青魚に多いDHAは初期の大腸がんに有効

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動脈硬化予防、痴呆症の改善・予防、ぜんそくやアトピー性皮膚炎を改善

「魚を食べると頭が良くなる」という評判で人気となった『DHA』とは、ドコサヘキサエン酸の略で、「αリノレン酸系の油」。
マグロ、ブリ、サバ、マイワシ、ウナギ... といった背の青い魚などに多く含まれている。その頭の良くなるメカニズムについて、「脳の血管のところには「血液脳開門」と呼ばれる開所があり、脳細胞に必要な栄養成分のみ通過できます。
DHAはこの開所を通過できる成分です。脳細胞の脂肪には数% のDHAが確認され、特に記憶学習機能をもつ海馬と呼ばれる部分のリン脂質には、20数%のDHAが含まれています。
海馬に取り込まれたDHAは神経細胞の中へ。その神経細胞の先端はシナプスといわれ、情報伝達の送受信アンテナです。
このシナプスにDHAが多く含まれ、シナプスが硬くならないようにしています。硬くなると送受信機能が鈍ってしまうのです。脳に十分にDHAが補給されていれば情報伝達はスムーズ。
それで、結果的に頭の働きが良くなると考えられるのです。

事実、これを裏付ける研究をマウスで行った。DHA入りのエサを食べていたマウスは、迷路の中でもほとんど迷わず出口にたどり着いたのである。記憶能力を高めるほかに、動脈硬化を予防する、痴呆症を改善・予防する、ぜんそくやアトピー性皮膚炎にも効果が確認されている。
さらに、国立がんセンターと相模中央化学研究所の共同研究によって、初期の大腸ガンにDHAが有効であることも報告された。
発ガン物質を注射したマウスを2群に分けて飼育。
一方にはエサにDHAを、もう一方のエサには水を加えた。12週間後に結果を見ると、DHAを加えたエサを食べていたマウスの腫瘍の数は49個、大きさは直径で平均1.6マイクロメーター。一方、水を加えたエサを食べたマウスの腫瘍の数は平均1 22個。大きさは平均1.6マイクロメーター。腫瘍の数、大きさともにDHAがグッと抑えたことがわかる。

こちらでは血栓の予防効果も紹介。

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