年齢とともに、目が疲れやすくなった、文字が見えにくくなった、読書や運転を長時間するのがつらくななってきた、と訴える人は増えていきます。最近は、パソコン、スマホなどの使用頻度が高くなっているためか30歳代半ばから訴える人が増えます。仕事で何十時間もパソコンを使う仕事だと目の疲れを自覚できないほど疲れている人もいます。
これは老眼の初期症状ですが、ほかにもかすみ目、まぶしさなどの症状を感じることが多くなります。こうした症状を訴える白内障も目の老化によるもので、加齢により誰にでも起こる病気です。
では、こうした目の老化を防ぐ手立てはないのでしょうか。実は近年、視力回復や全身の老化防止に役立つと、ある栄養成分が注目を集めるようになりました。それが、「アントシアニン」と呼ばれるポリフェノール(植物の色素成分)の一種です。
さらには、ずば抜けたアントシアニン含有量を誇る「アサイーベリー」という果実が今、脚光を浴びています。アサイーベリーはヤシ科の植物で、南米・ブラジルの熱帯雨林で収穫されています。
成熟した実は濃い紫色をしていて、ペリー系の果実とチョコレートをブレンドしたような味がします。アメリカ・ブランズウィック研究所の調査によると、アサイーベリーはブルーベリーの約4.6倍ものアントシアニンを含み、ブドウやチェリーなど、ほかの果物と比べてもアントシアニンの含有量がずば抜けています。
そのため、「自然がもたらしたパーフェクトフード」とも呼ばれています。
では、なぜアントシアニンが目に効果的であるかを紹介します。
- 抗酸化作用で目の老化を防ぐ
- 目の血行を改善する
- ロドプシンの再合成を促進する
アントシアニンにはいくつかの種類があります。
アサイーベリーの場合は、デルフィニジンとシアニジン( アントシアニジン) という成分の含有量が飛び抜けています。特に分子量の小さいシアニジンは、目の毛細血管、水晶体、網膜との相性がよく、吸収されやすいことから、目のかすみ、ぼやけ、眼精疲労に素早い働きが期待できます。
事実、アメリカの3大学で行われた共同研究では、アサイベリーの果実と精製したアサイーベリージュースを人に投与したところ、数時間でアントシアニン(シアニジン3-0グルコシド) の血中濃度が高まり、それぞれの血漿抗酸化量も増加。
一方、尿中の抗酸化物質の容量や血血中の尿酸濃度などには変化がなかった、という臨床結果が発表されています。
すなわち、アサイーベリーのアントシアニンは、飲むと「素早く血中に行き渡り、長く留まる」ことがわかったのです。こうした特性から、アサイベリー
は、パソコン作業や車の運転で長時問、目を酷使する人にも愛用者が多いのです。
もちろん、アサイーベリーは、中高年の視力の衰えの改善にも有望です。また、水晶体の濁りを防ぐことで、老眼の進行に歯止めをかけ、白内障などの眼病の発症を抑制する効果も期待できるでしょう。愛用者の中には、「老眼の進行が止まっている」「飛蚊症の症状が消えた」「白内障の手術を回避できた」「緑内障の眼圧が安定した」という人もいます。
目は一生つきあっていくものですから、長期的なケアで老化対策をしていくことが大切です。紫外線から守るには、UV加工されたサングラスの使用も有効です。体の中からは、アサイーベリーでケアを続け、良好な視野を維持してください。日本ではまだ、アサイーベリーの果実を入手するのは難しいようです。
アサイーベリーの有効成分を効率よく摂取するには、健康食品やサプリメントを活用するとよいでしょう。
アサイーベリーの3大眼病への効能、効果
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