ニンニクは、いまや健康食晶の代表格です。数年前のニンニクブームのころは異常なもてはやされ方から、空きっ腹に生ニンニクを多量に食べて病気になった女性もいたようですが、現在では、薬効よりむしろスパイスとしての役割が定着してきたようです。もちろん薬効も優れています。
いま一度、科学的に証明されてきたニンニクのすばらしい薬効に目を向けてみましょう。
- 食欲増進 独特のうまみが味をひき立て、食欲をそそります。胃に入ると、胃液の分泌を促して消化を助けます。
- 病菌に強くなる アシリンという有効成分が抗菌作用を持っており、カゼをはじめいろいろな招 感染症に対して強くなります。整腸にも有効。
- 強壮強精作用 アシリンがビタミンB1の吸収を高める効力を発揮し、疲労回復に効果的。ニンニク自体にビタミンB1、B2 、Cを含んでいます。脚気にも著効。とくに油でニンニクを妙めておくとビタミンB 群の吸収が良くなります。
- 精神安定 体力をつけるだけでなく、精神面にもよい効果があり、ストレスにさらされがちな現代人には、この点でも重要な役割をしてくれるでしょう。そのほか、血中コレステロールを下げる作用もあります。
生の場合は使い方に注意
生のニンニクをすりおろしたり、みじん切りにしたものは効果も大きいのですが、そのまま放っておくと、効力を失くします。すぐ使うこと。刺身のつけ醤油や鍋もののたれに利用したり、みそ汁やラーメンに落としてもよいでしょう。みじん切りはサラダに混ぜると、ビリビリした刺激がおいしい。ただし、ニンニクの1日量は1かけ程度に。
潰瘍のある人は加熱して
胃・十二指腸潰瘍のある人は、生のニンニクを食べると、病状が悪をしますから、腸の弱い人はNGです。そういう人たちは、スープや妙めものなど、料理に使うと、無理なく利用できます。また、においが気になる人も熱を通すと、においが消えて、刺激が弱くなります。
ハンバーグやスパゲティーに
ニンニクのみじん切りをハンバーグに混ぜて焼くと、においがなく味をひき立てます。スパゲッティにかけるミートソース、あるいはナポリタンなら貝やえび、イカなどと一緒にニンl言を加えていため、白ワインで味を整えて、ケチャップで仕上げます。ホワイトソースに使っても味がよくなります。
ニンニクのしょうゆ漬け
しょうゆに皮をとったニンニクを漬け込みます。しょうゆは野菜妙め、焼きそば、焼き肉のたれなどに利用でき、ニンニクはみじん切りや薄切りで利用します。
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