飲みものに関する注意点ですが、まず基本的に甘いものは当然ですが、NGです。コーラや炭酸飲料、果汁飲料といったソフトドリンク類には、平均10 パーセントの濃度で砂糖や果糖が入っています。
500ミリリットルのペットボトルだと約50グラムです。これは角砂糖10個分にもなります。こうした清涼飲料水に含まれる糖質はすでに水に溶けていることから、からだにスピーディーに吸収されるという特徴をもちます。これは何を意味するかというと、ガプガブ飲むことで血糖値の急上昇を招くことになるのです。
糖尿病体質の人の場合、すぐにまたのどが渇き、それをいやすためにまたガブガブと飲んでさらに高血糖に... という悪循環に陥ります。
健康的なイメージのある飲みものにも注意が必要です。栄養ドリンクやスポーツドリンクには糖質が多く含まれています。とくにスポーツドリンクは、運動で失われた電解質や糖質をスムーズかつスピーディーに体内にとり入れられるようにつくられているので、より多くのインスリン分泌につながってしまいます。
健康的な飲みものといえば、野菜ジュースもその筆頭。しかし、野菜ジュースは、果糖やブドウ糖などの糖質を含んだ果物といっしょにジュースになっているものが多く、なかには砂糖を使っている商品も。避けたほうが無難といえるでしょう。もちろん、自宅で野菜をジューサーにかけたものならOKです。このとき、りんごやバナナを入れるのはNGです。
牛乳もまた健康的な飲みものと考えられていますが、糖質オフ健康法の観点から見るとNGです。意外に思われるかも知れませんが、牛乳には「乳糖」という楯賞がたくさん含まれているのです。
その量は、コップ1杯(200 cc)で約10グラム。濃厚タイプや低脂肪タイプだと含有量はさらに増えます。以上、避けるべき飲みもののお話をしてきましたが、ついでに安心して飲めるものにもふれておきましょう。
コーヒーや紅茶は砂糖なしのブラック・ストレートで飲めば大丈夫です。また、日本茶や中国茶、ミネラルウォーターは砂糖なしでもお いしく飲めるのでオススメできます。糖質制限ダイエットをはじめる方たちは、少し質のいいミネラルウォーターを購入して飲みます。九州の「桜島 活泉水」はデトックス効果の高い温泉水です。国産の超軟水から好みのミネラルウォーターを選ぶといいでしょう。
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