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温熱刺激で全身の血流と自律神経のバランスが改善

がん患者さんは低体温が悩み

体温が上昇すれば免疫力が上がり治療効果もアップする「煙らん温灸」

寒暖差の激しい春、秋は自律神経が乱れて全身の血沈も滞り冷え・低体温に要注意です。最近は、暑い夏でも冷房冷えで体が思った以上に冷えています。

現代社会では、夏でも冷房の効いた室内で過ごしたり、冬でも冷蔵庫で冷えた飲み物を飲んだりして、快適さや利便さと引き換えに、体に冷えをため込んで低体温を招く生活習慣が一般化しています。

冷えや低体温は、東洋医学では「万病のもと」といわれるほど、健康にとって重要な要素です。最近では、がんや脳卒中、心臓病など、多くの病気の根源に冷えや低体温があるのではないかと注目されています。「三寒四温」「春冷え」という言葉があるように、気温が乱高下する寒暖差の激しい春は、自律神経が乱れて体が冷えやすい季節です。

東洋医学では、春は五臓六腑の1つ「肝」の働きが活発になる季節と考えられています。「肝」はエネルギーや怒りをつかさどる器官で、イライラしたりストレスを感じやすくなったりするのです。

自律神経は、意思とは無関係に臓器や血管の働きを支配してまつしよういる末梢神経で、全身に張りめぐらされています。自律神経には、心身を活動させるための「交感神経」と、心身を休息させるための「副交感神経」の2種類があり、1日の中でシーソーのようにバランスを一取り合っています。交感神経の働きが優位になると、血管が収縮して血流が悪化します。

一方、副交感神経が優位になると、血管が適度に緩み、血流が促進します。寒暖差やストレスにさらされやすい春は、交感神経の働きが優位になる傾向があります。その結果、全身の血流が悪化して、冷えや低体温をはじめ、気分の落ち込み、憂うつ感といった精神的な症状や、肩こり、だるさといった身体的な症状など、さまざまな体調不良が引き起こされるのです。

東洋医学では、「気・血・水」と呼ばれる3つの基本要素が常に体内をめぐり、心と体の健康を保っていると考えられています。「気」は生命エネルギーのことで、元気や気力などの「気」です。「血」は血液のことで、全身を巡って酸素や栄養を運びます。

「水」は血液以外の体液のことで、リンパ液や消化液、涙、汗など、水分の代謝や免疫機能などにかかわっています。生命エネルギーである気の通けいらくり道となるのが「経絡」です。経絡は体内に網の目のように張りめぐらされ、体のすみずみにエネルギーを送り込んでいます。

経絡が分岐したり合流したりする要所にあるのが「特効ツボ(経穴)」です。経絡を通る気の流れが乱れたり内臓が疲れたりすると、関連した特効ツボに痛みやしこりが生じます。

体の表面と内臓は経絡によってつながっており、特効ツボを刺激すると気の流れが整って、体の不調が改善されると考えられているのです。

煙らん温灸は臭いや煙がほとんど出ず家庭で温灸が楽しめる安心・安全な医療機器

気の流れを整える方法のひとつに、お灸や温灸があります。お灸は、特効ツボにもぐさを乗せ、火をつけて温熱刺激を与えることによって経絡を通る気の流れを整える伝統的な民間療法です。

お灸の起源は古く、約三千年前の古代中国で発明されたといわれています。昔から親しまれてきたお灸であとすが、やけどをして痕が残るほど熱いというイメージがありまにおす。また、お灸は臭いや煙も強く、一般家庭で使用するには換気や火の管理が難しいという問題もあります。そこでおすすめするのが、煙らん温灸です。煙らん温灸は、嫌な臭いや煙がほとんど出ず、やけどや火事が起こらないように安全面にも配慮された、家庭で手軽に使える温灸用の医療機器です。

温灸は、心地よい範囲内に温度を調節した灸療法の総称です体の深部にまでポカポカした温熱を届けてじんわりと温めるため、やけどや水ぶくれができず、醜い痕が残る心配もありません。

煙らん温灸の素材には保温効果優れた桐の木が使われ、心地よい温かさが約30分問にわたって持続します。煙らん温灸の温灸剤は、原料であるヨモギを炭化することにょって、嫌な臭いと煙がほとんど出ないように工夫されています。

また、炭特有の遠赤外線効果で、体内への温熱効果の浸透力が増強されています。さらに、煙らん温灸の温灸剤には、体を温める効果のあるシナモンエキスと、血流を改善する効果のある松節エキスという2種類の精油が配合され、温灸効果をよりいっそう高めているのです。

では、煙らん温灸を体のどの部位に使用すればいいのでしょうか。次に、がんの症状やがん患者さんの生活の質(QOL)の改善に高い効果が期待できる代表的な特効ツボです。

耳の特効ツボ
耳に温灸できるのが煙らん温灸の特長の1つで、最もおすすめの部位といえるでしょう。耳を温めると自律神経が安定することがわかっています。実際、耳には、体の各部位と対応する全身の特効ツボがあります。また、耳には多くの毛細血管が集まっているため、温灸することで体がポカポカと温まり、全身の血流も促進します。
神闕(しんけつ)・命門(めいもん)
おへその中央にあるのが神闕です。神闕は、体のエネルギーを増やし、新陳代謝や血流を促進する特効ツボです。腰にある命門は、読んで字のごとく「命の門」という意味で、「温めることで命に火をともす」と考えられています。命門には、体を温めて血流を促進します。
三陰交(さんいんこう)太衝(たいしょう)
足にも冷え症や低体温の改善におすすめの特効ツボがあります。三陰交と太衝です。足首の内側にある三陰交は、肝臓・腎臓・牌臓の経絡が交わっている場所で、温灸することで3つの臓器すべてを活性化することができます。そのほか、血流の促進や冷え症・不妊症の改善に加え、ほてりやのぼせ、めまい、頭痛、動悸など、更年期障害に伴うさまざまな不定愁 訴にも有効と考えられています。
リンパ節・がんの部位
冷え症や低体温に加え、がん患者さんに共通している問題は免疫力の低下です。免疫力を増強させるには、体のリンパ節に煙らん温灸を当ててください。さらに、がんを患っている部位に煙らん温灸を当てることをおすすめしています。1ヶ所につき10分間、1日に1~6回温灸するといいでしょう。ただし、各回の問は2時間以上の時間をあけます。煙らん温灸をする時間はあくまでも目安です。例えば、左右の耳と神開に温灸をしたい場合、それぞれ十分ずつといった具合に調節してもかまいません。また、患部が出血していたり炎症を起こしていたりする場合や、温灸することで痛みが生じたり悪化したりする場合は使用を控えるようにしてください。