カテキン

カテキンとは、緑茶に含まれるファイトケミカルで、ポリフェノールに属する。ガンをはじめ、生活習慣病への効果が期待されている。

期待される、効能・効果は、抗酸化作用。胃粘膜保護作用。脂質過酸化抑制作用。抗肥満作用。高脂
血症改善作用。口内炎予防作用。抗ガン作用(食道ガン、胃ガン、膵臓ガン、膀胱ガンなど)。

緑茶のカチキン類には主に5種類あり、特にEGCG が重要である。EGCGの作用メカニズムとして、? ガン細胞の増殖を抑えアポトーシス(細胞死) を誘導する、
? 腫瘍細胞への栄養血管となる血管新生を抑制するといった作用による抗ガン効果が示されてきた。また、いくつかのガン細胞において、DNA複製を阻害するというデータもある。

緑茶の抗ガン作用については、これまでに多くの疫学調査のデータが報告されてきた。具体的には緑茶の摂取量が多いほど、ガンの発生率が低いという調査結果である。
たとえば、緑茶の摂取による乳ガン再発予防効果、卵巣ガン予防効果、胃ガン予防効果などだ。緑茶の摂取が多いほど胃ガンが少ないという研究結果は、静岡県での疫学調査や、中国各地で行われた調査によって示されてきた。

ただし、緑茶による胃ガン予防効果を認めなかったとする報告もある。緑茶の抗ガン作用については、さらに研究が必要である。近年、緑茶カテキンの抗肥満効果が報告されている。たとえば、男女80名の肥満者を対象にした臨床試験では、1 日あたり588m gのカテキンが12週間投与された結果、体重や体脂肪量が有意に低下した。このとき、男性では内臓脂肪、女性では皮下脂肪が減少したという。その他、花王の研究グループから、健常者や肥満者を対象にした研究で、肥満や高脂血症に対する効果が報告されている。