みそ汁は大腸がんを防ぐ

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フラボノイドの一種「バイオカニンA」「ゲニスタイン」がガン細胞増殖を抑制

「みそ汁は、塩分が多いので高血圧になる」といって、みそ汁を食べなくなっている人が多くなっているが、それは聞達った認識。 実はみそには血圧を下げる働きがある。農林水産省食品総合研究所のラットを使った研究で明らかになった。 ただ、塩分を除いたみそ抽出物を使っていた。 普通のみそを使ったみそ汁でも血圧は上昇しないという。それは、塩分が血圧上昇に働いても、みそが血圧を下げるように働くため、プラス・マイナス・ゼロ。減塩みそだと、血圧を下げるという。それでも心配な人は、塩分を排出してくれる作用のあるカリウムを多く含んだ緑黄色野菜、海藻類、芋類などの「具だくさんみそ汁」 にすると大丈夫。 事実、束京と山梨の県境に位置する長寿村として有名な山梨県上野原町桐原地区の人々の食生活を調査してみると、その中心となっているのが、「具だくさんのみそ汁」だったのだ。

これほどみそ汁を勧めるのは、昔からみそに抗ガン作用のあることがわかっているからためです 。

1966年から82年の17年間にわたって、40歳以上の成人約26万5000人を対象に行ったコホート研究(長期継続観察調査) がある。
当時、国立がんセンター研究所ののグループが毎日どんな物を飲み、食べる人が大腸ガンになりやすいかを追跡調査した。
その結果、「毎日、魚介類をとる」「毎日、米麦2合以上を欠かさない」「毎日、緑黄色野菜をとる」「毎日、みそ汁を飲む」と、大腸ガンを予防できることがわかった。
そして、最も大腸ガンを防いでいたのがみそ汁。何とガン危険率を70% も減少させてくれるのだ。
乳がんを抑制するみそ | ガンの予防対策と増殖抑制作用を高めるでも紹介されているとおり。

81年10月にみそ汁と胃ガンについての発表も行った。その発表は「みそ汁をまったくとらない人と、毎日とっている人とでは死亡率が約30% も毎日みそ汁を飲んでいる人の方が低い」と。そのみその抗ガン作用を科学的に裏付けたのが、みその生物学的効果の研究を行っている、広島大学原爆放射能医学研究所予防腫瘍研究分野の伊藤教授。放射線照射によって肝腫瘍ができるラットを使った動物実験。まず、ラットを雄と雌、それぞれ4グループに分けた。「普通の飼料」「みそ飼料」「普通の飼料を与えた後に中性子線を照射」「みそ飼料を与えた後に中性子線を照射」。結果は、雄雌ともにみそ飼料を与えたラットのほうが肝臓ガンの発現率も、また、肝臓ガンができてもその数が少なかったのである。雄のラットで12 ~20%抑えられ、雌のラットでは37~40%抑えられた。さらに、肝臓ガンが自然にできるラットでも実験。やはり、同じ結果が得られたのである。みそには肝臓ガンを抑える働きがあることがわかった。実験は胃ガン、大腸ガンでも行われ、どのガンに対しても、みそは抑制に働くことがわかったのである。

みそに含まれるフラボノイドの一種、バイオカニンAやゲニスタインという物質がガン細胞に対して増殖抑制効果があることが明らかにされた。「朝の一杯のみそ汁は毒消し」 というが、ガンにならないためには少なくとも朝夕、具だくさんのみそ汁を習慣化していただきたい。