有機ゲルマニウムには、抗酸化作用、抗腫瘍作用、抗炎症作用、免疫力強化作用、鎮痛作用という5つの優れた働きがあります。
臨床試験(ヒトに対する試験) も行われていますので、複数あるうちの一例です。東北大学では、233人を対象にした臨床試験が行われました。肺ガンの中でも特に進行が速く、転移しやすい小細胞ガンに対する有機ダルマニウムの効果が検証されたものです。233人の患者さんに、従来の治療とあわせて有機ゲルマニウムを飲んでもらったところ、ガンの成長が抑制されることが認められました。
さらに、ガンによる痛みのほか、食欲不振、全身のだるさといった治療の副作用も和らいだと報告されています。この試験からわかったのは、有機ゲルマニウムは人間に対しても有効であるということです。
具体的には、ガンの苦痛を和らげながらガンの進行や転移を遅らせたり防いだりして、延命をもたらすと明らかになったのです。
ガン治療の研究は日進月歩ですから、少しでも良好な状態で体調を保ちながら延命できれば、ガンを克服できる確率はさらに高くなります。ここからは、有機ゲルマニウムを豊富に含むスーパーグルマンンを飲んでいる方の例です。
2つの肺ガンが見つかった80代女性の例
右の肺に2cm大のガンが見つかり、病院では手術をすすめられたそうです。主治医以外の医師に診断を求める「セカンドオピニオン」をさがしていました。やはり手術をさけたかったのです。私は彼女の高齢を考慮した結果、有機ゲルマニウムを飲みながらようすを見ることを提案しました。手術に不安を持っていた彼女は、快諾してくれました。次の日から飲むようになったのです。ガンが見つかる前には、セキが頻繁に出るようになり、食欲もあまりなかったのですが。スーパーゲルマンを飲みだして3ヶ月ほどたったころからは、セキが治まって食欲も出てきたということでした。
睡眠も十分にとれるようになったとのことでした。
それから半年後、主治医のもとで検査を受けたところ、ガンは2つとも消えていたのです。念には念をと、ほかの病院でも検査を受けたそうです。肺ガンはやはり、どこにも見当たりませんでした。
乳ガンが肝臓に転移した60代の女性の例
乳ガンで、手術のつらさや抗ガン剤による強い副作用を経験してきた方には、再度、手術や抗ガン剤治療を受ける気力は残っていませんでした。
スーパーゲルマンを飲みはじめたところ、1ヶ月で効果が現れました。肝臓に転移していたガンの1つが消えているとわかったのです。もう1つのガンはいまも残っていますが、少しずつ小さくなっています。体調は良好で、肝臓にガンがあるとは思えないほど元気いっぱいです。
末期ガンの激痛に苦しんでいた60代男性
60代の男性の場合は、胃ガンが肝臓に転移し、非常に深刻な状態でした。医師からは余命2ヶ月と告知され、腹水がたまり、全身に激しい痛みが起こっていたのです。
痛みを和らげるため、モルヒネなどの麻薬系鎮痛剤を使っていました。ところが、スーパーゲルマンを飲みはじめて半月ほどたったころから痛みが治まってきたので、麻薬系鎮痛剤を使う必要がなくなったのです。
顔には少しずつ笑みが戻り、睡眠もたっぶり取れるようになりました。そればかりか食欲も増して、元気が出てきたのです。スーパーゲルマンをとるようになって、ガンの痛みを鎮めたり、ガンを克服したりしている患者さんはたくさんいらっしやいます。その中には、ガンが転移も再発もしていない患者さんが多いのです。
有機ゲルマニウム粉末 純度100% 水溶性 最高品質 有機ゲルマニウム の紹介です。これまで、治療がうまくいかないガン患者さんや、治療法のなくなった末期ガンの患者さんのための情報です。 そんな患者さんたちにおすすめしてきたのが、有機ゲルマニウムを豊富に含むスーパーゲルマンです。 有機ゲルマニウムは、植物が堆積・石化した石炭から抽出・合成されたミネラルです。食品では、朝鮮ニンジンや、サルノコシカケというキノコなどにごく微量だけ含まれています。
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半導体に使われている無機ゲルマニウムとはまったく違うもので、有機ゲルマニウムに毒性はありません。そればかりか、さまざまな難病の治療に好影響を与えるとわかってきました。ガンに対する有機ゲルマニウムの働きは、全国の大学病院や研究機開から報告されています。 大きく分けると5つの作用があります。
