捨てればきれいになる「からだのしくみ」

女性の「やせたい願望」は永遠のテーマでもあります。なかには、「自分のからだを変えたい」と思ってダイエットに励む人もいるでしょう。たぶん、そういう人は「自分のからだが好きじやない」ということからスタートしているのかもしれませんが、「やせる」ってことを短絡的にめざして食事制限をするよりも、自分のからだの欲求を満足させることからはじめたほうが、実はずっと効果が高いのです。

そもそも女性に「やせたい願望」があるのは、「やせてきれいになってモテたいから」とか「かわいい服を着られるようになりたいから」とかだけではなく、人間の本能の中に排泄要求があるからなんです。実は、排泄機能が低下すると、「太りたくない! 」という要求が増大します。

というのは、毎日の排尿や排便、発汗、女性なら月ごとの生理などの排泄が滞ると、からだが自家中毒を起こしてしまうからなのです。からだにたまったゴミを捨てられないうえに、過剰な栄養をとるのを防ごうとして、「食べたくない」= 「太りたくない、やせたい! 」というように脳が働くんです。

でも、排泄機能がしっかり働き、捨てるべきものをきちんと捨てられていれば、ホルモンも活性化して、無理なダイエットをしなくても「きれい」は自然に手に入れられるのです。

からだのそうじは、からだ本来の要求

女性の場合、生理というしくみのついでに月に1 回、血液を捨てて新しい血をつくることができるし、出産も実はからだにたまった老廃物を捨てる大きなチャンスです。女性はからだのしくみとして、男性よりも得しているんです。

女性は「疲れた」といいながらも元気ハツラツな状態をつくれる強さがあると言いましたが、からだ本来の機能としてそうなっているということです。これを活かさないのはもったいないと思いませんか。本来からだに必要のないものをため込まないために、気持ちのいい排泄と、それを可能にするための骨盤のスムーズな開閉運動をめざして生活すれば、それだけで女性のからだには想像を超えるすばらしい見返りがあるんです。

生命を育み、支える女性のすごい力

女性は、生命を育む食べものをつくり、加工できる力を本来もっています。それはつまり、生物としての切り札をもっているのです。だから絶対に重宝されるし、それを活かして自分が生きていく場をつくっていくこともできるのです。

子どもが生まれたら勝手におっぱいが出るし、たいていの女の子は、ちょっとした食べものをつくって人に提供することができる。どんなに偉大な人でも、政治力のある人でも、必ずお腹は空くし、なるべくならちょっとおいしいものを食べたいと思っているでしょう。

だから、歴史の表舞台に立っていたのは男が多いけど、彼らの健康を維持することで男たちの「からだ」を支えているのは結局女性です。それに加えて、社会の潤滑油的存在でネットワークを築いてきたのも女性。男は勝ち負けにこだわるから、男性だけだと争いになりやすいのです。

男性が「巨大なビジネスをやってのけたぜ! 」なんていっても、裏でその男たちの「からだ」を支えている女性たちがいる。つまり、生命を支え、育む力を女性はもっているんです。でも、残念なことに、女性がその大切さを見失っているケースが多くみられます。女性は、ビジネスの話をしているときでも、時間がきてお腹が空いたら「とりあえず、食べましょうか」っていうことができる。

つまり女性は、「女性である」というだけで、からだで成立している世界のツボを全部押さえているのです。

そうじの効果が倍増する考え方

生きていれば嫌なことやうまくいかないこともあるから、自分の現状に不満をもったり、自信喪失に陥ってしまったりする。肉体的にも精神的にもすごく疲労する。でもその、何かによって「疲労させられる」「エネルギーを奪い取られる」ことですら、人間にとっては大きな排泄行為であり、デトツクスなんです。

人は、消耗することによってからだもこころも育まれていくもの。使ったぶんだけ新しいエネルギーがわいてくることで、からだそのものの営みもつつがなく回っていくんです。これを自分のからだできちんと証明できれば、仕事や人間関係でわずらわされたり、つらいと感じたりすることもなくなるよね。しんどいことや面倒なことが起こっても、「でも、これで明日ちゃんとウンチが出れば、それでいいや」とか「ちょっとヒヤッとしたけど、背骨が汗をかけたと思えばいいか」なんて発想の転換ができるようになればベスト。そのためには、普段からからだの声を聞いて、自分のからだの変化に敏感になっておくことがとてもとても大切なんです。

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