「レシチン」と一致するもの

脳に効く レシチン

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レシチン は脳にどのように働くのか どのような 効能 効果 があるのか についての情報です。

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レシチン は記憶物質 アセチルコリン のもと

私たち人間は、年齢を重ね中高年といわれる年代になると、新しい物事を覚えるのに時間がかかったり、モノや人物の名前が思い出せなかったり、ということがあります。これらは、記憶の衰えによるものです。

私たちの記憶にかかわるのは「 アセチルコリン 」という伝達物質で、 アセチルコリン が不足すると物覚えが悪くなるということが、動物やヒトでの実験結果からわかっています。そこで、脳内のアセチルコリン値を上げたり、記憶力を増強する、というような触れ込みで話題になっているのが レシチン というわけです。また、このほかにも、コレステロール値の上昇を抑える、肝障害を改善する、といった健康効果がいわれていますが、これらは真実なのでしょうか。

レシチン を摂取すると、腸管で分解と吸収がおこなわれて コリン となります。そして、そこに酢酸が合わさることで、記憶をつかさどる伝達物質 アセチルコリン ができあがります。

コリン というのはビタミンの一種で、少量ですが体内でつくられている物質です。なので、厳密には体外から摂取しなければならないわけではありません。ただ、体内での生産量だけでは不足しているので コリン を摂取するということになるのですが、摂取しても効果はありません。それは、 コリン が腸内細菌によって分解されてしまうためです。しかも、悪臭を発生させることもあり、 コリン そのものは食用には適しません。 コリン の代わりになる物質、それが レシチン 、またの名が ホスファチジルコリン です。

レシチン と ホスファチジルコリン は、化学の分野では レシチン は ホスファチジルコリン を指しますが、 サプリメント ( 健康食品 )の分野では、 レシチン は ホスファチジルコリン を含むリン脂質の混合物という意味で用いられます。サプリメント ( 健康食品 )として市販されている レシチン は大豆や卵黄を原料としてつくられ、 ホスファチジルコリン を含んでいます。

コリン の大切な働き

コリン の多くは、体内でリン脂質として存在します。リン脂質というのは、グリセリンという物質に脂肪酸とリン酸が合わさったものです。リン脂質の中でよく知られているのが ホスファチジルコリン で、脳にぎっしりと詰まっている神経細胞の膜の主成分です。少し難しくなりますが、そのほか、 コリン は アセチルコリン の原料で、脂肪を体内のある場所から別の場所へと運搬したり、炭素1つの単位であるメチル基を分子から分子へ移動するなど、私たち人間が生きる基本を支えているのです。

普通に食事をとっていて コリン が欠乏することは考えられませんが、 コリン を多く摂ると、記憶力が高まる、脂肪肝を予防するといったプラス効果が期待できます。

軽度の認知症に効くのか?

加齢によって増えてくる脳の病気のひとつに 認知症 があります。そして、その大半をアルツハイマー病が占めています。アルツハイマーは、日時や場所、人の名前などを覚えられず、自分のことさえわからなくなってしまう病気です。脳の記憶をつかさどる海馬という付近でアセチルコリン神経が壊れてしまうのが原因です。そこで、 レシチン の摂取で、脳内で アセチルコリン に変化し、アルツハイマーの症状が改善すのではないかと期待されたのですが、多くの治験の結果、 アセチルコリン神経の脱落を補うのには十分なレベルではないことがわかったのです。アルツハイマーではなく軽度から中程度の認知症で、 高品質な レシチン ( ホスファチジルコリン の含有量が 70 ~ 90 % )の摂取であれば、合理的だと考えられます。

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レシチン の働きに関するまとめ
主成分
レシチン
効能
記憶力を高める。血圧を下げ、コレステロール値を下げ、血小板の凝集を防ぐ。肝機能を改善する。軽い認知症に。
副作用
食欲不振、吐き気、腹部膨満感、下痢。大量に摂取した場合、血圧低下によるめまいをおこす。
注意
円滑に吸収されないと、下痢をおこす。

レシチン 肝臓と脳の働きを良くする はこちら

体や 脳 にとって、良い油、悪い油 に関する情報です。

最近は、いろいろなところで悪い油の話がされるので、ご存じの方も多いかもしれません。しかし、世間にこれほど悪い油が出回っているのを見ていると、まだまだその怖さを知らない人が多いのも事実です。実際、悪い油がもたらす健康被害は想像以上に甚大です。

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オメガ3 脂肪酸とオメガ6 脂肪酸 について 摂取バランスが悪いと 脳 にダメージ?