- 抗酸化作用 ガンができる原因の1つが活性酸素です。活性酸素が体内で過剰に増加すると正常な細胞を攻撃するようになります。活性酸素で細胞内の遺伝子が傷つけば、ガンの芽が発生します。有機ゲルマニウムには、強力な抗酸化作用があり、酸化された細胞を元に戻す働きがあります。北里大学で行われた試験では、ガン患者さんの血清に有機ゲルマニウムを加えたところ、酸化が抑えられたと報告されています。
- 抗腫瘍作用 腫瘍とはガンのこと。抗腫瘍作用とは、発ガンや転移を防いだり、ガンを縮小・消失させたりする働きです。岡山大学で行われた動物実験では、事止別に有機ゲルマニウムを与えたマウスは、与えなかったマウスに比べて八割以上の割合で発ガンが抑えられたと実証されています。東北大学からも、有機ゲルマニウムでガンの増殖が抑えられ、転移を明らかに防げたという実験結果が報告されています。
- 抗炎症作用 東北薬科大学では、有機ゲルマニウムと抗炎症薬の効果を比較する実験を行っています。その結果、有機ゲルマニウムには抗炎症薬と同等かそれ以上の抗炎症作用があるとわかりました。
- 免疫力強化作用 有機ゲルマニウムには、免疫ガンマカを強化するγ型インターフェロンを増強させる働きがあります(上の図参照)。γ型インターフェロンは、ガンと闘うT 細ナチュラルキラー胞やNK細胞といった免疫力にかかわる細胞を強力に活性化する生理活性物質です。東北大学医学部、鳥取大学医学部、北里大学などの研究では、有機ゲルマニウムをとると、年代を問わずγ 型インターフェロンが増強すると確認されています。
- 鎮痛作用 ガンの痛みが激しくなると、患者さんのQOLが低下し、治療を続ける気力も落ちていきます。ガン治療において、痛みを和らげて睡眠や栄養の確保を行うことはとても重要です。有機ゲルマニウムが痛みを和らげるしくみを解明したのは昭和薬科大学。有機ダルマニウムをとると、鎮痛作用のあるホルモンのような働きを持つぶんぴつ物質が分泌されるとわかりました。
以上のように、有機ゲルマニウムには1.抗酸化作用、2.抗腫瘍作用、3.抗炎症作用、4.免疫力強化作用、5.鎮痛作用という、5つの優れた抗ガン作用があるのです。
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リラックス状態によってストレスを凄和し、気力や意欲が充電される
スポーツの世界では『イメージトレーニング』が定着し、好成績に結びついている。イスに座り、目をつむって自分の良いプレーを約15分間イメージするだけなのに、これが能力アップに結びつく。
この方法を病気治療に取り入れたのが、米国の医師・。1971年からガン治療中の患者に導入。通常の患者に比べ、大幅に良くなることを発見した。それが認められ、米国では多くの病院がガン治療のひとつとして導入している。日本でも多くの専門医が導入しており、「生きがい療法」で知られる伊丹仁朗医師もそのひとり。
「ガン闘病中の人々は、一般社会人をはるかに上 回るストレスにさらされています。ガン患者さんのストレスをコントロールすることは、治療効果を高める上で重要聾」とで、私の生きがい療法の中でもイメージ療法は重要な位置を占めます」
外国の研究報告のみならず、伊丹医師自らが研究報告した結果が大きな背景として存在している。短期的なイメージ療法前後での免疫機能の変化を調べたのである。
10人のボランティアは一室に集まり、ゆったりとしたイスに腰掛け、『熱帯魚のイメージ』のガイドテープを聴きながら15分間訓練を行った。15分間休憩後、再度15分間イメージ療法を行った。そして、イメージ療法を行う前後に血液を採取し、免疫の力の強さ(ナチュラル・キラー細胞活性) の変化を見た。
「すると、イメージ療法の後は、ほとんどの人でキラー細胞が強くなっていたのです」キラー細胞の活性が正常範囲以下だった6人は5人が正常範囲まで上昇し、残り1人は正常範囲以下ではあったものの、かなりの1 昇がみられた。正常範囲内の2人は、1人は横ばいで、もう一人は正常範囲からかなり突出したパワーを見せつけ、さらに、もともと高かった2人は、イメージ療法後もき7 -細胞の強さを維持。10人中8人が免疫力がアップし、2人が横ばいだったのである。
ガン患者には治療のひとつになるこの療法、ガン予防にも大いに結びつく。「イメージ療法は、リラックス状態によって休息、ストレス緩和、気力・意欲の充電などの側面と、困難への積極的対応能力の増大という側面の、両面の効果が得られるのです」ただ、運動がいいといっても続かない人が多いのと同じで、やはり継続することが大事。
