フィッシングの警告表示がでた

「フィッシング詐欺」とは、ホームページを悪用して、パスワードやクレジットカード番号などの個人情報を盗み出す詐欺。手口の多くは、「安全のためパスワードを変更してください」などと不安をあおるメールを送りつけ、誘導した偽のホームページで、個人情報を人力させるというもの。実在する企業のロゴマークなどが盗用されるので、だまされる人が多発。

IEには、フィッシング詐欺ページを検出する機能が追加された。自動検出機能を有効にしておくと、ページを開く前に、詐欺ページでないかどうかのチェックが行われ、詐欺の疑いがあった場合は、警告画面が出て閲覧がブロックされる。ただし、この機能ですべてのフィッシング詐欺被害を防げるわけではない。ウイルスやスパイウエア対策も兼ねて、不自然な内容のメールからは、ホームページを開かないなどの自衛が必須となる。
  • IEの「フィッシング詐欺検出」機能を有効にする。
  • セキュリティソフトを導入して最新の状態に保つ。
  • 身におぼえのない差出人からのメールは開かない。パスワード変更などを促すメールには、用心する。
  • メールの内容を、差出人の企業のホームページで確認するときは、「お気に入り」から開く。または、アドレスバーにアドレスを入力する。

IEの自動検出機能を有効にすると、わずかにページの表示速度が遅くなる。少しでも速いほうがよければ、自動検出機能を無効にできる。ただし、パスワードなどの個人情報を入力するホームページでは、必ず手動で確認するなどが必要。「ツール」ボタンをクリックし、メニューから「フィッシング詐欺検出機能」の「このWeb サイトを確認する」をクリックする。フィッシングのホームページではないという結果が別ウインドウで表示されたら、「OK」ボタンをクリックする。

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