Vistaのネットワーク

家族がそれぞれ自分専用のパソコンを持っているなど、家にパソコンが複数台あることも珍しくない。パソコンどうしを接続した状態をLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)という。LANでは、ほかのパソコンのファイルを開いたり、ほかのパソコンに接続してあるプリンタから印刷できる。つまり、ファイルやプリンタをLANの中で共有できる。ファイルをUSBメモリにコピーして渡したり、プリンタケーブルをつなぎ替える必要がなくなる。
Vistaのネットワーク関連の設定は、「コントロールパネル」の「ネットワークと共有センター」にまとめられた。現在のネットワークと共有の状態が一目でわかり、さまざまな設定を行える。ファイルやプリンタを共有する際は、「ネットワークと共有センター」から操作する。なおVistaでは、LAN 内のファイル共有、プリンタ共有の機能も、パスワード保護が標準で有効になるなど、安全面に配慮して改良されている。

「スタート」メニューの「ネットワーク」をクリックすると、LANに接続しているパソコンが一覧表示される。「ネットワークと共有センター」を開くには、「ネットワークと共有センター」ボタンをクリックする。
  • ファイル共有…パソコンの共有フォルダにLAN内のほかのパソコンからアクセスできるようにする。
  • パブリックフォルダ共有…パソコンの「パブリック」フォルダにLAN内のほかのパソコンからアクセスできるようにする。
  • プリンタ共有…パソコンに接続したプリンタで、LAN内のほかのパソコンから印刷できるようにする。
  • パスワード保護共有…共有したフォルダやプリンタをパスワードで保護し、利用できる人を制限する。
  • メディア共有…このパソコンの「メディアプレーヤー」の音楽ファイルや「フォトギャラリー」に登録してある写真を、LAN内のほかのパソコンで再生できるようにする。

メールを削除しようとした意味不明なエラーがでる

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「送信トレイ」や「ごみ箱」にあるメールを削除しようとすると、「不明なエラーが発生しました」というエラー画面が表示され、削除できないことがある。これは既知の不具合で、更新プログラムが公開されている。症状が出ている人は、マイクロソフトのホームページから、更新プログラムをダウンロードして対処しよう。インストール後も改善されないときは、ホームページ上に記載されている「回避策」を実行する。

のアドレスバーにhttp://support.microsoft.com/kb/941090/jaと入力すると、不具合を解説したページが表示される。「更新プログラムの情報」にある「Windows Vista(32 ビット版)」のリンクをクリックし、画面の指示に従いながら更新プログラムをダウンロード。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると、確認画面が表示される。「OK」ボタンをクリックすると、更新プログラムがインストールされる。インストール後はパソコンを再起動しよう。
ページをさらに下にスクロールしていくと、「回避策」が記載されている。修正プログラムをインストールしても解決しないときは、このページを印刷して「回避策」を実行するしかない。くれぐれも慎重に、自己責任で行ってほしい。

携帯にメールすると文字化けする

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「メッセージルール」の中にある「指定したユーザーに転送する」を使うと、受信したメールを自動的にほかのメールアドレスに転送できる。グループ内のメンバーなど、複数の人にメールを自動配信するのに便利だ。ただ、携帯電話に転送するときは注意が必要。

「ウィンドウズメール」の「メッセージルール」機能による転送では、文字コード「UTF8」に置き換わる。これを正しく認識できない携帯電話では、本文が記号の羅列になってしまう。文字化けを回避するには、「転送」ボタンをクリックして手動で転送すればよい。

メールを手動で転送するには、ツールバーの「転送」ボタンをクリックし、メール作成画面で「宛先」を指定すればよい。複数の人に同時に転送したいときは、「連絡先グループ」を使うと便利。

添付ファイルが保存できない

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メールの添付ファイルを保存するときは、クリップ型のアイコンをクリックして「添付ファイルの保存」を選べばよい。だが、メニューの文字がグレーになっていて、クリックできないことがある。
「ウィンドウズメール」では、メールからのウイルス感染を防ぐために、特定形式のファイルを保存できない設定になっている。信用できる差出人からきた添付ファイルなら、セキュリティの設定を変更すればよい。保存後は、設定を元に戻しておくのを忘れないように。

クリップのアイコンをクリックしても、メニューの文字がグレーになっていて保存できない場合は次の手順どおりに作業。
  1. 「ツール」メニューの「オプション」をクリック。
  2. 「オプション」画面で「セキュリティ」タブをクリック。「ウィルスのかの可能性がある添付ファイル…」のチェックを外し、「OK」ボタンをクリック。これで保存できるようになる。

