携帯電話の動画などには、「3GPP」や「AMC」という形式のファイルがある。これらの形式は「メディアプレーヤー」に対応していないため、再生することができない。3GPPや「AMC」形式の再生には、「クイックタイム」というソフトを利用する。「クイックタイム」のホームページから最新版をダウンロードして、インストールしよう。「クイックタイム」には無償版と有料版があるが、再生だけなら無償版でよい。
3 GPP やAMC 形式の動画を再生できるソフトがインストールされていないと、動画ファイルのアイコンは絵柄のない白一色で表示される。「メディアプレーヤー」で開こうとしても、警告メッセエージが出て再生できない。

クイックタイムなどのアプリをインストールすると再生することが可能になる。

「メディアプレーヤー」に音楽CDの曲を取り込むと、アルバム名や曲名などが自動的に表示される。これらの曲情報は、音楽CDには含まれておらず、「メディアプレーヤー」がインターネット上の音楽データベースから取得している。そのため、パソコンがインターネットに凄続していなかったり、データベースに曲情報がない音楽CDは、アルバム名や曲名などがきちんと表示されない。この場合は、手動で曲情報を入力することで対応する。

曲のタイトルを入力するときは、「トラック1 」などと書かれた部分を右クリックして、メニューから「拡張タグエディタ」をクリックする。

「拡張タグエディタ」画面の「トラック情報」タブで、「タイトル」欄に曲名を入力する。また、CDジャケットの画像を、「画像」タブで指定することも可能。設定が終わったら、「OK」をクリック。

アルバム名やアーティスト名を入力するのは、「ライブラリ」タブをクリックし、「ライブラリ」を表示する。「アルバム情報なし」や「アーティスト情報なし」などと表示されている部分を右クリックして、メニューから「編集」をクリックする。文字の入力が可能になるので、正しい曲情報を入力する。

「メディアプレーヤー」には「メディアの共有」という機能がある。これは、vistaパソコンの「メディアプレーヤー」で再生できる音楽や画像、動画のファイルを、LAN 内の別のパソコンの「メディアプレーヤー」で再生できるようにするというもの。XPパソコンでも共有の設定は可能だが、ほかのパソコンの音楽や映像を、ⅩPの「メディアプレーヤー」で再生することはできない。

vistaメディアの共有」ができるもの

  • 音楽CDから取り込んだ曲
  • 音楽配信サイトで購入した曲
  • 「ウィンドウズメディアプレーヤー」のライブラリに登録されている音楽ファイル
  • 「ウインドウズメディアプレーヤー」で作成した「再生リスト(
  • 「ウィンドウズフォトギャラリー」に登録されている画像、動画ファイル

vistaのメディアを共有

  1. 「ライブラリ」タブをグクリックし、「ライブラリ」画面を表示する。「ライブラリ」タブの下にある「▼」ボタンをクリックし、メニューから「メディアの共有」をクリックする。
  2. 「メディアの共有」画面で「ほかのユーザーが共有している~ 」と「メディアを共有する」にチェックを入れ「OK」ボタンをクリックする。「ユーザーアカウント制御」画面が表示されたら、「続行」ボタンをクリック。
  3. LAN内にメディアの共有が可能なパソコンがあれば表示される。共有を許可するユーザーのアイコンを選択し、「許可」ボタンをクリックする。標準では、書楽、画像、ビデオが共有されるが、「設定」ボタンをクリックすると、共有するメディアを選択できる。設定が終わったら「O K 」ボタンをクリックする。

XPのメディア共有

XPもvistaと同様の手順で、「メディアの共有」画面を表示する。「メディアを共有する」にチェックを入れ、共有を許可するユーザーのアイコンを選択し、「許可」ボタンをクリックする。最後に「「OK」ボタンをクリックする。XPパソコン内にあるメディアを共有させることはできるXPパソコンの「メディアプレーヤー」でほかのパソコンのメディアを再生することはできない。