スポーツの世界ではトレーナーが教えるように、イメージ療法も自己流でできればそれでもいいが、より効果を発揮するには、専門医の指導を受けるといいだろう。
イライラするならロック、落ち込んだらスローテンポが有効
「気分が落ち込んでいるときはスローテンポの暗い曲調がいいでしょう。悲しみに沈んでいる人に元気を出せ! と励ますと、逆に落ち込みますが、あれと同じで、これを「同質の原理」といいます。
イライラ時にはリズムがはっきりとしたロックやタンゴといった激しい曲。無気力なときはスローテンポで短調の曲。 これを導入で2~6分聴いたら、次、は調整段階の音楽を10分。「音楽療法が受けられる状態になってきたところで、心をバランスのとれた状態に持っていくために沈静音楽を聴いてもらいます。
そして、現実に戻すように流れるようなメロディーの標準テンポの音楽を、やはり10分間聴く。「これを終えると情緒の安定が得られます。3~6 分、10分、10分。このパターンで1 日1回音楽を聴いてもらうと、ガンの治療のみならず、ガンになりにくい身体を作ってくれます。 たとえば、ストレスが高じてイライラしているときは、クラシックです。クラシックといってもたくさんありますがリラックスできる音楽であれば基本的にどんなものでもいいでしょう。
快眠用のリラックスするクラシック音楽は基本的に副交感神経を優位にしリラックスできる効果があるのガン予防、ガン治療には最適です。
「笑う門には福来る」。笑いの満ちている家庭には幸せがやってくるという意味だが、その笑い、ガン治療にも予防にも大いに関係し、幸せをもたらしてくれる。
7人の闘病者とモンブラン登山を実行してあまりにも有名な、生きがい療法の開発・実践者である柴田病院の 難治疾患研究部の伊丹仁朗医師が「笑いとガン」 をつなぎ合わせた。「私は人が笑っている様子を観察しているうちに、心理面のみならず、生理的な機能にもよい影響を及ぼすのでは?と考え、実験を試みたのです。
20歳から62歳までの男女19 人に『なんばグランド花月』の客席で漫才や喜劇を3時間見て笑ってもらった。その観劇前と後に採血をし、ストレスや免疫能に関係した項目の変化を調べた。すると、ガン細胞を直接攻撃して破壊するリンパ球の一種であるNK (ナチュラル・キラー) 細胞が大いなる活性をみせたのだ。
NK活性が低すぎる人、また、正常値範囲内の人は、3時間の笑いで確実に上昇。笑えばガンに対する抵抗力が増強するのです」加えて、免疫システムのアクセルとブレーキの強さの比率であるヘルパーT細胞とサプレッサーT細胞の「CD4/8比」は、もともと低すぎる人々も観劇後には正常値範囲に向かった。低いとガンに対する抵抗力が弱く、高すぎるとリウマチなどの自己免疫疾患に関係する免疫異常を起こす可能性がある。
「笑いはガン治療、予防によいだけでなく、自己免疫疾患の治療に有効なのです」事実、日本医科大学の教授は多発性リウマチの患者が落語を聞き、大いに笑った後は免疫指標が正常化に向かい、同時に関節痛などの症状も改善したと報告しているのだ。
笑いとガンの研究は、この後、闘病中のガン患者によっても行われ、まったく同じ結果となった。さらに、こんな研究発表も。6人のボランティアの協力を得て、一人一人個室に入って表情だけの笑顔を2時間続けた。そして、その直前、直後に採血して免疫能を測ると、NK活性については、明らかに有効をみたのである。「表情だけでも笑顔をつくると、免疫能の低い人は確実に上昇するのです。
つまり、免疫力がアップし、それだけでも大いに治療、予防に効果があるのです」(伊丹医師)笑うことで身体の免疫能を正常値範囲に向けられるのだから、何とも安上がり。この笑いを、伊丹医師は定期的に開いているガンや難病で闘病中の人々の学習会に導入している。「自分の話で周囲の人々を笑わせることは、人の役に立ち、生きる手ごたえを感じる機会となります。病気という困難や不安に上手に対処し、建設的な心や生きる意欲を大きくする効果があると考えられます。
カテキンなどの抗ガン作用に振り回されるくらいなら思いっきり笑うことのほうが効果がありそうです。
「笑う門には福来る」「笑いは人の薬」。日常生活で笑うことは健康のためによいとは苦の人たちの目は確かだったわけで、ガン予防のためにも今日からもっと笑いを!!
