家族がそれぞれ自分専用のパソコンを持っているなど、家にパソコンが複数台あることも珍しくない。パソコンどうしを接続した状態をLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)という。LANでは、ほかのパソコンのファイルを開いたり、ほかのパソコンに接続してあるプリンタから印刷できる。つまり、ファイルやプリンタをLANの中で共有できる。ファイルをUSBメモリにコピーして渡したり、プリンタケーブルをつなぎ替える必要がなくなる。
Vistaのネットワーク関連の設定は、「コントロールパネル」の「ネットワークと共有センター」にまとめられた。現在のネットワークと共有の状態が一目でわかり、さまざまな設定を行える。ファイルやプリンタを共有する際は、「ネットワークと共有センター」から操作する。なおVistaでは、LAN 内のファイル共有、プリンタ共有の機能も、パスワード保護が標準で有効になるなど、安全面に配慮して改良されている。
- ファイル共有…パソコンの共有フォルダにLAN内のほかのパソコンからアクセスできるようにする。
- パブリックフォルダ共有…パソコンの「パブリック」フォルダにLAN内のほかのパソコンからアクセスできるようにする。
- プリンタ共有…パソコンに接続したプリンタで、LAN内のほかのパソコンから印刷できるようにする。
- パスワード保護共有…共有したフォルダやプリンタをパスワードで保護し、利用できる人を制限する。
- メディア共有…このパソコンの「メディアプレーヤー」の音楽ファイルや「フォトギャラリー」に登録してある写真を、LAN内のほかのパソコンで再生できるようにする。
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