いい香りが免疫系、ホルモン系、自律神経系の活動を助ける
アロマテラピーとは、1928年にフランスのルネ・モーリス・ガットフォセが作った芳香( アロマ) と療法( テラピー) の造語。
その言葉を作り上げたのには理由があった。化学者である彼は実験中にやけどを負ってしまった。とっさに近くにあった精油( エッセンシャルオイル)の中にやけどの部分を浸した。すると、やけどは跡形もなく完治してしまった。その精油はラベンダー。
今日、ラベンダーの精油効果は「新しい細胞の成長を促す、新陳代謝を活発にする」「皮脂の分泌のバランスをとる」「肌の状態を改善する」「細菌の増殖を抑える」「痛みを和らげる」「心を穏やかに疲労を回復させる」「精神的緊張をやわらげ、頭痛を緩和する」「子宮障害の改善」「筋肉をほぐす」など、さまぎまいわれているが、まずは、その効果としてあげた最初のいくつかが発見されたのである。以降、研究は続き、アロマテラピーのさまぎまな効果がわかってきている。これをなんと、ガンの専門医で内分泌系の医師の多くは、「ガンの予防にも十分結びつきます」と、支持する。
ガンに対して人間の身体が強く対抗してくれるのは「免疫力」。ガンに対する抵抗力である。それは人間の身体が最もいい状態に保たれていると強い。が、日常生活の中はストレスだらけ。そのストレスが免疫力をパワーダウンさせてしまう。そんなときこそ、いつもは発ガンの芽をつまれているガンが、成長の道をたどり始めるチャンスとなる。
ストレス解消にアロマテラピーは効果を発揮する。いい香りをかぐと、人間は脳の間脳にある視床下部という総司令部ともいわれるところが刺激され、免疫系、内分泌(ホルモン) 系、自律神経系を活性化させるように指令を出す。
特に、ガンは免疫系で、リンパ球が活発化してガン細胞を叩いてしまう。そして、自律神経系に作用すると、リラクゼーション効果が得られ、最もストレス解消にいい快眠に誘ってくれる。
予防ガンの面からも推薦できるアロマテラピーではあるが、以下の6点だけは守ってほしい
- 精油を希釈してマッサージオイルとして使うときは、体質に合うかどうかテストしてから使用する
- 赤ちゃんや子供には、精油は使わないほうがいい
- 紫外線に反応して悪さをする精油もあるので、肌に使った後3時間は直射日光に当たらない
- 精油は飲用しない
- 自分にいい香りを選ぶ
- 純粋で安全な精油を選ぶ
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