ガン患者に評判の健康食品
腸を若返らせる乳酸菌大量摂取 についてです。腸は免疫を司る重要な臓器です。そんな腸を元気にすることができれば、ガンは撃退できるということです。日本人に大腸ガンが急増しています。ここ何年かは特に増加傾向にあります。そうした患者さんに、10前から、手術などの通常の治療に加えて、粉末状の特殊な乳酸菌をすすめています。その結果、ガンが大幅に改善したり、再発や転移を防げたりしている人が、現れるようになりました。
乳酸菌大量摂取
乳酸菌をガン治療の一助に活用する病医院は、全国的に増えつつあります。乳酸菌がガン治療に力を発揮するのは、免疫力(体を病気から守る力)を強める働きがあるからです。
専門家による実験では、免疫力を強める強力な働きのあることが実証されています。現在、ガンだけでなく、さまざまな病気が人間の健康を脅かしています。そうした中で改めて見直さなければならないのは体に本来備わっている免疫の働きです。免疫とは、体内の病原体やガン細胞などを退治して、私たちの体を病気から守ってくれるしくみのです。
そのしくみを担う最も重要な器官が、実は『腸』なのです。腸は食べ物を消化・吸収するだけでなく、無数の免疫細胞によって、病気から体を守ってくれています。
腸を若返らせて活発に働かせることができれば、さまざまな病気を退けることができるのです。腸内には、100兆個以上の腸内細菌が生息しているといわれています。
これらの腸内細菌は、体に有用な働きをする善玉菌と、害をもたらす悪玉菌に大別されます。腸を若返らせるためには、腸内に乳酸菌をはじめとした善玉菌を増やさなければなりません。善玉菌が惑玉菌よりも優勢なら、おなかの調子がよくなるだけでなく、免疫力も強まるのです。そのしくみは、次のとおりです。免疫細胞にはさまざまなものがありますが、最も重要な働きをするのが、ヘルパーT細胞です。
ヘルパーT細胞には、ガンに対抗するTh1と、たんばく質などに対抗するTh2があります。この2つは、どちらか一方が活性化すると、もう一方の働きが抑制されるという問係にあります。
そのため、悪玉菌がたんばく質を分解したときにできる有害物質が増えると、Th2が活性化され、逆にThlの働きが衰えて、ガンに対抗する免疫力が低下します。また、惑玉菌が優勢になって腸内に有害物質が増えると、それに対抗するために、血液中の白血球が活性酸素(酸化力の強い酸素)を大量にまき散らします。こうした有害物質や活性酸素は、血液によって全身に運ばれ、細胞の新陳代謝(古いものと新しいものの入れ替わり)を妨げたり、細胞を傷つけたりします。
それがガンやアレルギーなど、さまざまな病気を引き起こす原因になるのです。以上のように、腸を活性化して免疫力を強め、ガンをはいレめとするさまざまな病気を退けるには、腸内の最近を
増やすことが重要なのです。
腸内の善玉菌を増やすには、ヨーグルトなど、乳酸菌を多く含む食品を積極的に食べることが肝心です。特にガンの患者さんは、乳酸菌を大量に摂取して、免疫力を飛躍的に強める必要があります。乳酸菌はまた、腸の免疫細胞を直接刺激して免疫力を強めます。これは体内の全免疫細胞のうち、約6割が腸(小腸)に集中しているからです。
乳酸菌の働きは、細胞壁に含まれている成分(多糖類)によって生み出されています。その成分がバイエル板に取り込まれることで、小腸の免疫にかかわる働きを刺激し、免疫力を強めるのです。また、この成分は熟に強いので、乳酸菌が加熱によって死んでもその働きは変わりません。さらに、乳酸菌そのものが腸内の善玉菌のエサになって、善玉菌を増やすと考えられています。乳酸菌を大量にとるには、生きた菌よりも、死菌をとるほうが効率的です。
