嘘のクスリによるプラシーボ効果

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プラシーボ」という薬をご存じでしょうか? この薬、なんと嘘の薬です。病院では、この嘘の薬が処方されているという事実を知らない人も多いはずです。

あなたに出された薬も、ひょっとしたら、プラシーボかもしれません。いったいなんのために、こんなことを...。

プラシーボは偽薬とも訳され、それ自体は薬学的な効き目はまったくありません。ところが、飲めばバッグンの効果を発揮するという夢のような?薬です。

たとえば胃潰瘍と診断されたとき、よく効くといって渡されるのがプラシーボだったりします。この薬は乳糖やビタミン剤など、害もないかわり、治療効果も当然ありません。具体的にはまず、ごていねいに薬の形に準えられたニセモノを「これはよく効きますから」と、医者さまから説明されます。

そして、「ああ、これでもう大丈夫だ」と安心した患者がいわれたとおりに服用します。すると、実際に症状が治まり、なんと潰瘍そのものがなくなってしまうことが現実にあるのです。

こうした偽薬を用いての精神的、心理的効果をプラシーボ効果といいます。お医者さんからもらうことによってメンタルな部分から効果を発挿する薬、プラシーボ。「気の病」がある方、こんな治療が成り立つのだから、人間の心と体というのはおもしろいものです。

胃薬を症状のタイプに分けて原因を特定してから薬を選ぶ
https://kusiri-guide.com/archives/9

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