「にんにく」と一致するもの

薬を使わずに糖尿病を改善したい

私は今年、88歳になりますが、現役でレストランの総料理長を務めて小ます。糖尿病になつたのは、今から45年ほど昔のことです。あるとき、排尿時に、妙に甘いにおいがするのに気づきました。尿の泡立ちも気になったため、「ひょっとしたら糖尿病かもしれない」と検査を受けたところ、予想が当たったのです。

当時の私は、働き盛り。フレンチはこってりとした料理が多いものですが、味見はシェフの重要な仕事です。仕事柄、おいしいものを次々と口にしているうちに、糖尿病を患ってしまったのでしょう。

糖尿病の症状は、特に現れなかったのですが、食前血糖値は200mg/dl以上、高いときには300mg/dl近くもありました。体重は75kgほどで、年々増加傾向。血圧も、最大血圧で160mmHG以上と、かなり高めでした。医師からまず勧められたのは、インスリン注射です。

しかし私は、それは避けたかったので、薬を使わず、食事療法に取り組むことにしたのです。許可されたエネルギー摂取量は、1日に1500 kcalまで。しかし、それを守ろうとすると、空腹でしかたありません。腹持ちがよく、エネルギーは少なく、病気の治療にいいものはないかと探しました。その結果、たどりついたのが、今回ご紹介するタマネギスープなのです。

70代の女性は1ヶ月でインスリンが不要に

タマネギスープは、週に1度、1週間分をまとめて作ります。私はそれを朝晩、カップに1杯ずつ飲むようにしました。すると、血糖値がみるみる改善。なんと、半年ほどのうちに120mg/dlまでに下がったのです。医師からも、「インスリンの必要はない」と、お墨付きをもらえました。こうしたわけで、かれこれ40年間、このタマネギスープを中心とした食事を続けています。このスープは、自然な甘みがあり、ご飯にもパンに合うので、飽きることがありません。

体重はいつの問にか8kgほどへり、もうずっと68kg台程度をキープしています。血圧もだいぶ下がりました。最大血圧は、120mmHGくらいです。食事を変えることで、いっさい薬を使わずに病気をコントロールできるというのは、食に携わる私にとって、ほんとうに喜ばしいことです。

レストランにいらした、70代くらいの女性のお客様が糖尿病だというので、タマネギスープをご紹介しました。インスリンも使っていると話していたので、私より症状が重かったのでしょう。そのかたは、早速実践したところ、なんと1ヶ月でインスリン注射が必要なくなつたそうです。報告を受けて、私もうれしく思いました。健康を守るタマネギスープはおすすめです。

玉ねぎスープの作り方

材料

  • たまねぎ(2kg)大8個程度
  • 刻み昆布(20g))
  • 生姜(1片)またはにんにく(1片)どちらでもみじん切り
  • めんつゆ(100ml)
  • 酢(大さじ2)
  • こしょう(少々)
  • 水(2リットル)

作り方

  1. たまねぎの皮をむき、よく洗ってから水とともに鍋に入れ、2~3分煮出してこしておく
  2. たまねぎを1cm角のさい目の切りにする
  3. 圧力鍋に1、2 と残りすべての材料を入れ、強火にかける圧がかかったら弱火で8分加圧する。

保存と飲み方

冷蔵庫で1週間は保存可能。朝、晩にコップ1杯ずつ取り出して飲む。

たまねぎスープを作るのが面倒な人は玉ねぎ皮ポリフェノール茶「さらさらたまねぎ茶」

健康維持ににんにくが効果大

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ニンニクは、いまや健康食晶の代表格です。数年前のニンニクブームのころは異常なもてはやされ方から、空きっ腹に生ニンニクを多量に食べて病気になった女性もいたようですが、現在では、薬効よりむしろスパイスとしての役割が定着してきたようです。もちろん薬効も優れています。

