ぜんそくの対処法

ぜんそくは一般に根治できない病気と言われていますが、食養法や自然手当て法でラクに根治できます。

ただし、美食家、甘党に多い病気ですから、根気と忍耐が必要です。呼吸器は生命活動に直結しており、呼吸を数分以上止めただけで死に至ります。それだけに、呼吸器が弱ると全身の他器官に障害がおき、体質が弱体化します。ことに神経系統がひ弱になりますから、呼吸器系の異常を正しておかなければなりません。

ぜんそくは一種の全身病です。ぜんそくのことばかり考えて治そうとしても根治しません。アレルギー体質を改善するため、毎日の食事を正しくすることです。

痰は、動物性蛋白質と脂肪の代謝不能で、その代謝が十分にできないために中間産物が体内に停滞してできます。体には有害な物質を早く体外に出そうとする作用がありますが、せきはそのひとつの現れです。ですから、体内の蛋白質や脂肪の代謝を正常にもどせば老廃物もスムーズに出てゆくので、疾もせきも自然になくなります。

疲やせきをしずめるにはフキが有効

フキは有効ですから、出まわる頃には活用すると良いでしょう。ただし、加工して1年中売って小るものには、まず薬効はありません。中でもフキノトウは効きめ大ですから、ぜんそくもちの人は春にたくさん佃煮にしておくと良いです。

これは疾やせきに有効です。レンコンおろしにショウガおろしを少々まぜて、塩と黒砂糖を少々入れて熱湯を注ぎ、葛湯のようにして1日2~3回飲むと効きます。

激しいときはレンコンの搾り汁ばかり盃1杯くらい飲みます。ショウガの汁を背中にすりこんでマッサージすると治ります。

ヨモギの青汁を盃1杯くらいに液体酵素をまぜて飲むのも効果的です。酵素がないときはヨモギの汁だけでも良いです。ビワ葉コンニャク温湿布も有効です。足浴、腰浴などを心がけ新陳代謝を助けるようにすると、全身的に丈夫になります。

食事で体質改善

喘息 | 薬を使わない食事療法(病気・症状別)

よく噛んで、口の中でドロドロにして流しこむ食べかたが、いちばん大切です。主食玄米小豆ご飯、玄米黒豆ご飯、半つき米、純良の日本ソバ、黒パン、胚芽、玄米餅、雑穀など。

すりゴマを必ず大さじ2~3杯はかけて食べます。副食最も良いのはタンポポの根のきんぴら、フキノトウの佃煮。フキノトウは花の開かないつぼみをとり、これをそのままゴマ油でサッと妙めてからしょうゆで煮こむだけです。

また、レンコンの煮もの、天ぶら、きんぴら、そのほかの根菜類の煮合わせなど。砂糖を入れないこと。甘味使用の場合でも、黒砂糖少々でかくし味程度にして、味がまろやかになるくらいでやめること。

ゴボウ、タケノコ、黒いコンニャク、ヨモギ、ダイコンなども効果があります。ゴマ、黒豆、小豆は常食にすると良いでしょう。焼きギンナンを5~6粒食べると、せきやあえぎを止めます。ただし、尿意をおさえる働きもあるので連用はしないこと。

禁ずるもの甘いもの、くだものはできるだけ少ないほうが良い。卵ならうずらの卵が良い。酢のもの(梅酢なら良い)、甘い菓子類、甘い飲みもの、アルコール、たばこ。

飲みものレンコンと青ジソと黒妙り玄米を入れて煎じたものを、水や茶のかわりに飲むと良い。食薬梅肉エキス、妙法人参茶、エゾウコギエキス、命泉など飲むと良い。

「アレルギー(鼻炎・ぜんそく)」鼻炎の鼻水やぜんそくのたんは余分な水分を排出する体の防御反応

気管支炎の対処法

熱とせきと頭痛を伴う急性の場合

急性の気管支炎は、熱とせきと頭痛を伴い食欲がないものです。熱を下げるシイタケとレンコンを入れた玄米スープ が良く効きます。

気管に豆腐バスターを貼るのも効果的です。胸が痛むからし湿布を一度だけして、後はイモバスターを貼っておくと良いでしょう。

梅干しの湿布を気管に貼っておくとさらに効果的です。飲みもの玄米茶、番茶、しょうゆ番茶(純正の自然醸造のしょうゆを1~2滴たらし、番茶の熱いのを一合ほど入れて飲む)、梅干し番茶(梅干し一個に熱い番茶をさして種だけ残して飲む)、梅肉エキスも良い。