取り込んだ曲で音楽CDを作成

「メディアプレーヤー」の「書き込み」機能を使うと、「ライブラリ」に登録されている中から、好きな曲だけを集めたオリジナル音楽CDを作ることが可能。作成したCDは、市販の音楽CDと同じ規格なので、オーディオ用のCDプレーヤーやカーステレオでも再生可能。音楽CDに使うディスクは、CD-Rがおすすめ。CD -RW は、古いプレーヤーやCDラジカセだと認識されず、再生できないことがあるので注意する。
  1. CD-R をCD/DVDドライブに挿入すると、「自動再生」画面が表示されるので、「オーディオCDの書き込み」をクリックする。「メディアプレーヤー」が起動して、「書き込み」タブの画面が表示される。このとき、画面の右側に、「オーディオCD」と表示されていることを確認。
  2. 「オーディオCD」と表示されていないときは、「書き込み」タブの下にある「▼」ボタンをクリックし、メニューから「オーディオCD」をクリックする。WMAやMP3形式に対応した、音楽プレーヤーで再生できるデータCDを作りたいときには、「データCDまたはDVD」をクリックする。
  3. CD-Rに書き込みたい曲を、「書き込みリスト」欄にドラッグ&ドロップする。曲の順番の入れ替えや「書き込みリスト」欄からの曲の削除は、曲を右クリックして表示されるメニューから行える。書き込む曲のリストが完成したら、「書き込みリスト」欄の下にある「書き込みの開始」ボタンをクリックする。CD-R に曲が書き込まれる。

音質をあげたい

「メディアプレーヤー」では、曲を取り込む音質(形式)を変更できる。パソコン付属のスピーカーで再生するなら標準でも十分だが、オリジナルの音楽CDを作るときは、より高音質の形式で取り込むとよい。また、携帯音楽プレーヤーは容量が限られているので、音質を落として音楽ファイルのサイズを小さくすると、より多くの曲を転送することができる。なお、携帯音血釆プレーヤーの機種によっては、「メデーアプレーヤー」の標推TであるWMA形式を再生できない。このときはMP3形式を選ぶ。

「メディアプレーヤー」の「取り込み」タブをクリックし、タブの下にある「▼」ボタンから「その他のオプション」をクリック。「オプション」画面で、「書楽の取り込み」タブの「形式」欄の「▼」ボタンをクリックすると、曲を取り込むときの音質を変更できる。形式によっては、つまみを動かしてさらに音質を調整することもできる。
  • Windows Mediaオーディオ(WMA〉…「メディアプレーヤー」の標準形式。より高音質でファイルサイズを小さくできる「WMA(可変ビットレート)」形式もある。
  • WMAプロ…特に容量が限られた携帯音楽プレーヤー向き。標準よりファイルサイズを小さくできるが、機種によっては再生できない。
  • WMAロスレス…音楽C D とほぼ同じ音質で取り込めるので、音楽CDを作るのに最適。ほかの形式と比べるとファイルサイズが大きく、取り込みにも時間がかかる。
  • MP3…多くのデジタルオーディオ機器で再生できる形式。音質はWMAより少し落ちる
  • WAV…音楽CDと同じ音質。ファイルサイズもCDと同じ。

音楽CDを全部取り込む

音楽CDの曲の取り込みは、CD /DVDドライブに音楽CDを挿入し、「自動再生」画面でクリックするだけ。「メディアプレーヤー」が起動して、アルバム情報の取得や曲の取り込みを自動で行ってくれる。CDから特定の曲だけを取り込みたいときは、先に「メディアプレーヤー」を起動して、希望する曲を選べばよい。
  1. 音楽CD をCD/DVDドライブに挿入すると、「自動再生」画面が表示される。「CDから音楽を取り込む」をクリックすると、「メディアプレーヤー」が起動して、曲が取り込まれる
  2. 初回取り込み時には「取り込みオプション」画面が表示される。「取り込んだ音楽にコピー防止を追加しない」と、「C Dから取り込む音楽が、米国~ 」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリックする。

