摂取したカロリーと代謝のために必要ビタミン、ミネラルなど副栄養素のアンバランスは、毎日の食事や間食だけに限りません。
じつは水分補給でも、同じことが起きています。現代人には、1日に2.5リットルの水分が必要です。
その配分は、食物から1リットル、飲料水で1.2リットル。そして、体の中で作られる代謝水で0.3リットルとなっています。
問題は飲料水で摂る1.2リットルの水分に何を飲むか、です。これまで見てきたように、現代食のほとんどは、間食も含めて摂取したカロリーは過剰で副栄養素は失調しているためにアンバランスな代謝を助長していますが、これはドリンク類も例外ではないのです。
とくにジュース類は最悪です。1.5リットルのペットボトルのジュースには、カロリーは、なんと65〇キロカロリーも含まれています。ジュースを飲むということは、水分補給ではなくカロリー補給になっているのです。
しかも、砂糖は精製されており、一度に大量に飲めば急激に血糖値も上がります。このために、急上昇した血糖を下げようとして血糖を下げるための唯一のホルモン、インスリンが膵臓より分泌されますが、こうした高血糖- インスリソ分泌過剰を繰り返し続ければ中毒状態となり、血糖を一定のレベルに維持できなくなり、甘いものやジュースが常時欲しくなります。一種の中毒です。
こうなると生活習慣病へまっしぐらです。理想的な水分補給源はお茶です。緑茶、抹茶、煎茶、番茶、はうじ茶にウーロン茶など、色々なお茶がありますが、どのお茶でも最適です。中でも抹茶はビタミソと、,、ネラルのバランスがよく理想的な飲み物です。麦茶はコーヒーと同じくピビタミンがほとんど入っていないので、できれば他のお茶にしましょう。
お茶の次に良いのが牛乳( 成人は1日200ミリリットル位まで) や豆乳です。また、スポーツドリンクは糖分も少なく吸収率も高いので、運動のあとや寝る直前、あるいは長湯の後などで脱水予防に効果的ですが、日常的に飲むのは禁物です。
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