のどから気管に炎症が浸透する慢性の場合

急性気管支炎は熱が出ますが、肺炎のように高熱は出ません。慢性気管支炎になると熱は出ません。のどから気管のほうに炎症は浸潤していきます。

のどがはれたときイモバスターを巻いておきます。こうすると気管のほうに広がらないでくい止めることができます。うがいくらいですまし、のどにイモバスターを巻くのをおこたると、体質の弱い人は気管のほうに広がっていきます。

せきが止まらないときイモパスターをつくつて胸に貼ると良く効きます。サトイモのない季節ならジャガイモでも良いです。梅干しの果肉をガーゼにのばして包み、胸に貼ります。せきのひどいとき胸と背中の両方に貼ると早くラクになり、せきも止まります。

肺炎や重い気管支炎は、湿布だけでも治るというほどで、湿布は非常に大切ですが、化学薬品やサルファ剤におさえられ、この頃は湿布をする方は少なくなりました。

しかし、これは大きな間違いで、薬でバイ菌をおさえたから熱が下がったのであって、内部の病気はそのまま残っています。これを治すにも、余病を防ぐにも、湿布は切なものですから、ぜひやってください。

呼吸器系 かぜの対処法

胃腸がくたびれると、かぜに負けやすくなります。断食中ナノま、一石どんなに寒くてもかぜをひかないものです。気が張っているときも、かぜはひきません。

つまり、自律神経が活発に働いてくれるからです。気持ちがだれたり、くよくよしたりすると、自律神経が疲れて働きにくくなります。その上、胃腸が弱っていたら年中かぜを呼びこむようになります。

そんな人は間食をやめ、ご飯にはすりゴマをたっぷりかけ、梅干しは1日2個食べます。食事はよく噛み、腹八分にして気を入れて何かすると、かぜに負けないようになります。かぜが流行するときには梅肉エキスを毎日飲むと良いです。かぜで熱が出てもすぐ医者に走らず、自然の手当てや食事法でやってみてください。

家庭ですぐできる自然療法集「食中毒の季節に梅の効能、効果」

ひきはじめ

まず、肝、腎、脾の手当てをします。就寝前に、生来色黒の人は梅干しの黒焼きにしょうゆ少々、熱い番茶を注いで飲み、色白の人は熱い卵酒がよく効きます。1~2分熱湯につけたネギの搾り汁盃一杯も良く、また、熱いネギみそも良いです。

食事法

食事はネギ、ダイコン、油あげなどを入れたみそ雑炊、ネギ入り玄米餅維煮、ニラのみそ雑炊、葛湯、梅干し番茶。栄養をつけようとして、肉、卵、バターなどの酸性の動物性食品を食べると、かえって治りが遅れます。お腹を空っぽにして毒素を流したほうが早いのです。甘味料、刺激物、清涼飲料水、アイスクリーム、くだものなどの過食をさけることです。

風邪・インフルエンザ | 薬を使わない食事療法(病気・症状別)

頭痛

ショウガの搾り汁にゴマ油をまぜたものを頭にすりこむと良いです。リンゴおろし、 またはダイコンおろしをガーゼに包み、ひたいにのせておいても良く効きます。梅干 しの果肉を紙か布に貼って油紙をして鉢巻したり、ビワの生葉を額と後頭に貼っても 良いです。

