エキナセア

ユキナセアは、北米原産のハーブである。免疫力を高め、感染症に効果のあるハーブとして、欧米では広く利用されている。特に、風邪症候群(いわゆる風邪) やインフルエンザのひき始めに摂ることで、高い効果を発揮する。

効能としては、風邪症候群やインフルエンザの症状緩和と躍病期間短縮。ヘルペスなどのウイルス感染症に対する効果。カンジグなどの真菌症に対する効果がある。

有効成分には、免疫賦括物質として働く多糖類や糖タンパク類、揮発油、フラボノイド類など数多くの物質がある。どんしよくエキナセアは、マクロファージの貪食作用を促し、リンパ球の機能も克進させる。また、炎症反応において働くサイトカインの産生を促す作用もある。特に、アラピノガラクタンという成分は、マクロファージからのTNFα(腫瘍壊死因子α) やIL (インターロイキン)-1 、IL -6 、I L -10 、インターフェロンβ などの産生を促進。

風邪などに対して摂る場合、2週間継続したあと、1週間休む、というサイクルで摂取する。これは副作用などの問題ではなく、この摂取方法のほうが、継続して何カ月も摂るよりも効果的と考えられるからである。
なお、継続して摂る場合の安全性に関して、臨床試験としては8~12週間継続して使用した報告があり、特に問題となる副作用などは見出されていない。一般に、1~2 週間ユキナセアを摂っても症状が改善しない場合には、医師の診察を受けるのが望ましい。

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