解熱剤の副作用で中毒に

考えようによっては、市販の薬で一番こわいのは、「解熱鎮痛剤」かもしれません。これは、だれでもお世話になったことがある、熱を下げたり、痛みを和らげる薬です。

発熱したり痛みを感じるときに中心的な役割を果たす神経中枢に働きかけて、これを鎮静化するというとても一般的な薬です。

ところが、速効性があるだけに、使い方をあやまるとかなり副作用で怖い薬です。もし、定められた量では効かないといって、大量に飲んだりすると、熱が下がり過ぎたり、ひどいときはショック症状を起こすこともあります。

また、もっと怖いのが薬の「中毒」です。神経中枢というのは、ちょっと余計に飲んで調子がよかったからと、量を多め多めにしたり、予防のためにと症状がよくなってからもずっと飲み続けていると、薬への依存性が生じ、それなしには過ごせなくなってしまう怖いものです。

具体的にいえば、少しでも痛いとか熱っぽいとなると、飲まずにいられなくなってしまう。こうなるとほとんどアルコール中毒や麻薬中毒と同じです。つまり、神経中枢に使用する薬というのはそうした中毒の危険性が伴うことがあるということです。

また、熱や痛みが緩和されたからといって、その原因となっている病気(たとえば風邪)が治ったかどうかはまったく別の話です。症状をおさえる薬と、治療をする薬とは別です。だから、使用上の注意にしたがって、自己流のムチャな飲み方は決してしないこと。そして、あくまでこれは一時しのぎと考え、1〜2回服用しても症状が改善されない場合は、必ずお医者さんに診てもらうべきでしょう。

用法、用量はしっかり守りましょう。

痛みがつらい、しんどい、我慢できない(解熱鎮痛薬)https://kusiri-guide.com/archives/35