一言で油と言っても、さまぎまな種類があるのですが、オメガ3 脂肪酸とオメガ6 脂肪酸は必須脂肪酸と呼ばれます。人の体では合成できないので食べものから摂る必要がありますが、人体にとって重要なのは、オメガ3 脂肪酸とオメガ6 脂肪酸のバランスです。現代人の食生活は、オメガ3 脂肪酸の摂取量が減少し、オメガ6 脂肪酸が増加するアンバランスな状態になっています。

オメガ3 脂肪酸は、亜麻仁油、しそ油、えごま油のほか、イワシやサンマなどの魚の脂に含まれています。一方、オメガ6 脂肪酸には、べ二バナ油、コーン油、ごま油、大豆油、グレープシードオイルなどがあります。日常的によく使われる植物油の大半は、オメガ6 脂肪酸のほうですが、現代の日本人に積極的に摂ってほしいのは、オメガ3 脂肪酸が含まれる油です。

オメガ3 脂肪酸とオメガ6 脂肪酸の理想的な摂取量は、1 対1 から 1 対 4 ほどとされています。ところが、現代人の食事では 1 対 10 から 1 対 30 になりやすいといわれます。では、オメガ3 脂肪酸の摂取量が減り、オメガ6 脂肪酸の摂取量が多くなると、このアンバランスはどのような影響を体にもたらすのでしょうか? 最大の問題は、うつ病になる可能性が高くなることです。

女性特有のうつの症状はこちらです。

脳神経が急速に発達する幼児期に、脂肪酸の栄養バランスが慢性的に悪い状態にあると、成人した後、抑うつや不安など情動に悪影響をもたらすのではないかと仮説をたて、マウス実験が行われました。実験の結果、オメガ3 脂肪酸が胎児期から慢性的に足りていないマウスは、抑うつ行動が現れました。また、脳神経の働きも、柔軟性を欠くものでした。オメガ3脂肪酸の不足が、脳神経の働きと情動行動に有害な結果をもたらすと明らかにされたのです。

ではなぜ、油が脳の働きに影響を与えるのでしょうか。それは、脳の 6 割は脂質でできているからです。そのため、脳は油を絶えず欲しがります。脳にとって油は油で、健康の善し悪しなど関係ありません。油の供給量が減れば、「油をもっと摂れ」と指令を出します。

今度スーパーヘ行ったら、油を含む食品を改めて眺めてみてください。オメガ3 脂肪酸を含むものは少量で、オメガ6 脂肪酸を含むものが多いことがわかるでしょう。オメガ3 脂肪酸を含む亜麻仁油やしそ油、えごま油は高価ですが、オメガ6 脂肪酸を含む植物油は安価です。オメガ6 脂肪酸を豊富に含む植物油は、安価であるため広く流通しやすく、入手しやすくなっています。そこで、脳に命じられるまま、私たちは、身近なオメガ6 脂肪酸を含む食品をやたらと食べてしまう悪循環に陥るのです。

脳に大切な働きをする レシチン についてはこちら https://108-blog.com/highquality-sleep/2021/09/post-10.html

多く摂りたいのは オメガ3 脂肪酸

うつ病が20世紀に入って急増しているのは、オメガ6 脂肪酸を多く含む植物油の摂取量が増加していることに一因があると考えられています。オメガ6 脂肪酸は、炎症性のある生理活性物質の原料になり、オメガ3 脂肪酸は炎症を抑えて免疫を増強する生理活性物質の原料になります。うつ病患者では、オメガ6 脂肪酸のほうの生理活性物質のレベルが高いと報告されています。さらに、オメガ6 脂肪酸を摂り過ぎると、アレルギーが起こりやすくなるという報告もあります。

脂肪酸のアンバランスを整えるには、オメガ3 脂肪酸を意識的に摂ることが大事です。ただし、オメガ3 脂肪酸は、非常に酸化しやすいという側面があります。酸化された油が体内に吸収されると、細胞膜にダメージを与え、周りの組織の老化を進行させる可能性があります。これを防ぐには、少量ずつ買い求め、開封後は早めに使い切ること。冷暗所に保存すること。加熱調理を避け、食べる直前に料理にかけること。この 3 点を守ることが大切です。

