も指摘されている。

  • Webカメラの性能:

    • インカメラ192万画素、アウトカメラ800万画素(オートフォーカス対応)だが、画質は特別高いわけではなく、シャッターを切るまでに時間がかかる場合があるため、記録用やビデオ会議用として割り切る必要がある。

  • Chromebook固有の制約:

    • インターネット環境への依存: 基本的にクラウドベースのOSであるため、インターネット接続がない環境では機能が大幅に制限される。オフラインでの作業には、事前に準備が必要だ。

    • Windowsアプリ非対応: Windows向けのアプリケーションは利用できないため、特定のWindows専用ソフトが必要な場合は不向きだ。

    • 高い処理能力を要する作業には不向き: 動画編集やCADなど、高いグラフィック性能や処理能力を要求される作業には向いていない。あくまでブラウザベースの作業や一般的なオフィスワークが中心となる。

  • ベゼル幅の広さ:

    • 昨今のスリムベゼルなデバイスと比較すると、画面のベゼル(縁)がやや広く、デザイン面で気になる場合がある。

性能・スペック・仕様 (CM3000DVA-HT0010)

  • OS: Chrome OS

  • ディスプレイ: LEDバックライト付 10.5型ワイドTFTカラー液晶 (1920×1200 ドット) WUXGA、グレア、10点マルチタッチ・タッチスクリーン

  • CPU: MediaTek Kompanio 500 (MT8183)

  • メモリ: 4GB LPDDR4X

  • ストレージ: 64GB eMMC

  • グラフィック: Arm Mali-G72 MP3

  • バッテリー駆動時間: 約12.3時間(本体+キーボード時:約12時間)

  • インターフェース:

    • USB2.0 (Type-C)×1 (データ転送、給電、DisplayPort Alt Mode対応)

    • マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1

  • Webカメラ:

    CM3000DVA-HT0010