「高血圧の人にからいものはよくない」という誤った考え方が、いまだにはびこっているようですが、ワサビ、カレー粉、トウガラシなどの香辛料は、食塩と違って、血圧にはまったく悪影響を与えません。
実際に関西料理では、だしを上手に使うかたわら、さんしょう、七味唐辛子、辛子シなどの香りを生かして、料理の味をひきたてることにより、減塩に成功しているのです。
この点は、なんでもかんでも、食塩としょうゆだけで味をつけようとする関東、東北の人たちが、ぜひ見習うべき食生活といえましょう。
塩が血圧に悪いのは、なにも辛いからいけないというわけではなくて、食塩に含まれるナトリウムが問題となるのです。
香辛料を上手に使って、塩の使いすぎを改めるのが、上手な調理のコツとなるでしょう。
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