水素は地球上でいちばん還元力が強力
高血圧、リウマチ、ぜんそく、気管支炎、認知症、ガンなどの患者さんの治療に、水素療法の活用が増えています。
水素療法とは、水素を体内に取り入れることで各細胞の機能を向上させ、老化防止と生活習慣病の予防を目指す療法です。
水素の優れている点は、体内に取り入れられるとすばやく活性酸素と結びついて無害化し、水となって体外に排出されるところです。また、水素は分子量が非常に小さいため、体内のどんな場所にも届きます。指先の毛細血管はもちろん、活性酸素が最も発生しやすい細胞内のミトコンドリアにまで到達できます。
体内で活性酸素の害を防ぐ物質を抗酸化物質といいます。代表的なものでビタミンCやビタミンEなどが知られていますが、これらは分子量が大きいため、ミトコンドリアの外側にある細胞膜を通り抜けることはできません。しかし、水素なら、細胞膜を通過し、活性酸素を除去することができるのです。
そのうえ、水素は活性酸素を無害化したのち、水となって体外に排出されます。一方、ビタミンCなどそのほかの抗酸化物質の場合は、無害化したあとの廃棄物が体内に滞留し、これが新たな活性酸素を産出しやすいというデメリットがあります。
最近では、水素が炎症を抑制し、回復を早める効果を持つこともわかっています。体内で炎症が発生すると、その部位には活性酸素が過剰に発生します。地球上で最も還元力が強いといわれている水素を炎症部位に送り込むと、酸素と結合して炎症を鎮めると考えられるのです。
ケガをした場合、引き裂かれた組織は元へ戻ろうとする炎症反応を起こします。体内に細菌やカビ、ウィルスなどの異物が侵入したときには、異物から自分の体を守るために炎症反応が起こります。アトピー性皮膚炎やぜんそくなどのアレルギー、リウマチなども、体内の炎症が原因です。ほとんどの病気とケガで炎症反応が起こり、発熱、痛み、腫れなどを引き起こします。
炎症は本来、生体防御の反応なのですが、一方で過剰な炎症反応は、傷害を悪化させてしまいます。このときに水素を体内に送り込むと、炎症の進行を止めやすく、悪化を防ぐこともできると考えられるのです。
また、分子量が非常に小さい水素は、生命維持に重要な中枢部位である脳血管開門を通るので、脳の炎症を鎮めることも可能です。そのうえ水素は、自律神経を整えて脳の働きに好影響を与えます。脳の働きがよくなれば、異変のある場所を脳の指令によって改善しようとする機能が高まり、免疫力の向上も期待できるでしょう。
リウマチの関節痛やぜんそくを鎮めた
近年、水素療法を用いる医療機関がふえてきました。私の勤めるクリニックでも、静脈注射や点滴、吸入などよる水素療法を行っています。それと併用して患者さんには、サプリメント「食べる水素」の摂取をお勧めしています。
そして実際、これまで治療が困難とされてきた、さまざまな病気への効果が認められています。
60歳代の女性は、リウマチによる関節痛に悩んでいましたが、水素吸入で痛みを軽減できました。
ぜんそく持ちの30歳代の女性は、季節の変わり目になると決まって咳が止まらなくなるほどでしたが、水素の吸入で咳を鎮めることができました。
どの水素療法を用いるかは、病気によって異なります。胃の異常では、「食べる水素」の摂取が最も早く効果を期待できます。肺や脳に異常がある場合は、吸入のほうがダイレクトに届くので効果的です。
水素の摂取量としては、病気を持つ人は、1回2グラム程度の摂取が必要です。1粒300ミリグラムならば7粒です。これを、1日1~2回摂取します。
一度に2グラム以上の水素を摂取しても、そのまま排出されてしまうので、これ以上とっても無駄なだけです。
2グラム程度の水素を炉内に入れると、消耗の激しい力で2時間程度、遅い人なら7辟問ほど持続して効果を発揮します。
ご自宅での水素療法としては、サプリメントでの摂取が最も手軽でしょう。医靡の視点から選ぶサプリメントの中でも、「食べる水素」は非常に有効で、トップクラスのサプリメントといえます。
持病がなくても、慢性広があるかたやアルコールをたくさん摂取されるかたに、「食べる水素」はお勧めです。慢性疲労は全身に炎症が発生L ている状態ですし、また、お顔は体に大きなストレスをかけて全身を疲労させます。
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