糖尿病で怖いのはやっぱり合併症

現在、世界の12人に1人が糖尿病といわれています。ここまでくると、糖尿病は他人ごとではありません。
とくに恐いのが、その合併症です。糖尿病にはどんな合併症があって、それを防ぐにはどうすればいいのでしょうか。

国際糖尿病連合の発表によると、2014年時点で、世界の糖尿病有病者数は約3億8千670万人(有病率8.3% )にのぼり、20~79歳の成人の12人に1人が糖尿病有病者と推定されています。

日本の2014年時点での糖尿病人口は約720万人で、これは世界ランキング10位の人数となっています。これは本当に深刻に考えなければいけない数字です。
糖尿病になると、生涯にわたって治療と自己管理が必要になります。これらをきちんと行い良好にコントロールして合併症を予防すること、もし合併症が起きたとしても、それ以上は進展しないようにすることが、治療の目標になります。

慢性合併症は、一度起きてしまうと治すことが難しいため、糖尿病は早期発見と早期治療がとても重要になってきます。

糖尿病になって血糖値が高いままの状態が続くと、血管が傷害されて、さまざまな障害(合併症) が起こってきます。

糖尿病の慢性合併症には、細い血管が傷害される「細小血管障害」と、大きい血管が傷害される「大血管障害」があります。

▼細小血管障害
細小血管障害には、「糖尿病網膜症」、「糖尿病腎症、「糖尿病神経障害」があります。糖尿病網膜症は、常に失明原因の1~2位になっています。初期の網膜症は自覚症状がほとんどなく、自覚症状を感じたときにはかなり進行していることが多いため、手遅れになる恐れもあります。内科の通院同様、眼科での定期的な眼底検査がとても重要です。

腎症は、定期的な内科での血液検査・尿検査で評価することができます。神経障害は、神経細胞へ血液の供給が途絶えてしまうことで、自律神経に障害が起こります手足の痔れの他に、発汗異常、立ちくらみ、便通異常、膀胱障害、勃起障害などの症状があらわれます。
痛みを感じにくくなっているために、ちょっとした足の傷や、火傷に気がつかず、感染や壊痘を起こして足を切断しなければならないこともあります。そのため、毎日、自分の足を察して、セルフケアを行うことがとても重要になります。

▼大血管障害
大血管障害には、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞や、閉塞性動脈硬化症などがあり、動脈硬化が進むことによって発症します。

糖尿病と診断されたら合併症、動脈硬化の進展は、内科の定期通院・検査と、定期的な眼底検査によってほとんど把握することができます。

合併症の予防のためには、糖尿病を適切にコントロールすることがとても大切です。
合併症予防のために、糖尿病と診断された場合は、内科と眼科の定期的な通院を続けましょう。
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