インディアンジンセンとしてとして知られるアシュワガンダは、ベラドンナの根と葉から採取したもので、インドの伝統的民族療法で使われるハーブのひとつです。
西洋では1つのハーブに含まれる1種類、ないしは2種類の成分を分離することに焦点をおいてきました。しかし、インドのハープ療法では、あらゆる成分が相乗効果で働くという考えに基づき、植物全部を使います。一千年以上もの間、アシュワガンダはインポテンツやストレス、不妊、関節炎などの治療薬として尊重されてきました。
からだのさまざまな機能に、幅広く効果のあることからアシュワガンダは高麗人参と同様、健康と活力を増強する強壮剤とされています。また、これも高麗人参と同様、スタミナ、体力、精神力を強めるともいわれています。
強壮剤になるハーブについては、西洋に匹敵するものがないので、西洋の言葉で説明するのが難しいのですが、一般的にアシュワガンダのような強壮剤はからだを強化するため、ストレスの多い状況に適しているとされます。このようなハーブは、からだが弱っているときでも平衡状態を保ってくれるからです。
現在、アシュワガンダはインドハープ複合剤に配合されている例が多く、さまざまな病気に効果があるといわれています。とくに、催淫薬や精力強化剤としても普及してきています。アシュワガンダは、性的願望や性的能力を高めるとされるハーブ( ハマビシなど)と混合された形で販売されています。インドハーブ療法士によると、アシュワガンダは性的衝動や勃起を持続させる力を高めるそうです。
また、天然の抗炎症性薬剤でもあるアシュワガンダは、関節炎に伴う不快感を軽減します。インドのプーナにあるプーナ大学で行われた研究報告では、アシュワガンダと亜鉛が配合されたハーブ複合剤を与えられた関節炎患者は、痛みと硬直が著しく軽減したということです。関節炎に効果のあるインドハーブのサプリメントが何種類か市販されていますが、その多くにカンランが配合されています。
- 効能:エネルギーを強化する。性的能力を高める。関節炎による痛みを緩和する。
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