のどの症状別処しかた

痛むとき
塩番茶でうがいをし、熱い雑炊を食べます。ダイコンと油あげ、またはネギ入りみそ雑炊を少し味を濃く仕立てます。のどの痛みがひどいときはからし湿布をします。
梅干しの果肉を貼っておくのも良いでしょう。梅酢で湿布するのも良いですが、長くするとかぶれるので注意します。肝、腎、脾の手当て法も大切です。イモパスターを貼っても良いです。イモバスターはこちら
腫れたとき
イモバスターをガーゼに包み、のどに巻いて数時間そのままにしておきます。腫れは見事にひきます。急性ののどの病気、のどの腫れ、熱が出たり、ものを飲みこむのにも痛むときは、イモバスターが良く効きます。ショウガを多めにすりこまないと効かないので、注意してください。
また、のどの病気であごの下が卵のように腫れたときも、このイモバスターを患部に貼ると2~3日できれいにひきます。
声がかれたとき
生のレンコンをおろしてふきんで絞り、その汁に黒砂糖少々を入れて盃一杯飲むと効きます。また、カボチャの種半カップほどに、あればキンカンを2~3個人れ、黒砂糖を少々入れ、二カップの水で1カップまで煎じて寝る前に飲むと、たいてい1回で良くなります。
せきが出て困るとき
オオバコの種を煎じて飲みます。また、オオバコと青ジソの葉を干したものと、キンカンを濃く煎じて飲むと良く効きます。ダイコンの種を妙って、乳鉢かすり鉢で粉にして、これを小さじ3杯ずつ1日数回番茶で飲みます。
これは百日ぜきにも効きます。ダイコンの種は古いものほど良いです。キンカンを丸ごと黒砂糖でジャムのように煮ておくと何年でも保存できます。これに熱い湯をさして飲むと、せき、かぜに効きます。
煮た実を食べても良いです。レンコンをすりおろして盃1杯、ショウガおろし少々、塩少々を入れ、熱湯を半カップ注いで1日2~3回飲むと効きます。
また、妙り玄米ひとにぎりに、レンコンの節2~3個を細かくきざみ、シソ(青ジソのほうが効く) の葉の陰干ししたもの2~3枚を、水三カップに入れたものを2カップに煎じて1日3回くらいに温服します。ガラスのびんにダイコンをうすい輪切りにして8分目くらい入れ、その上からダイコンがかぶるくらいはちみつを入れる。一昼夜もするとダイコンから汁が出てはちみつととけあい、上に出てきます。せきが出るときに小さじで好きなだけなめると良く効きます。
痰がからんで苦しいときは、クコの根(地骨皮という) の皮を煎じて飲めば疾が切れ、せきも良くなります(クコの根の皮3~7 gを、水5カップの中に入れてとろ火で約3カップまでに煮つめたものを、1日3回に分服)。
頑固な咳を止める
イモバスターをつくり、これを木綿の布に長さ十五センチにのばして包みます。これを人肌ほどに温め、胸、背の両面に相対して貼り、その上を油紙でおおい、三角布で巻いておくとたいていのせきは止まります。
寝ている病人でなければ、夜だけ4日ほど実行します。同様に、梅干しを貼っても良いです。これらは百日ぜきにも良く効きます。
喉が痛くて食べられない
玄米スープをうすい塩味にして梅干しで食べます。葛湯に黒砂糖少々入れて飲んでも良いです。

熱が高い場合

梅干し番茶や梅干しの黒焼きを飲みます。ゆきのしたの青汁を、大さじ1杯か2杯くらい飲むと良く効きます。ダイコン、カブ、コマツナなどを頭の前と後ろにたくさん当て、一時間おきくらいにとりかえると、気持ちよく解熱します。

氷枕よりも早い効果に驚きます。豆腐バスターを額に貼り、1時間ごとにとりかえるのも効果があります。毒素も引きだすので氷より気持ちよく解熱します。治癒も早く、急性肺炎などでも2日くらいで解熱するくらい効きめがあります。

ダイコン湯( ダイコンおろしを盃に3杯、ショウガおろしをその1割、しょうゆまたは塩少々を加え、みそ汁より少しうすい味にしたもの)、熱い番茶、または熱湯2合を注いだものを飲むと解熱発汗に効きます。ただし、日頃から虚弱だったり結核、肋膜の病人には不適です。

鼻かぜの場合

鼻づまりには、日本ネギの白根をはいでヌルヌルした内側を鼻根に貼ります。赤ちやんの鼻づまりには、鼻全体に植物油を塗ると良いです。鼻汁を出すのは、かぜの場合ばかりでなく、食が原因のことが多いものです。したがって、絶食も効果的です。また、普段からよく噛み、少食にすることも大事です。

「風邪・気管支炎・扁桃腺炎」体の冷えと血液の汚れが原因 | 自分の免疫力で治す

フグ料理といえば、冬の風物で、フグチリやフグ刺しが有名ですが、日本以外でも、韓国、中国、アフリカなどで食べられています。

ご存じのように、昔から「フグは食いたし、命は惜しし」という諺もあるくらいで、その猛毒で令を落とす人がたくさんいました。

それでも日本でフグ料理がこのように一般に広まったのは、明治21年に伊藤博文が 下関でフグを食べてあまりの美味しさに感動し、フグを解禁したのがきっかけになったと伝えられています。