「メッセージの文字セットの競合」というエラー

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メールを作成して「送信」ボタンをクリックしたとき、「メッセージの文字セットの競合」画面が表示されることがある。これは、メールの件名や本文に環境依存文字が含まれている、という注意を促す画面。
環境依存文字とは、自分のパソコン以外で正しく表示できない可能性がある文字のこと。ハングル文字などの外国語文字や一部の漢字(文字変換の候補リストに「環境依存文字」と表示される)、SNSなどでよく使われる顔文字にも含まれていることがある。
送信相手が環境依存文字を表示できるなら、そのまま送信しても大丈夫だ(例えば、韓国の人のパソコンなら当然ハングル文字を表示できる)。携帯電話に送信するときや、射手のパソコンが表示できるかどうか不明なときは、「キャンセル」ボタンで送信を中止し、環境依存文字をほかの文字に置き換える。

相手が環境依存文字を表示できるのであれば「Unicodeで送信」をクリックして送信する。表示できるか不明なときは、「キャンセル」ボタンをクリック。メール作成画面に戻り、文字を変更ほから送信する。

メールが送受信できない

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メールの送受信に失敗する原因は(1)設定ミス、(2)操作ミス、(3)サーバーの問題、(4)それ以外、の4つに分けられる。ほとんどは(1)か(2)なので、アカウント設定を見直したり、正しい操作手順で実行すれば解決できる。

それ以外でも、表示されるエラーメッセージに原因のヒントが含まれているので、よく読んでみよう。
エラー番号をインターネットで検索すると、解決策が見つかることも多い。メールアカウントの設定ミスの多くは、チェックを入れ忘れていたり、指定されたポート番号( ※ )に変更していないなど。
知らないうちにプロバイダが設定方法を変更していたということもある。プロバイダのホームページで最新の設定方法を確認しよう′。セキュリティソフトが、メールの送受信をブロックしていることもある。メールサーバーを正しく指定しているのに、「サーバーが見つかりません」とエラーが出るときは、これが原因であることが多い。ファイアーウォールの設定で、メールの通信が許可されているか確認しう。多くのプロバイダは、自社ホームページの「サポート」や「Q&A」などのコーナーで、メールの設定方法を紹介している。

設定を見直す

半角のスペースやピリオドが混じっていないか確かめよう。また、多くのメールサーバーは、まず受信の操作をしてユーザー認証が行われてからでないと、送信できない。受信の途中で「ウィンドウズメール」を終了させると、正常に終了されず、次回以降の受信に失敗することもある。そのような場合、パソコンを一度再起動したほうがよい。受信の処理が完了したことを確かめてから、「ウインドウズメール」を終了するようにしよう。
ツールバーの「送受信」ボタンをクリックすると、送信一受信の順番で実行される。これで送信できないときは、「▼」ボタンをクリックして「すべて受信」をクリックしてから、「すべて送信」をクリックしてみる。

エラーメッセージの確認

たとえば、メールサーバー名を間違えて入力していると、エラーメッセージが表示され、メールの送受信ができない。メッセージを読んでも原因が分からない場合は、エラー番号をインターネットで模索してみよう。

「ウィンドウズメール」の迷惑メール対策機能は優秀だが、すり抜けてくるメールも多い。これらを減らしたいときは、迷惑メールの処理レベルを「高」に変更する。
ただし、迷惑メールでないメールが振り分けられる確率も高くなるので、定期的に「迷惑メール」フォルダを確認する必要がある。重要なメールもまぎれてしまうトラブル発生のケースが後を絶たない。
また、同じ差出人からの迷惑メールが何度も繰り返し届くようなら、差出人を「受信拒否リスト」に登録する。

迷惑メールの処理レベルは、「迷惑メールのオプション」画面で、「高」「ツール」メニューから「迷を選択して「「OK」ボタンをクリックする。惑メールのオプション」をク「高」でもアドレス帳に登録してあるアドレスをクリックする。

ツールを右クリックし、メニューの「迷惑メール」から「差出人を[受信拒否リスト]に追加」をクリックすると、以後、その差出人からのメールは常に「迷惑メール」フォルダに移動する。
登銀を取り消すときは、「迷惑メールのオプション」画面の「受信拒否リスト」タブから削除する。

