がんが嫌う摂養の習慣

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『摂養』とは摂生(節制)、養生、保養の3つの意味から成っています。摂養は家族単位で行なうことが大切です。

1人病人がいたら実はその家族の他の人も危ないと考えるべきです。江戸時代は養生という言葉より摂養の方が健康を細田意するときには一般的でした。摂生といえば、すぐに思い浮かぶのが禁煙、禁酒。そして養生の中には、これまでにも述べてきた「食事で養生する」という意味の『食養』も含まれています。

しかし同じ食養でも、何を食べるかという食事の内容ではなく、「規則正しく食事をとる」とか「食べ過ぎない」といった食事の仕方は、摂生の中に入ります。本来、食養とは体にいい食材を選び、悪いもの体を冷やすようなものは調理法を工夫して、体に障りのないようにする。

何を食べるかよりもいつ食べるかが重要

そして時間通りに食事をする。食べ過ぎない。間食、夜食は控える。そういったことをすべてトータルして、食養というのです。

しかし今は、「何が体にいいのか」ということばかりが強調されているように感じます。脂だらけのハンバーグでも、腐ったものでも、きちんと量をわきまえて時間通りに食べていれば、さほど体に負担はかかりません。逆に体にいいと言われているものでも、不規則な時間に食べたり間食や夜食が多かったりすると、体に負担がかかるのです。

そこで「何でもいいから時間通り食事をすることを推奨しています。時間通り食べられるようになったら、次は何が体にいいか教えてあげましょう、と。まず「規則正しく」という第一ステップをクリアしてください、という食事指導をします。

「これが体にいいですよ」とか「これはやめてください」という話を最初にすると、みなさん不規則な食事時問のまま、「体にいい食事」を実行してしまう。それでは何の意味もありません。

ペットでも動物園の動物でも、あるいは実験動物でも同じですが食事の量を腹七分目ぐらいにすると、自然と食事が規則的になってきます。このことがそういう生活をしている動物たちが病気にならない理由のひとつではないかと考えてます。

我々動物の体の消化、吸収はすべてプログラムされています。つまり、自分たちが意識しなくても時間が来たら唾液も消化液も出て、胃と腸が活動を始めるのです。それが乱れると、吸収分解機能がおかしくなったり、排せつが整わなかったり、といった異変が起こります。

自律神経で無意識のうちにプログラムされているということが、とても大事なのです。食事を不規則にするということは、いきなり時差のある国に行って現地の食事時間に合わせて食べるようなものです。これは私たちの消化管にとって、非常に大きな負担になります。

自律神経にとっても、負担になります。だから海外から帰ると体がだるくなったり、集中力がなくなったり、眠れなくなったりするのです。養生の基本は食養にあり、ということです。食養によって日々、体の中のプログラムを適切に動かす。1日たりともそれが乱れると、病気を作る原因になります。さで、摂養3 つめの『保養』は、言葉としては知っていても、病人や年配の人のすることだとみなさん思っでいるようです。しかし、どんなに実証の、パワフルな人でも週に一度完全な保養をする...つまり休養をとることががんを防ぎます。加えて年に1回ぐらいは長期休暇をとることががんを防ぎます。

こうした摂養の習慣が、がんを寄せ付けない体質作りにつながります。