例えば、市販のヨーグルトの場合、 乳酸菌の生菌が含まれていますが、死菌なら同じ量をとった場合、 さらに大量の乳酸菌がとれるのです。しかも、大量の乳酸菌を生菌でとると、下痢になる場合がありますが、死菌ならその心配はありません。こうした優れた働きが明らかになってきたため、乳酸菌の粉末状の死菌を、ガン治療に活用する病医院が増えているのです。
濃縮乳酸菌
国内では1年問にガンで亡くなる人が約34万程度人いますが、ガンによる死亡数を部位別に見ると、男女とも肺ガンが第1位を占めています。
肺ガンは、ガンの中でも特に生存率が低いガンとされています。そんな中、肺ガンに対して行われる最新の治療法で、痛みも副作用もなく、ほぼ100%改善し、保険も使える新しいレーザー治療が注目を集めています。この治療法は、日本語では光線力学的療法といわれており、英語の頭文字を取って「PDT」と呼ばれています。
レーザー治療というと、高いエネルギーのレーザー光線で患部を焼き切るという印象を抱く人がいると思います。しかし、PDTで用いられるレーザーは出力が低く、レーザ一に手をかざしても、ほとんど熟さを感じないほどです。従来のレーザーメスは、40ワットの高エネルギーを利用しますが、PDTのレーザーは、その200分の1 の200ミリワット前後の弱いエネルギーしか使いません。
PDTの特徴は、レーザー光線を当てると化学反応を起こす光感受性物質を用いることです。特定の光感受性物質は.健康な細胞よりもガンの細胞に集中する性質があります。それを利用して光感受性物質をガン細胞に集中させ、そこにレーザーを当てると、健康な細胞には損傷を与えず、ガン細胞だけを選択俄に攻撃することができるのです。DNA(遺伝子の本体) にも影響を与えないので、新たなガンを誘発する心配もありません。肺ガンの患者さんには.高齢でタバコを吸う人が多く、肺が衰弱している場合が少なくありません。そんな患者さんに肺を切除する治療を行うと、呼吸機能が低下して極端にQOL(生活の室が低下したり、肺炎などの合併症で生命の危険を招いたりするおそれがあります。
その点、正常な細胞に損傷を与えないPDTなら、治療後の肺機能が維持されるので、そうした危険は少なくなります。
ガンに集中させる光感受性物質は、「腫瘍親和性光感受性物質」と呼ばれ、光を当てると化学変化を起こします。現在、フォトフリンとレザフィリンの2種類が、ガン治療用の腫瘍親和性光感受性物質として厚生労働省に認可されて保険適用を受けています。
レーザー光線を当てると、光感受性物質はいったん活性化しますが、その後、安定した状態に戻るときに活性酸素(酸化力が強い悪玉酸素)を出すと考えられています。この活性酸素がガン細胞を死滅させるのです。肺ガンのほか、胃ガン、食道ガン、子宮頸ガンに保険を使って治療ができます。
近年、早期の胃ガンに対して、内視鏡(胃カメラ)を使った治療が広く行われるようになってきました。この方法で胃ガンの治療を行うためには、ガンがリンパ節へ転移していない状態であることが条件ですが、腹部を切り問いたり、胃を切り取ったりせずにすむため、患者さんの体力的な負担が軽くてすみ、胃の機能を維持することができるという優れた特徴があります。以前から、胃ガンの内視鏡手術は行われていましたが、それは、EMR(内視鏡的粘膜切除術)と呼ばれる方法でした。これは、内視鏡の先端からスネアと呼ばれる金属の輪を出してガン組織の椒もとに引っかけて、高周波電流でガン組織を焼き切って切除する方法です。
粘膜下層までしか進んでいないものを早期胃ガン、固有節層以上に進行したものを進行胃ガンとそれぞれ呼んでいます。ガンが粘膜内にとどまっていれば、リンパ節への転移はないことが、今までの研究で明らかになっています。したがって、内視鏡治療の対象となるのは、早期胃ガンと呼ばれる段階のものです。
