イカスミの内側にある抗腫瘍作用で免疫力をアップ

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「ムコ多糖・ペプチド複合体」に注目! マウス実験でガン治癒率60~70%

イカスミ商品が注目の的。ここまでイカスミ食品が定着したのは、イカスミの抗腫瘍作用の恩恵を少しでも受けよう! という健康意識を持つ人々が増えてきたからと思われる。 90年8月から、各種学会で「イカスミに抗腫瘍作用がある」と発表してきたのは、弘前大学医学部保健学科の教授。 当時、青森県では地場産業の活性化を図ろうとしていた。八戸はイカの水揚げ量が多いことで知られ、青森県産業技術開発センターは、そのイカはイカでも、捨てられていたイカの内臓に注目。そして、「何か変なムコ多糖がスミの中にある」のを発見!新しいタイプの『ムコ多糖・ペプチド複合体』だった。 「どんな効果があるのか研究してほしい、と依頼があり、90年春から研究に取り組みました」腫瘍免疫学を専門とする教授は、得意ジャンルのガンをターゲットとした。マウスの腹の中にガン細胞を注入し、ガン化したマウスに対して2日目、4日目、6日目の3回、ムコ多糖・ペプチド複合体を腹に注射。マウスのガン治療を行ったのである。治療をまったく施さなかったマウスは、2~3週間で腹部にガンが増殖して5匹すべて死んでしまった。 が、治療したマウスは、5匹のうち4匹のガン細胞がなくなり、治癒。残りの1匹にしても、延命効果が見られた。この実験は3回線り返された。「結局、マウスのガン治癒率は60~70 % 。ムコ多糖・ペプチド複合体そのものがガンを叩くのではなく、免疫力をアップさせて治癒に結びつけることがわかったのです」さらに、ムコ多糖・ペプチド複合体を増量したり、イカスミだけで同じ実験が繰り返された。やはり同じようにマウスのガンは治り、ガンに効果のあることが立証された。 次に口からムコ多糖・ペプチド複合体を投与するとどうか?中国医科大学の研究で、やはり腹に注射した場合と同じ結果が得られたのである。科学的にイカスミに抗腫瘍作用のあることがわかったが、それより、はるか前の8世紀ごろ、中国でまとめられた『本草拾遺』には「血液によく心臓の動惇や痛みを和らげる」「婦人の子宮出血に大変、効果がある」ことが記載され、実際にイカスミは治療に使われていたのである。 そのイカスミの効用が、さまざまな商品となって人気を呼んでいる。とはいえ、毎日イカスミ料理を食べるわけにもいかない。が、これから、より積極的に取り入れる手はある。