エノキタケは、ガンの予防や治療効果か報告されており。食用キノコであり、サプリメントとしても入手できる。大規模な疫学調査によって、エノキタケを多く摂取する家庭では、ガンによる死亡率が低いことが報告されてきた。ガンの予防や治療効果について、動物実験や症例報告が示されている。
エノキタケの有効成分は、自己免疫力を高めることにより、ガンの発生を予防したり、ガンの増殖を抑制したりする。有効成分として、βグルカンの他、エノキタケ特有のたんぱく質結合多糖類(FFH-1、FFH-G、EA6など)も見いだされている。
これまでに、エノキタケの抗ガン作用が動物実験で示されてきた。まず、ガンの予防効果を検討した実験では、エノキタケの熱水抽出物を経口で投与したマウスでは、移植したガンの発症が抑えられたという研究がある。
次に、制ガン作用について、ガンを移植したマウスに、エノキタケの熱水抽出物を腹腔内に投与したところ、ガンが縮小あるいは消失したという実験結果がある。さらに、静岡大学の研究にて、エノキタケの冷凍乾燥粉末をラットに投与した実験では、薬剤誘導性の肝障害を抑制する効果が示された。
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