ゴマリグナン、γ-トコフェロールが細胞をサビさせない「ごま」

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煎りたてをすって食べるのが最適。無類の抗酸化作用が活性酸素をやっつける

ゴマは、世界的に注目されており、健康を考える人々はもっとゴマに対する心を「開けゴマ」。と表現する。 何よりも国連機関の2つがゴマの効用に注目している。 ひとつはWHO(世界保健機関) で、もうひとつはFAO(国連食糧農業機関)。 両機関がPAG(国連たんばく質諮問委員会) を作り、1975年にもっと食生活でゴマを多く摂取するよう世界の人々に勧告を行った。

科学的研究の裏付けによってゴマの成分で最も注目されているのは「ゴマリグナン」による抗酸化作用。人間が老化したり、ガンになったりするのは、細胞膜にある脂質が酸化するからだ。 その酸化を生み出すのが酸素が体内で使われてできる活性酸素である。

人間の身体には活性酸素を排出する『SOD』があるものの、作用は年をとるにしたがって少なくなる。SODと同じ作用を行う物質がゴマに多く含まれており、それがゴマリグナンだ。

このほかにも、ビタミンE の仲間で最も抗酸化力の強いγ-トコフェロールも含まれている(γ-トコフェロールは、ビタミンEと見なされている化合物の1つ)。 これらが相乗効果を見せるために、抗酸化力は無類なものとなり、活性酸素の悪さをしっかり予防してくれるのである。ただ、

そのパワーも単にゴマを食べているだけでは得られない。 昔からゴマといえば、「ゴマすり」 。実はゴマすりこそがガンを予防するのである。ゴマは皮が固い。しかし、多少の大きさがあれば、かみくだいて重要な成分を体内で吸収もできる。が、ゴマは小さくてかみくだくのが難しい。そのままの状態で身体に入ると、そのまま排出されることも多い。

それを防ぐためにゴマをする。さらに、ゴマすりはゴマを煎った後が最高! ゴマを煎るとゴマリグナンが増加し、活性が高まるのでパワー全開となるのである。 もちろん、ゴマは老化やガンを防いでくれるだけではない。 このほかに以下の7つの効用が苦から伝えられている。「整腸作用」「健胃作用」「視力強化作用」「聴力強化作用」「筋力・骨強化作用」「精神安定作用」「神経痛除去作用」と。最近はこのような作用に加え、貧血、高血圧、動脈硬化、心臓病から美容にも効果が高く評価されている。そのゴマのパワーを得るためには、1日大さじ2杯(20グラム) といわれている。が、その半分でも大いに期待できる量である。 料理としては、調味料のひとつにするのがいいだろう。たとえば、白ごまを煎ってすり鉢ですって、それをベースに作るゴマドレッシング。ごく自然にゴマを摂取できるし、ゴマ風味というだけで、料理に幅もできるのである。

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