現在のガン治療で、標準的な治療法として誰もが認めているのは、手術・放射線・抗ガン剤の3大療法だけです。このうち、手術と放射線は早期発見による限られた部位のガン(限局ガンと領域ガンという) に対する治療法であり、ガンが局所にとどまっていれば極めて有効な治療法となります。
つまり、早期ガンであれば、完全に治ることも少なくありません。
ところが、ガンは転移をくり返す病気です。見つかったときには、すでに遠くの臓器に転移していたり、あるいは早期ガンと考えて手術・放射線で治療した場合でも、その時点ですでに、原発の病巣(もともとあったガン) から遠い臓器に見つからない微小なガンが転移したりしている可能性があるので、目に見えているガンだけを手術や放射線で治療をしても、あまり意味がなくなります。
こうしたガン治療の限界は、治療効果の目安として用いられている「5年生存率」を見ればよくわかります。このことを、症例数がいちばん多い肺ガンと胃ガンで見てみましょう。
まず、早期のガンのうち、限局(ガンができた原発臓器だけに限られたもの) ガンであれば、肺ガンの5年生存率は...66%胃ガンは95%となり高くなります。
ただし、早期ガンでも、領域(隣接した周囲の臓器への浸潤があるもの)ガンになった場合の5年生存率は、肺ガンで16% 、胃ガンでは40% と、数字が大きく低下します。
しかも、これはあくまでも5年たったときに生存している患者さんの数であり、5年以後に亡くなる患者さんも少なくないので、その数値はさらに低くなると思われます。
実際には手術でガンを取ることができても、その時点でほかの臓器に転移している場合が少なくありません。そのために再発して進行ガンとなり、死に至る場合もたくさんあるのです。このことは、転移が起こった進行ガンの場合で見ればもっとハッキリしています。
進行ガンの5年生存率は、肺ガンで2%、胃ガンでもわずか3% しかありません。限局ガンや領域ガンとして早期の治療を受けても、やがて再発して進行ガンになり、結局亡くなってしまう人がいるのは、なんとも悲しいことです。これを防ぐには、たとえ早期ガンであっても微小な転移を治療し、再発を予防することを目的とした、体に優しい治療手段を積極的に併用していくことが必要なのではないでしょうか。
そこで、今注目されているのが、患者さん本人の免疫力(体にとって異物であるガンやウイルスに抵抗する力)を強めてガンを退治しようとする免疫細胞療法です。特に、現在行っている患者さん自身の免疫細胞(リンパ球) の働きを強めてガンを抑え込む「活性化自己リンパ球療法」は、副作用がほとんどないため、患者さんがどんな病状であっても行うことが可能です。
また、その効果にも注目すべきものがあります。例えば、千葉県がんセンターの発表によると、肺ガン(ⅠⅣ期) の手術後の患者さんを均等にⅡつのグループに分け、必要であれば、術後の抗ガン剤療法あるいは放射線療法を行いました。そして、第1のグループ(8人)はそのまま経過観察をし、第2 のグループ(82人) はそれらの治療と並行して、手術後に活性化自己リンパ球療法を行いました。その結果、第1のグループの7~8年後の生存率が30%程度だったのに対して、第2グループの長期生存率は、60% 程度に上昇したといいます。この報告から導き出すと、価堤偶の抗ガン剤や放射線治療だけでは、再発によって亡くなる運命にあった70% の患者さんのうちの4割ほど(全体の患者さんの30%) の人が、免疫細胞療法を加えることによって救われたということになります。
これは、単にガンが小さくなったということ』とではありません。治癒して命が救われたのです。従来の免疫療法が、3大療法を補完する意味で用いられてきたのに対して、免疫細胞療法は、3大療法に次ぐ「第4 の柱」と呼ばれていますが、3大療法と併用してより効果が期待できることから、「3大療法の基盤の療法」として、もっと注目をしていただきたいと思います。