最近は、フグの黒い皮がガンの防止によいとか、フグの脂肪にはDHA が多く、ボケの防止やアレルギー症に効果があるともいわれています。

ところが、このフグを養殖する場合には、稚魚の歩留まり率が悪く、大量養殖が難しいこともあって、どうしても高価な魚になっていました。そこで、クコンを飼料に加えてみたところ、歩留まり率が倍にまでなりました。

ウコンは人間だけではなく、フグにも効果がありそうです。次に、このことを取り上げた平成3年3月25付の『南海日日新聞』の記事を紹介しておきます。

【全国のフグの40~50%は奄美産といわれるなかで、その養殖フグの飼料にウコンを混ぜ与えた七ころ、「元気の出るフグ」が続々誕生、稚魚の歩留まり率がグンと高まった。

ウコンは、肝臓機能を強化する薬用植物として広く知られているが、人間だけでなく、フグにも効果ありというわけ。ウコン入りの飼料を使っているのは、奄美の宇検村銘柄の宇検養魚㈲。

フグの稚魚の歩留まり率は30~40%と非常に低く、大量養殖が難しいこともあって高値の要因といわれている。エサはイワシ、サバなどをミンチ状にしたものやニンニク、大豆などを混ぜたものが主。これにウコンの粉末を加え、稚魚に与えたところ歩留まりは通常の約2倍の80%に達した。昨年は百万匹の稚魚を入れたが、70~80%を維持した】

ウコンをより上手に摂るために | ウコンの効能・効果
https://turmeric-guide.net/archives/657

この頃は、同じ食品でも健康という付加価値をつけて販売促進を行う傾向があります。それならウコンこそ健康によい食品作りの素材に最適というわけで、ウコン入りのパンを作り店頭に並べているパン屋さんが鹿児島に現れました。

このパン屋さんはもともとおいしいパン作りでは有名で、さらにウコンを加えておいしくて、しかも健康によいパン作りに挑戦しています。パン粉とウコンの割合としては、パン粉1 kgに対してウコンの粉末7 gを加えてパンを焼いているそうです。

お客さんの反応は予想以上によく、他のパンよりもウコン入りパンのほうが先に売り切れてしまうということです。

ウコンをより上手に摂るために | ウコンの効能・効果
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春ウコンの根茎を輪切りにしてみますと、その切り口は鮮やかな黄色です。すでに何度も触れてきましたように、これは黄色い色素クルクミンが豊富に含まれているからです。

しかも、春ウコンは生薬のなかでも上薬に位置づけられているように、まったく毒性がありません。このような春ウコンは黄色の着色料として使うのにとても適しています。

例えば、料理で黄色味をつけるときは卵の黄身を使うのがふつうですが、その代わりに春ウコンを使いますと鮮やかな黄色味が出せます。そのうえ春ウコン自体が素晴らしい薬効をもつ生薬でもありますから、色合いで目を楽しませてくれるだけでなく、同時に健康にも役立つ料理ができあがります。

その他にもたくあんの着色料として利用されていることはすでに紹介したとおりです。また、昔から着物を包む布にはウコン染めのものが利用されていたことからもわかるように、春ウコンは布などの黄色の染料としてもおなじみです。

一般に大多数の天然染料の場合は、その色合いを出したり、固定するために媒染剤といわれるものを必要とします。

まずはじめに、水に染料の材料を入れ、温度を上げます。たいていは沸騰させて染料分を抽出させ、その液の中に繊維を浸して染料分を吸収させます。ところが、吸収させたままで終わってしまいますと、色合いが十分に発色しなかったり、色の定着が不十分でしばらくすると色あせてしまいやすいのです。そこで、アルミや鉄、鋼などの金属を化学処理して水に溶かした媒染剤に、染料分を吸収させた布を浸して発色と定着のための作業を施します。うところが、クコンの場合は、ウコンで煎じた液の中に繊維を入れるだけで染まってしまうので、簡単に染めることができます。

試しに、白い布を使ってウコン染めをやってみると、実にきれいな黄色いハンカチができあがります。

琉球王朝の専売品だった生薬「ウコン」 | ウコンの効能・効果
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ウコンに殺菌作用があることはすでに学会でも発表され医学会からも注目を集めているのですが、この性質を利用すると意外なところで効果を発揮してくれます。

ウコンの粉末に少量の水を加えてよく練ります。例えば、それを切り傷につけておきますと、切り口から菌が入るのを防げますし、また皮膚を活性化するので傷の治りもかなり早かったという体験談が多数あります。