取り込む曲を選びたい場合は、「メディアプレーヤー」を起動してから、音楽CDを挿入する。画面上の「取り込み」タブをクリックし、選択して取り込みたい曲を選んだら、画面右下の「取り込みの開始」ボタンをクリック。

メディアプレーヤー

vistaに付属する「ウィンドウズメディアアプレーヤー」は、音楽や動画などのマルチメディアコンテンツを楽しむためのソフト。音楽CDや映画DVDはもちろん、パソコン内にある音楽、動画、画像ファイルを再生することができる。「メディアプレーヤー」では、音楽CDの曲を、パソコンに取り込むことも簡単。インターネット上の音楽配信サイトとも連携しており、最新曲の音発ファイルをいつでも購入できる。これらのファイルを使って、自分だけのオリジナル音楽CDも作れる。また、曲を携帯音楽プレーヤーに転送したり、LAN内のパソコンどうしで、音楽ファイルを共有することも可能。

フリック操作の設定変更

「フリック」とは、ペンを特定の方向に動かすことで、vistaを操作をすることができる機能。例えば、ペンをすばやく左に動かしながらタブレットをなぞれば、IEの「戻る」ボタンをクリックしたときと同じ操作になる。標準で割り当てられているフリック操作を変更することも可能。自分の使いやすいようにカスタマイズしよう。

スタート」メニューの「コントロールパネル」をクリックし、「コントロールパネル」画面で「ハードウェアとサウンド」をクリックする。次の画面で「ペン入力とデバイス」をグノックする。

「ペンと入力デバイス」画面で「フリック」タブの「ナビゲーションフリックと編集フリック」を選択し、カスタマイズボタンをクリック。「フリックのカスタマイズ」画面では、「▼」ボタンをクリックして、メニューからフリックの操作を変更したり、追加したりすることができる。安定が終わったら、「OK」ボタンを2度クリックする。

「フリック」とは、ペンを特定の方向に動かすことで、vistaを操作をすることができる機能だ。例えば、ペンをすばやく左に動かしながらタブレットをなぞればIEの「戻る」ボタンをクリックしたときと同じ操作になる。標準で割り当てられているフリック振作を変更することも可能だ。自分の使いやすいようにカスタマイズするとさらに便利になる。

フリックの設定変更は、「スタート」メニューの「コントロールパネル」をクリックし、「コントロールパネル」画面で「ハードウエアとサウンド」をク
リックする。次の画面で「ペン入力とデバイス」をクリックする。

「ペンと入力デバイス」画面で、「フリック」タブの「ナビゲーションフリックと編集フリック」を選択し、「カスタマイズ」ボタンをクリックする。「フリックのカスタマイズ」画面では、「▼」ボタンをクリックして、メニューからフリックの操作を変更したり、追加したりすることができる。設定が終わったら、「OK」ボタンを2回クリック。変更後の仕様になる。

筆跡が一人ひとり違うのと同じで、ペンでの人力にも個性が出る。これをパソコンに学習させることで、入力した文字が意図したとおりに認識される確率が高くなる。vistaでは、日本語と英数字の認識エンジンを搭載しており、精度の高い認識が可能だ。書いた文字がうまく認識されないときは、ぜひ活用したい。
  1. 「Tablet PC入力パネル」画面の「ツール」ボタンをクリックし、メニューから「手書き認識の個人用設定」をクリックする。
  2. 「手書き認識の個人用設定」画面で、「日本語」をクリックする
  3. 示される画面で、認識率を高めたい、任意の文字をキーボードで入力し、「次へ」ボタンをクリックする。
  4. 支持通りに、何度か手書き文字を入力して「次へ」ボタンをクリックし、最後に「保存」ボタンをクリックする。手書きのサンプルが保存されたら、「更新して終了」をクリックする。手書き入力によるサンプルをvistaに多く提供することで、手書き文字の認識率が高まるシステムになっている。