活性酸素を取り除く「アントシアン」が豊富(いちご)

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ビタミンの作用が低下すると、肺ガン、喉頭ガン、食道ガンなどのリスクが高まる

イチゴはビタミンCの含有量が果物の中ではレモンに次ぐ多さで、このビタミンCと赤い色素の『アントシアン』が注目されている。
ビタミンC は、身体に蓄えられないビタミンで、水溶性のため余分な量は尿と一緒に排出されてしまう。
1日に必要な所要量は50ミリグラムと日本では決められているが、このビタミンCだけは過剰になることがないので、どんどん摂取すべきである。
特に喫煙者などは意識してビタミンC をとるようにしてほしい。1本タバコを吸うとビタミンC が約25ミリグラム消費されている、という報告がある。それは、身体の細胞をサビさせる活性酸素がタバコを吸うことで発生し、それを除去するために消費される分と、さらに、ビタミンE を再生させるために消費される分である。ビタミンEも抗酸化作用が強く、やはり活性酸素の影響で老化する細胞を若々しく保つように働くのである。パワーのあるビタミンEが活性酸素と闘って破壊されると、ビタミンC が、それを助ける。
だからタバコを吸うとビタミンCはどんどん消費され、ビタミンEも不足しがちになる。
ビタミンには「最小律の原則」 があり、ひとつのビタミンが低レベルにあると、協調して働くすべてのビタミンの作用が低レベルに下げられてしまう。
ビタミンの作用が低下した結果、肺ガン、喉頭ガン、食道ガン、膵ガン、子宮頸ガン、勝脱ガンなどを引き起こしやすくなる。欧米諸国では活性酸素こそ「ガンの原因」 と強く訴えるグループが1980年ごろから登場し、現在は非常にたくさんの関心が集まっている。
イチゴは100グラム中におよそ80ミリグラムのビタミンC が含まれているので、1 日5~6 個は食べたい。

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