ぜんそくの対処法

ぜんそくは一般に根治できない病気と言われていますが、食養法や自然手当て法でラクに根治できます。

ただし、美食家、甘党に多い病気ですから、根気と忍耐が必要です。呼吸器は生命活動に直結しており、呼吸を数分以上止めただけで死に至ります。それだけに、呼吸器が弱ると全身の他器官に障害がおき、体質が弱体化します。ことに神経系統がひ弱になりますから、呼吸器系の異常を正しておかなければなりません。

ぜんそくは一種の全身病です。ぜんそくのことばかり考えて治そうとしても根治しません。アレルギー体質を改善するため、毎日の食事を正しくすることです。

痰は、動物性蛋白質と脂肪の代謝不能で、その代謝が十分にできないために中間産物が体内に停滞してできます。体には有害な物質を早く体外に出そうとする作用がありますが、せきはそのひとつの現れです。ですから、体内の蛋白質や脂肪の代謝を正常にもどせば老廃物もスムーズに出てゆくので、疾もせきも自然になくなります。

疲やせきをしずめるにはフキが有効

フキは有効ですから、出まわる頃には活用すると良いでしょう。ただし、加工して1年中売って小るものには、まず薬効はありません。中でもフキノトウは効きめ大ですから、ぜんそくもちの人は春にたくさん佃煮にしておくと良いです。

これは疾やせきに有効です。レンコンおろしにショウガおろしを少々まぜて、塩と黒砂糖を少々入れて熱湯を注ぎ、葛湯のようにして1日2~3回飲むと効きます。

激しいときはレンコンの搾り汁ばかり盃1杯くらい飲みます。ショウガの汁を背中にすりこんでマッサージすると治ります。

ヨモギの青汁を盃1杯くらいに液体酵素をまぜて飲むのも効果的です。酵素がないときはヨモギの汁だけでも良いです。ビワ葉コンニャク温湿布も有効です。足浴、腰浴などを心がけ新陳代謝を助けるようにすると、全身的に丈夫になります。

食事で体質改善

喘息 | 薬を使わない食事療法(病気・症状別)

よく噛んで、口の中でドロドロにして流しこむ食べかたが、いちばん大切です。主食玄米小豆ご飯、玄米黒豆ご飯、半つき米、純良の日本ソバ、黒パン、胚芽、玄米餅、雑穀など。

すりゴマを必ず大さじ2~3杯はかけて食べます。副食最も良いのはタンポポの根のきんぴら、フキノトウの佃煮。フキノトウは花の開かないつぼみをとり、これをそのままゴマ油でサッと妙めてからしょうゆで煮こむだけです。

また、レンコンの煮もの、天ぶら、きんぴら、そのほかの根菜類の煮合わせなど。砂糖を入れないこと。甘味使用の場合でも、黒砂糖少々でかくし味程度にして、味がまろやかになるくらいでやめること。

ゴボウ、タケノコ、黒いコンニャク、ヨモギ、ダイコンなども効果があります。ゴマ、黒豆、小豆は常食にすると良いでしょう。焼きギンナンを5~6粒食べると、せきやあえぎを止めます。ただし、尿意をおさえる働きもあるので連用はしないこと。

禁ずるもの甘いもの、くだものはできるだけ少ないほうが良い。卵ならうずらの卵が良い。酢のもの(梅酢なら良い)、甘い菓子類、甘い飲みもの、アルコール、たばこ。

飲みものレンコンと青ジソと黒妙り玄米を入れて煎じたものを、水や茶のかわりに飲むと良い。食薬梅肉エキス、妙法人参茶、エゾウコギエキス、命泉など飲むと良い。

「アレルギー(鼻炎・ぜんそく)」鼻炎の鼻水やぜんそくのたんは余分な水分を排出する体の防御反応

関連記事