メールのアドレス帳の連絡先を50音順にしたい

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「アドレス帳」に登録した連絡先は、通常のフォルダ同様に、「名前」などの項目をクリックすると並べ替えることが可能。だが、名前に漢字が使われている連絡先を、ふりがなの五十音順で並べる機能はない。代替え手段として、メールアドレスの人力を省略するための「ニックネーム」機能を使うと便利。ニックネームは項目として追加できるので、漢字の読みを登録しておけば、五十音順で並べ替えができる。
  1. 「編集」ボタンをクリックする。連絡先の「プロパティ」画面を開く。「ニックネーム」欄に、漢字の読みをひらがなで入力し、「OK」ボタンをクリック。
  2. 「アドレス帳」画面の項目を右クリックし、メニューの「その他」をクリックする。「詳細表示の設定」画面で「ニックネーム」の「□」にチェックを入れ、「OK」をクリック。
  3. 「アドレス帳」の画面の見だし項目の右端にある「>>」ボタンをクリックし「ニックネーム」をクリック。入力したニックネームの一覧が表示されるので、左上にある「並べ替え」をクリック。

Windowsメールの振り分け方法

「ウィンドウズメール」では、受信したメールはすべて「受信トレイ」に保存されるので、数が多いと目的のメールを探しにくい。また、最近は、スパムメール、迷惑メールなども急増しており、メールの管理が煩雑になっている

そんなときは、「メッセージルール」機能を使って、特定の受信メールを自動で別のフォルダに振り分けよう。あらかじめ、メールを振り分けたい相手(差出人)用のフォルダを作成しておき、メールを受信したら、「メッセージルール」機能でそのフォルダに移動するように設定する。これで、ほかのメールに埋もれることがなくなるはずだ。なお、振り分けたい相手の指定は、連絡先で行うと簡単なので、メッセージルールを設定する前に、相手のメールアドレスを「アドレス帳」に登録しておく。

振り分け先のフボレダを作成する

「ファイル」メニューの「フォルダ」から「新規作成」をクリックする。「フォルダの作成」画面で、フォルダの作成場所に「受信トレイ」を選択し、フォルダ名を入力して「O K 」ボタンをクリックする。

メッセージルール」機能でメールを振り分ける

  1. 「ツール」メニューの「メッセージルール」から「メール」をクリックすると、「新規のメールルール」画面が表示される。すでにメールルールがある場合は、手順5の画面が表示されるので、「新規作成」ボタンをクリックして「新規のメールルール」画面を表示する。
  2. 1.ルールの条件を~ 」欄で、「差出人にユーザーが含まれている場合」の「□」をクリックしてチェックを入れる。続けて、「2 ルールのアクションを~ 」欄で、「指定したフォルダに移動する」の「ロ」をクリックしてチェックを入れる。
  3. 「3.ルールの説明」欄の「ユーザーが含まれている」リンクをクリックすると、「ユーザーの選択」画面が表示されるので、振り分ける差出人の名前やアドレスを入力して「OK」ボタンをクリックする。「アドレス帳」ボタンから連絡先で指定することもできる。「指定したフォルダ」リンクをクリックすると、「移動」画面が表示されるので、振り分け先のフォルダを指定して「OK」ボタンをクリックする。
  4. 「3.ルールの説明」欄のリンクが、振り分けたい差出人と移動するフォルダになっていることを確認する。「4.ルール名」欄にわかりやすい名前を入力して、「OK」ボタンをクリックする。
  5. 次のルールが~」欄に作成したルールが表示されるので、「□」をクリックしてチェックを入れる。これで、「OK」ボタンをクリックすれば、次に受信したメールから、指定した差出人のメールが作成したフォルダに振り分けられる。

メールの文字を大きくしたい

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表示しているメール本文の文字を大きくするには、「表示」メニューから希望するサイズを選ぶ。ただし、この指定が反映されるのは、画面表示のみ。印刷するときの文字の大きさは、IEの「文字のサイズ」が適用される。IEで設定を変更したら、「ウィンドウズメール」を一度終了し、再度起動してから印刷する手順になる。
  1. 「表示」メニューの「文字のサイズ」から、変更したいサイズをクリック。
  2. 設定を変更したいアカウントを選び、「プロパティ」ボタンをクリック。
  3. プロパティ」画面の「詳細設定」タブで、「サーバーにメッセージのコピーを置く」にチェックを入れる。次に、一定期間経過後にメールがサーバーから削除されるように、「サーバーから削除する」にチェックを入れ、「▲」または「▼」ボタンをクリックして削除する日数を指定する。設定したら、「OK」ボタンをクリック。