二日酔いの手当て

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江戸時代からの「二日酔い」の民間療法は、塩茶、みそ汁、湯豆腐などをすすめています。これは、不足する水分やミネラル、たんばく質を補給することになるので、理にかなっています。

現代では、ミネラルに糖分も加えたスポーツドリンクが同様の意味で、手軽でよいでしょう。

ところで、歴史上の有名人の宿酔の記録として「吾妻鏡」に、源実朝が大酒盛りの翌朝にひどい宿酔に悩まされたことが記されています。お付きの者が八方手をつくしても治らず、ついに栄西禅師がお茶を一空服献じて卓効があったということです。

このお茶が二日酔いによいのは、カフェインが頭をスッキリさせると同時に、お茶に多量にふくまれるビタミンCが副腎を刺激して新陳代謝を活発にするからです。しかし、栄西禅師のたてた煎茶が卓効を奏したのは、すでにおおぜいの者がさんざん手当てをつくし、そろそろ体内のアルコール分が排泄されつくす直前の午後になって、禅師が一服献上したからだともいえそうです。

また、宴会の前には柿を一個食べておくとよいともいわれます。柿にふくまれる糖分が翌朝の低血糖の予防に役立つからだけではありません。柿にふくまれるタンニン酸が胃の粘膜を修練させて、アルコール分の吸収をゆるやかにする効果があるのです。また、柿にふくまれるビタミンCにも、お茶とおなじく新陳代謝を高めてアルコールの分解をうながすはたらきがあります。

ともかく吐きけがややおさまったら、うすいお粥や砂糖を加えた牛乳などをすこしずつ胃袋におさめて、カロリーを補給してください。そして、なんとかからだを動かしましょう。からだを動かさないと、体内に残っているアルコール分がいつまでも分解されません。

二日酔いに朝風呂や運動がよいというのは、新陳代謝がさかんになって、アルコールの酸化が促進されるからです。また、つらくとも仕事をしていると、二日酔いの朝のやりきれない自己嫌悪感を軽くする効果もあります。だらしなく会社を休んで家にいると、自己嫌悪感や罪悪感が深まってくるだけです。それから逃れるために迎え酒をするようになれば、あなたはまざれもなてアルコール依存症への道をたどることになるでしょう。

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