体の中では、毎日数100から数千に及ぶガン細胞が発生していると考えられています。にもかかわらず、すべての人がガンにならないのは、血液成分の1つである白血球の、リンパ球を中心とする免疫細胞(病気から体を守る働きをする細胞) が、ガン細胞を排除してくれているからです。
しかし、ガン細胞の増殖が活発すぎて免疫細胞の力を上回ってしまうと、ガン細胞は勢いを増し、やがて実際のガンという病気となって発病することになります。したがって、すでに発病したガンを抑え込むには免疫細胞の働きを強化し、劣勢となった免疫細胞を再び優位にする必要があります。これが、今注目されている免疫療法で、正式には、私たちが「免疫細胞療法」と呼んでいるものです。
免疫細胞療法として「活性化白目己リンパ球療法」と「樹状細胞ワクチン療法」を行っています。
活性化自己リンパ球療法とは、ガン細胞を攻撃する働きを持つリンパ球を体の外に取り出して、培養をしながら強力に活性化し、数も大量に増やしてから体の中に戻す療法です。
この方法では、まず患者さんから20mlほどの採血をし、そこからリンパ球を分離します。そして、そのリンパ球中に含まれている500万個ほどのTリンパ球を2過問かけて培養し、70〜80億個程度(約1500倍)に増やしてから、もとの患者さんの体の中に戻します。
これをくり返すことによって、治療を行っていきます。
一方の樹状細胞ワクチン療法は、リンパ球にガンの日印である抗原を伝える働きをする樹状細胞を体外で培養し、体内に戻す方法です。
現在広く行われているガン治療では、手術・抗ガン剤・放射線が3 つの大きな柱となっています。もちろん、これらの方法が効果を上げているのは問違いのない事実ですが、手術や放射線が期待できるのは早期発見による、限られた部位のガン(限局ガンと領域ガン)となります。転移・再発した進行ガンでは、全身のどこにあるかわからないガン細胞を対象にした治療仰を行わなければならないので、一般には手術や放射線の対象にはなりません。
現在広く行われているのは抗ガン剤治療しかないのです。私たちが、ガン治療の第4の選択肢として免疫細胞療法に注目するようになった理由も、まさにそこにあります。つまり、転移・再発した進行ガンに対する治療法として、強い副作用を伴うことの多い抗ガン剤治療しかないことが問題なのです現実には抗ガン剤の副作用で体力が落ち、特にガンを抑えようとする患者さん自身の免疫力(体にとって異物であるガンやウイルスに抵抗する力)が弱まってしまうことを考えると、ガン細胞の増殖が治療所よりかえって早くなってしまう可能性があり、思ったほど効果が望めないことになりがちです。
しかも、治療中に強い副作用に悩まされるということになれば、抗ガン剤による治療が果たして患者さんの利益になっているかどうか、疑わしい場合も少なくありません。
これに対して、私たちが行ってきた免疫細胞療法では、患者さん自身のリンパ球を用いるため、まれに軽い発熱・アレルギー反応が見られること以外に副作用はありません。そのため、従来の治療では考えられないことですが、治療中であっても旅行や外出が可能です。
治療のために体力の低下を招くといったことは基本的になく、QOL (生活の質) を高いレベルで維持したまま治療を続けることができます。また、ほかの治療の効果を妨げることなく、全体の治療効果向上が期待できます。免疫細胞療法と併用することで、抗ガン剤による免疫力の低下を少なくしたり、通常より抗ガン剤の量を減らせたりすることもあります。再発予防にも適しています。さらに、基本的に外来通院で行えることが患者にとって最大ノメリットです。