エゾウコギは、シベリアから中国の黒竜江省にかけて自生しており、高麗人参などと同じウコギ科のハーブ。強壮や強精、疲労回復に高津人参以上の効果があるとされ、スタミナ回復や免疫力アップの目的で利用されるサプリメント。
効能・効果は、栄養学的エルゴジェニツクス（運動能力増強剤）。免疫賦括作用。滋養強壮やスタミナ増強。抗疲労効果など。
有効成分としては、エゾウコギに特有な配糖体の他、クマリン誘導体、セサミンなどのリグナン類、ステロール配糖体、テルペン類などがある。
これらの成分が、さまざまなホルモンの受容体に結合することで効果を発揮すると考えられる。
2003 年に愛媛大学から報告された研究では、市販のエゾウコギ抽出物の4製品の抗疲労効果が強制遊泳マウスにおいて検討されている。
その結果、エレウテロシド類やイソフラキシジンといった成分が含有された2製品において、有意な抗疲労効果が認められた。
また、ストレスによ血祭中コルチコステロン値の上昇とNK（ナチュラル・キラー）細胞活性低下を抑制する作用が認められたという。
さらに、1998年に中国から報告された基礎研究では、エゾウコギとクロレラの2剤を、骨粗鬆症モデル動物である卵巣摘出ラットに投与したところ、骨密度が増加するという結果が得られている。
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