オメガ3 脂肪酸を摂るためには、新鮮な青魚のお刺身を使ったカルパッチョなどがおすすめです。薄切りにしたお刺身に岩塩を軽くふりかけ、亜麻仁油やえごま油をたらし、上からレモンやライムを搾ります。とてもシンプルな料理ですが、おいしく効果的にオメガ3 脂肪酸を摂ることができます。

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人工的につくられた トランス脂肪酸 に注意する

もう 1 つ、食べるのを控えたい油があります。それは、トランス脂肪酸です。トランス脂肪酸は、油に水素添加して人工的につくりだされた脂肪酸です。脂肪を研究している科学者たちの間では、油に水素添加することを「オイルをプラスチック化する」といわれます。トランス脂肪酸は、プラスチック同様、自然界には存在せず、そのため自然界では分解されない物質なのです。

現代は、いつのまにかトランス脂肪酸を多く含む食品だらけです。マーガリンやショートニング、フライドポテト、ビスケット、クッキー、クラッカー、パイ、ドーナツ、ケーキ、シュークリーム、アイスクリーム、菓子パン、クロワッサン、インスタント麺、スナック菓子など、比較的安価な食べものの多くに使われています。なぜなら、トランス脂肪酸の油は、人工的に安く大量生産できるからです。

デンマークでは、2003 年から、最終製品に含まれる油脂 100 g 中のトランス脂肪酸を 2 g 以下とする規制を設け、また、2011 年 10 月から「脂肪税」という制度で健康に悪影響を及ぼす食品に課税が行われています。2012 年 1 月には新たに通称「チョコレート税」も設けられています。

日本国内には トランス脂肪酸 の規制がない

その点、日本はどうでしょうか? トランス脂肪酸の義務表示すらいまだに設けられていません。2012 年に開かれた内閣府食品安全委員会の専門調査会では、「通常の食生活では健康への影響は少ない」として、日本国内での規制は不要とする内容の評価書がまとめられました。その理由は、「多くの日本人のトランス脂肪酸の摂取量は 1 % 未満なので心配ない」というものです。しかし、ポテトチップやアイスクリーム、菓子パンの大好きな人はたくさんいます。こうしたものを日常的に食べている子どもも、決して少なくないでしょう。それらの人々の摂取量は、基準値を超過する可能性が十分にあります。油は体に必要なものですが、悪い油を摂ると脳を壊します。国が規制を設けない日本では、自主規制するしか健康を守る方法はないのです。

ただ、ダイエットの時には油の摂り方でずいぶん効率が変わるので、油はすべてダメ! と思うのは間違いです。ダイエットに最適な「サルバチアダイエット」などもオメガ3 脂肪酸を利用しています。血管の脂肪を大掃除する働きにも注目が集まっています。

油を味方にする、現代人はオメガ9 系を積極的に摂ることで効率よく健康的に痩せる オメガ3、6、9について

不眠に陥る脳内緊張

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不眠に陥る脳内緊張 に関する情報です。

緊張感が高まると眠れない

ものごとがうまくいっていない隠れた理由の多くは、ズバリ「緊張している」から。

たとえば「老人は眠りが浅い」とはよく耳にする話です。あなたはその説明を、老人の生理現象だ、と聞かされてきませんでした? しかし、隠れた理由は「残りの人生が短いという緊張」が常にあるから。独立してもうまくいかない人が多い。その説明は、プランが甘かったから、見通しが甘かったなどといわれます。

しかし、隠れた理由は「失敗したら再起不能だし人から笑われる。早く軌道に乗せなくては」という緊張が常にあって、思考や行動の一貫性がなくなった結果です。

あなたは周りの様子が気になりませんか? 周りがあなたと同じなら、とりあえず安心できますよね。でももしお互いが緊張していて、鏡のように見合っていたら、それこそ悲劇です。怖いのは、あなたにとって緊張が当たり前になって、緊張に慣れっこになったとき。知らないうちに、あなたに悲劇が起きていないでしょうか?

