動物性脂肪が多い「まぐろのトロ」

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刺身や寿司のネタとして最高級の地位にあるトロ。文字通りとろっとした甘さと風味は格別です。 しかし、まぐろは魚でありながら、その体脂肪は例外的に動物性脂肪で、肉の脂身と同様にコレステロールの原料となります。

トロの約25% は動物性脂肪で、タンパク質の約21% より多いのです。コレステロールは、血栓を作り、動脈硬化の要因となります。またカロリーの高さは、肥満の原因となるので、おすすめできません。 まぐろと言っても、赤身は、高タンパク、低カロリーのたいへん健康的な食品です。

まぐろを食べたいと思ったら、トロの部分ではなく、赤身を選ぶようにしましょう。 100gで比べてみると、赤身の熱量が133Kcalなのに比べ、なんとトロの部分は322Kcalと2.5倍もあるのです。 その他、血合いの部分は、タウリンを多く含んでいます。

いかやたこにも多いタウリンは、血液中のコレステロールを減らし、動脈硬化を予防してくれます。このように、同じまぐろとは言っても、部位によっては、積極的に食べたいところもあります。どうしてもトロの部分を食べたければ、あえものなどにして量を抑えます。

最近は、DHAやEPAが健康にいいということで赤身よりトロを推奨するところを目にする機会が増えましたが、血圧が高い人は命取りになるケースもあるので勘違いしないようにしましょう。血圧が高い人はお寿司を食べに行ったら赤身のマグロを食べましょう。

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