胃潰瘍なら整形外科は行かない方がいい

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胃の具合が悪いから消化器科、腰が痛いから整形外科、こんな具合に症状によって、あちこちの病院に通っている人もいるでしょう。

その分野で評判の病院に行くのは当然です。たしかに専門の医者に診てもらいたいという気持ちもわからなくはないのですが、ときにはそれが思わぬ病状の悪化を招くこともあるのです。

たとえば、胃潰瘍の持病を持っている人が、関節炎にかかり、整形外科を訪れたとする。本人はまさか胃と関節の痛みが関係あると思わないから、別に説明したりはしません。

一方、整形外科医の方では、まず関節の炎症を鎮める薬を処方するでしょう。ところが、それがもし「非ステロイド系抗炎症剤」だったりしたら大変なです。

この薬には胃潰瘍を進行させてしまう副作用があるからです。知らずに併用すると、関節の痛みが消える前に、胃潰瘍の方が急速に悪化してしまうという最悪の事態になるのです。

胃潰瘍で消化器の病院に通っているとき、関節の痛みがあらわれたら、まっさきに整形外科に行かずに、とりあえずいつも通っている病院のお医者さんけ相談するといいでしょう。ほかの病気の場合も同様です。

もしそこで必要なら適切な専門医を紹介してくれるはずです。紹介状があれば、ちゃんと必要な情報も添えられ、渡される薬もほかの病気との関連を配慮したものになるはずです。ともかく、2つ以上の病院に通うときは、他の治療を受け、薬をもらっている旨を、それぞれのお医者さんに報告しておくことはとても大切です。

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