1日10杯以上飲むことでガンのリスクを40%軽減できる「緑茶」

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渋みや苦みのもととなる茶カチキン、エビガロカテキングレードがガンに有効

ガン予防食品のひとつとして、今や緑茶は日本に限らず、世界的に注目を集めている。 ガン予防の研究で知られる米国・テキサス大学で緑茶錠剤を用いて臨床研究を行っている。 緑茶パワーが世界の槍舞台で、その真価が試されようとしているのである。 そこまで階段を登りつめられたのは、日本国内における多くの動物実験、疫学調査、臨床試験が行われてきたからである。「お茶の栽培地はガン死亡率が低い」 ことを疫学調査で突き止めたのは、静岡県立大学短期大学。とりわけ『川根茶』で有名な静岡県中川根町の胃ガン死亡率は、全国平均を100として男性で20.8 % 、女性29.2% で約5分の1と低かった。89年のことである。最近では埼玉県立がんセンター研究所疫学部のグループが埼玉県内の住民約1万人を対象に10年間調査を続けた。その結果、緑茶を毎日10杯以上飲む人、毎日4~9杯飲む人、毎日3杯以下の人を比較すると、ガンによる死亡はお茶を飲む人ほど遅かった。さらに、このグループは、その後の日本癌学会総会で、乳ガンの再発は緑茶を飲めば抑えられる、と報告。 お茶の有効成分でもビタミンCが豊富なのが煎茶。ガン予防に効果のあるカテキンが豊富なのは番茶。緑茶の王様・玉露は出しガラまで食べてガン予防。そして抹茶は茶葉を丸ごと飲むので有効成分を無駄にしない。 実は、緑茶の有効成分でもカロチン、ビタミンE 、不溶性の食物繊維は水に溶けないので、お茶を楽しんだ後の茶葉も食べてほしい。出しガラを利用したチャーハン、出しガラで作った佃煮やふりかけなど。ガン以外にも高血圧、アルツハイマー病、糖尿病などの予防にも効果がわかっているので、緑茶は飲む以外にも、もっと活用してほしいものである。

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