いま一度、科学的に証明されてきたニンニクのすばらしい薬効に目を向けてみましょう。

  • 食欲増進 独特のうまみが味をひき立て、食欲をそそります。胃に入ると、胃液の分泌を促して消化を助けます。
  • 病菌に強くなる アシリンという有効成分が抗菌作用を持っており、カゼをはじめいろいろな招 感染症に対して強くなります。整腸にも有効。
  • 強壮強精作用 アシリンがビタミンB1の吸収を高める効力を発揮し、疲労回復に効果的。ニンニク自体にビタミンB1、B2 、Cを含んでいます。脚気にも著効。とくに油でニンニクを妙めておくとビタミンB 群の吸収が良くなります。
  • 精神安定 体力をつけるだけでなく、精神面にもよい効果があり、ストレスにさらされがちな現代人には、この点でも重要な役割をしてくれるでしょう。そのほか、血中コレステロールを下げる作用もあります。

生の場合は使い方に注意

生のニンニクをすりおろしたり、みじん切りにしたものは効果も大きいのですが、そのまま放っておくと、効力を失くします。すぐ使うこと。刺身のつけ醤油や鍋もののたれに利用したり、みそ汁やラーメンに落としてもよいでしょう。みじん切りはサラダに混ぜると、ビリビリした刺激がおいしい。ただし、ニンニクの1日量は1かけ程度に。

潰瘍のある人は加熱して

胃・十二指腸潰瘍のある人は、生のニンニクを食べると、病状が悪をしますから、腸の弱い人はNGです。そういう人たちは、スープや妙めものなど、料理に使うと、無理なく利用できます。また、においが気になる人も熱を通すと、においが消えて、刺激が弱くなります。

ハンバーグやスパゲティーに

ニンニクのみじん切りをハンバーグに混ぜて焼くと、においがなく味をひき立てます。スパゲッティにかけるミートソース、あるいはナポリタンなら貝やえび、イカなどと一緒にニンl言を加えていため、白ワインで味を整えて、ケチャップで仕上げます。ホワイトソースに使っても味がよくなります。

ニンニクのしょうゆ漬け

しょうゆに皮をとったニンニクを漬け込みます。しょうゆは野菜妙め、焼きそば、焼き肉のたれなどに利用でき、ニンニクはみじん切りや薄切りで利用します。

にんにくの成分を効率よく摂りたいときはにんにくサプリがおすすめです。

にんにくアロエの作り方

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アロエの効能、効果を倍増させるにんにくの引用によると、同じユリ科の植物でもイオウ化合物を含むにんにくと含まないアロエでは、有効成分、生理活性成分が異なります。
それが、互いによい部分を尊重し合い、体内でよく働くようになるのがにんにくとアロエの組み合わせです。また、東洋医学的に見て、アロエは「寒」の食べ物ですがにんにくは「温」になります。つまり体を冷やしたり温めたりする食べ物です。この2つをいっしょにとることで、バランスがとれ、寒の体質の人にも、温の体質の人にも向くようになります。

とっても体にいい作用をすることがわかります。そこでこのふたつを一緒に摂るよい方法はないか?とレシピなどをさがしたらやっぱりあった。甘いだけのアロエジュースやアロエ配合の菓子類などはアロエの身の部分だけしかつかわれていなかったりほんのわずかの量しか含まれていなかったりします。効果的にアロエを摂取できる簡単料理があります。

  1. アロエの葉1枚分に対し、にんにく3~4粒、リンゴ酢コップ半分程度、ジューサー、またはミキサーを用意します。
  2. にんにくは1粒ずつにしてまとめて数個分を沸騰したお湯でさっとゆがきます。(皮付きのままゆでてあとでむくほうがいいでしょう)
  3. アロエは生のまま食べるのでよく表面を洗います。
  4. にんにくを3~4粒ミキサーに入れます。
  5. アロエを適当な大きさに切りミキサーに加えます。
  6. ミキサーを動かし、飲みやすくするためにリンゴ酢をコップ半分加えます。
  7. 液体になるくらいまでミキサーを回しジュースを作ります。
  8. できあがり。生のジュースとなるので飲む直前に作るようにします。

ちなみにアロエの原液(絞り汁)は品質のいいものがあります。