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いつも緊張感がある

日本のサラリーマンの月曜日の朝。また一週間が始まり、ぎゅうぎゅう詰めのバスや電車に乗り込んで、つり革をつかむ。駅についたら競争するように改札へ向かい、会社に到着。机には先週のやり残しの書類が積んである。同僚との会話もそこそこに、引き締まった顔をつくって、書類が詰まった重いカバンを持って出る。お昼は駅前の定食屋へ。もくもくと食べている人ばかり。食べながらも頭の中の大半は、仕事のこと。午後からも頭を低く下げて業務を処理。何回か携帯に呼び出しがある。

足早に会社に戻ったら、机には得意先からの伝言メモや社内連絡がベタペタ貼ってある。上司に報告しなくてはいけない案件が朝から気になっている。時間がない、どうしようかと思案していると、上司から呼ばれる。上司は平然と「クレームが発生したから明日の新幹線で出張してくれ」という。 仕事が手一杯だと断りたい言葉をぐっと飲み込む。

午後10時30分。もうパソコンをダウンさせて帰らなくては・・・ タクシーに乗らずに帰宅できる時間まで、あと少し。朝来た道を逆にたどって、家についたら深夜0時。お風呂からあわただしく出てきて、缶ビールを1本。夕刊を開く。テレビをつけると経済ニュース。目から耳から、気になる情報が入り脳にストックされる。時計は午前1時近くをまわり、もう寝なきゃ、明日はまだ火曜日だ。思考が続いているときは、神経が休まらず30分は寝つけない。

この人は、一日の緊張を解き、疲れを取る余裕がありません。もしかしてあなたも、こういう生活に慣れっこになっていませんか?

疲労の蓄積

週に何日、時間に追われていない日がありますか? 息抜きするのは何日ですか? 休みの土曜日も付き合いがあったり、家の用事があるのでは? 楽しみにしていた日曜日は、あっという間に終わるのでは? ストレスだらけの一週間、そして、あなたの月曜日がまた始まります。

あなたが緊張しなければ、アイデアも出るし、忙しさを楽しむほうに回れるのに。緊張を解くのは、部屋の掃除と同じです。しばらく掃除しなかったら、ホコリがたまってきますよね。あなたに「脳内緊張疲労」がたまってしまうと、ビジネスもうまくいかないでしょう。

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「緊張」と「疲労」の分解

緊張は「時間」と関係性があります。残された時間が短くなればなるほど、あなたの緊張は大きくなります。たとえば大勢の前でプレゼンテーションをするとき。 2 ~ 3 時間も前から顔がほてったり心臓が早鐘を打ったりします。 60 分を切ればもっと心臓の音が高くなります。残された時間がなくなって、プレゼンテーションの直前に緊張はピークに達します。あなたの緊張は「経験」とも関係性があります。初めて経験することや、将来が見通せない状況に直面すると、緊張します。また緊張は「感情の不安定さ」とも関係性があります。

それから疲労という言葉は、聞かない日がないほど日常的に使われています。肩が凝った、目が疲れた、頭がぼーっとする、などです 。しかし肉体労働と知識労働では、疲労の取り込みかたがぜんぜん違います。肉体労働は、明日の労働、あさっての労働を、今日取り込むことはありません。ですから肉体労働の疲れは、1日分。一方、知識労働は、未来を先取りします。

たとえば、あなたは売上未達が続くと、月末が心配になって胃が痛みます。1日中パソコンに向かう仕事が多くなりましたが、体はほとんど疲れていません。疲れているのはあなたの 脳 です。現代は、肉体を使わなくなったぶん、 脳 を使って働いている社会です。またニュースでは世間の不快な情報が、毎日毎日、脳に蓄積されます。脳に緊張が付加されて、いっそう疲労がたまりやすい時代を生きているのです。

脳内緊張の方程式

「 脳内緊張疲労 = 時間不足感 × 感情不安定感 × 知識労働率 × 経験( 見通し )不足感 」感覚的な方程式です。

計算結果は個人差が出ます。この方程式でもっとも重要なことは、時代性がひそんでいることです。現代は時間不足感がきわめて強い。変化が速くて未来が見えにくい。なので感情の不安定感がきわめて強い。そして、知識労働率がきわめて高い。ですから、知らず知らず脳内緊張疲労度が高くなっているのです。しかも、この 3 点は今後さらに加速されるでしょうから、必然的に脳内緊張疲労度もいっそう高くなっていくと思われます。

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