細胞内に侵入しやすい「サポニン」がガン細胞を死滅させる「朝鮮人参」

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「サポニン」の代謝産物「M1」がガン細胞の増殖を抑え、頓死させる

中国最古の医学書『神農本草経』の医学書には朝鮮人参について次のように記載されている。「五臓を補う主どり、精神を安じ、魂晩を定め、驚惇を止め、... ...」。薬効は多く、それが200 0年を超える歴史の中で、経験的に示されてきた。その経験則から、1 9 5 0年代に入るや成分研究に科学が用いられ、万病に効果のある朝鮮人参の成分が少しずつ明らかになってきた。

注目を集めたのは種々のサポニン群。サポニンとは複雑な化学構造を持った配糖体。多くの植物に含まれており、大豆、お茶にも多い。が、朝鮮人参のサポニン含有量はたいへんな多さで、多いといわれる大豆、お茶の15倍にものぼる。細胞内に入り込みやすく、強心、強壮作用が知られている。その朝鮮人参に、さらにガンの転移を防ぐ効果のあることを、和漢医薬学会で、富山医科薬科大学和漢研究所の教授とほかの研究グループが報告した。

では、どのようにガンの転移を防ぐのか?。教授らは『M 1』に注目した。朝鮮人参を食べると、これまでも最大に注目されてきたサポニンが、腸内の乳酸菌などの善玉菌が分泌する酵素の作用によって『M1』と呼ばれる物質に変化する。つまり『M1』はサポニンの代謝産物である。動物を使った実験で、『M
』を投与すると大きな変化が起こった。

ガン細胞は周囲の細胞から栄養を取り入れて成長すると、血液に入って他の臓器にも飛んでいく。そのガン細胞が他の臓器に入り込んでそこでも成長していくと転移したことになり、人間であれば当然、末期ガンと判断されてしまう。

その転移が大幅に減少したのである。では、今あるガン細胞を壊死させる作用はないのだろうか- 。そこで『M1』をガン細胞に注入してみた。するとガン細胞の増殖が抑えられただけではなく、アポトーシスが起こったのである。

アポトーシスは自発的な死。いわゆるガン細胞の死滅が確認されのだ。最近の研究ではガン細胞の死滅、転移防止のみならず、高血圧、糖尿病、老化、消化器疾患、痴呆、ストレスなどにも効果があると報告されているものの、そのメカニズムが明確ではなかった。

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