また、痔の場合にもウコンをつけると殺菌効果が期待できますし、皮膚の活性化作用で傷の事実、ウコンをつけたところ、3日後にはいぼ痔がすっかり肴んでしまったという体験をされた方もいます。

その他にも虫さされにウコンをつけると効果的ですし、水虫につけたら、長年どうすることもできなかったのに、ウコンの粉末を練って毎日ていねいに塗りつけていたら見事に完治してしまりたという体験談も報告されています。こうしたウコンの殺菌作用は何も人間にだけ効果を発揮するわけではありません。

出世魚と呼ばれるブリは、関西では成長につれてツバス、ハマチ、メジロ、ブリと呼ばれますが、そのなかのハマチの養殖でもウコンの殺菌作用が大いに役立っています。

というのは、ハマチの養殖をしていると、鱗に虫がつきやすいという障害があります。ところが、餌の中にウコンを混ぜて与えたり、直接海水のなかにウコンを溶かし込んでやると、ほとんど虫がつかなくなるといわれます。

この他にも家に入ってくる虫よけに利用しているという例もあります。ある家では庭に竹薮があってその季節になると百足が家の中に入り込んでくるのに頭を痛めていたそうです。

そこで、ウコンの粉末を家の周辺に撒いておいたところ、家に百足が近づかなくなったといいます。

同じようにしてウコンはゴルフ場の虫よけにも利用できます。ゴルフ場で虫よけに撒く農薬が問題になっていますが、ウコンならばいっさい副作用もありませんから安心して利用できるというのです。ちょっと変わった話としては、鶏の餌にウコンの粉末を加えて与えたところ、卵黄の黄色味の程度がさらに強くなったといいます。

殺菌・抗炎作用も | ウコンの効能・効果
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最近は全国各地の温泉の成分をパウダー化して、香りや健康効果を家庭で味わえるような商品が出回っています。


実は、ウコンの場合もその粉末をお風呂に入れて入浴すると、とても肌が潤うのを体験できます。というのは、ウコンにはとても高い保湿効果がありますので、入浴後は皮膚が活性化され、しっとりとするからです。


入浴前にまず、小さじ1杯程度のウコン粉末を浴槽に入れてよくかき混ぜます。色合いとし
ては微かにごく薄く黄色味がかる程度です。これで準備はOKです。
あとはゆっくり入浴してください。きっと、最高の風呂上がり気分を味わっていただけます。


その他にも、ウコンの粉末を少量、水に溶かしてウコン液を作り、洗顔に利用するのもおすすめです。こうすれば、顔の皮膚が活性化されて、化粧ののりがとてもよくなります。

ウコンの効能、効果
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ウコンを食べる以外にも活用する「歯磨き粉」

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意外にあまり知られていないウコンのユニークな利用法について紹介しましょう。

ある調査によりますと、現在は、歯の検診を受けた中学生の3人に1人は歯科医にかかるように指導されています。戦後の歯科治療はずいぶん進歩したはずですし、食生活もかなり改善されたはずなのに、ムシ歯や歯槽膿漏、歯周病などといった歯の病気にかかる人は、増え続けているということです。

実は、このような歯の病気の予防にもウコンは一役買ってくれそうなのです。ムシ歯は、歯の汚れに住みついているミュータンスと呼ばれる細菌が作り出す酸がもとで起こります。この酸が、人間の体のなかでもつとも硬い組織である歯の表面のエナメル質に穴を開け、その下にある象牙質を溶かしてしまうことによって起こるのです。

そのために、ミュータンス菌がいっぱい群がる歯の汚れを歯ブラシできれいに取り除けばムシ歯を予防できると考えられ、歯磨きが奨励されてきました。

また、丈夫な歯を作るにはカルシウムをたっぷりとることが肝心なので、カルシウムをたくさん含んだ小魚や乳製品などを積極的に食べることが必要です。そこでウゴンをみてみると、ウコンには抗菌作用があり、また、カルシウムもたっぷり含まれていることはすでに述べたとおりです。

ですから、このようなウコンの特質を活かせば、歯の周辺組織に取りついた細菌を除去してくれるだけでなく、カルシウムの補給にも役立つので健康な歯を作るのにも都合がよいと思われます。もし毎日ウコン・をとつていれば、それだけでカルシウムを補給していることになります。

では、歯の細菌を取り除くにはどうしたらよいかというと、まずウコンの粉末を小皿のような容器に入れておきます。準備はこれだけです。そうしたうえで、最初にいつものように歯磨きをして歯の汚れをきれいに落としてから、ウコンの粉末を歯ブラシにつけて磨きます。

しばらく続けたら、うがいをして口のなかをよく洗い流します。なかには、ウコンの粉末にフライパンで妙った塩を混ぜ、それを歯ブラシにつけて磨いたところ、歯茎が引き締まってとてもよいという報告もあります。

もちろん、こうしたウコンによる歯の健康法だけで十分なわけではありませんが、歯の病気を予防する毎日の努力のなかに、このウコンも加えておくとさらに効果が上がると思います。大切なのは毎日続けることです。

ちなみに、うがいをするときに白い服などに液がつくと、黄色の染料としても使われるほどのウコンですから、黄色い染みがついてしまう可能性があります。その点だけは注意して使いましょう。

ウコンの効能、効果
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薬を使わずに糖尿病を改善したい

私は今年、88歳になりますが、現役でレストランの総料理長を務めて小ます。糖尿病になつたのは、今から45年ほど昔のことです。あるとき、排尿時に、妙に甘いにおいがするのに気づきました。尿の泡立ちも気になったため、「ひょっとしたら糖尿病かもしれない」と検査を受けたところ、予想が当たったのです。

当時の私は、働き盛り。フレンチはこってりとした料理が多いものですが、味見はシェフの重要な仕事です。仕事柄、おいしいものを次々と口にしているうちに、糖尿病を患ってしまったのでしょう。

糖尿病の症状は、特に現れなかったのですが、食前血糖値は200mg/dl以上、高いときには300mg/dl近くもありました。体重は75kgほどで、年々増加傾向。血圧も、最大血圧で160mmHG以上と、かなり高めでした。医師からまず勧められたのは、インスリン注射です。

しかし私は、それは避けたかったので、薬を使わず、食事療法に取り組むことにしたのです。許可されたエネルギー摂取量は、1日に1500 kcalまで。しかし、それを守ろうとすると、空腹でしかたありません。腹持ちがよく、エネルギーは少なく、病気の治療にいいものはないかと探しました。その結果、たどりついたのが、今回ご紹介するタマネギスープなのです。

70代の女性は1ヶ月でインスリンが不要に

タマネギスープは、週に1度、1週間分をまとめて作ります。私はそれを朝晩、カップに1杯ずつ飲むようにしました。すると、血糖値がみるみる改善。なんと、半年ほどのうちに120mg/dlまでに下がったのです。医師からも、「インスリンの必要はない」と、お墨付きをもらえました。こうしたわけで、かれこれ40年間、このタマネギスープを中心とした食事を続けています。このスープは、自然な甘みがあり、ご飯にもパンに合うので、飽きることがありません。

体重はいつの問にか8kgほどへり、もうずっと68kg台程度をキープしています。血圧もだいぶ下がりました。最大血圧は、120mmHGくらいです。食事を変えることで、いっさい薬を使わずに病気をコントロールできるというのは、食に携わる私にとって、ほんとうに喜ばしいことです。

レストランにいらした、70代くらいの女性のお客様が糖尿病だというので、タマネギスープをご紹介しました。インスリンも使っていると話していたので、私より症状が重かったのでしょう。そのかたは、早速実践したところ、なんと1ヶ月でインスリン注射が必要なくなつたそうです。報告を受けて、私もうれしく思いました。健康を守るタマネギスープはおすすめです。

玉ねぎスープの作り方

材料

  • たまねぎ(2kg)大8個程度
  • 刻み昆布(20g))
  • 生姜(1片)またはにんにく(1片)どちらでもみじん切り
  • めんつゆ(100ml)
  • 酢(大さじ2)
  • こしょう(少々)
  • 水(2リットル)

作り方

  1. たまねぎの皮をむき、よく洗ってから水とともに鍋に入れ、2~3分煮出してこしておく
  2. たまねぎを1cm角のさい目の切りにする
  3. 圧力鍋に1、2 と残りすべての材料を入れ、強火にかける圧がかかったら弱火で8分加圧する。

保存と飲み方

冷蔵庫で1週間は保存可能。朝、晩にコップ1杯ずつ取り出して飲む。

たまねぎスープを作るのが面倒な人は玉ねぎ皮ポリフェノール茶「さらさらたまねぎ茶」