「乳がん」と一致するもの

抗がん剤の副作用も消失

私は、50歳を過ぎた頃から下痢と便秘をくり返すようになったため、2年前の7月末に病院で内視鏡検査を受けました。すると、進行した大腸ガンが見つりました。

直腸には、大腸ポリープからできたと思われる、直径60ミリ以上のガン化した腫瘍(異常な細胞の集まり)がありました。子宮に浸潤しており、除去手術は不可能といわれてしまいました。もっと早く検査などを受けていればよかったと後になって後悔しても遅い現実をなかなか直視できませんでした。

すぐに入院して、抗ガン剤による治療がはじまりました。月半ばまでに腫瘍が40ミリまで小さくなるなど、改善が見られたものの、抗ガン剤の副作用は激しく、吐き気や食欲低下が起こって食事がほとんどとれない状態が続きました。体力も落ちて、治療の続行が難しくなってしまいました。

そんなとき、フルーツたっぷりのジュースを飲んで乳がんがずいぶんよくなった話を聞き、私も是非!やりたいと思いました。

とにかく3ヶ月間は抗ガン剤の治療と平行して、しっかり食事療法を続けましょうという指導をいただきました。その柱が、リンゴ2分の1個、ニンジン約5本、レモン1個を材料とした500ccのポリープ退治ジュースを、1日3回、食前に飲むことでした。フルーツたっぷりジュースを作り、毎日3回飲みました。

大腸ポリープを撃退するのはフルーツたっぷりのジュース

ニンジンについては、近所の自然食品店が無農薬・有機栽培のニンジンを安く売ってくれましたが、有機栽培のリンゴやレモンは割高でした。しかし、ガンに負けないためだと思い、安心の無農薬フルーツを揃えました。

フルーツたっぷりジュースを飲みはじめた直後に、少し食欲が出てきたと感じました。そこで、ジュース以外にも果物や野菜、ヨーグルトを積極的にとるようにしたら、吐き気など抗ガン剤の副作用がほとんど出なくなりました。

その後もフルーツたっぷりジュースを飲んだところ、昨年の1月末にはCEA値という腫瘍マーカーが、昨年11月の119から5となり、正常化。直腸をCT で検査したところ、なんとガンはいっさい画像に映らなかったのです。

その1ヶ月後、内視鏡検査を受けたら、やはり腫瘍も大腸ポリープも全く見つかりませんでした。昨年の秋には、ガン化した大腸ポリープが再発したことがありますが、簡単な手術で取り除くことができました。

今は、リンゴ・ニンジン・レモンで作ったフルーツたっぷりジュースを朝と昼に各500CCずつ、夜は葉物野菜で作った生の青汁を500CCずつ飲んでいます。おかげで大腸ポリープもガンも再発していません。これからも飲みつづけるつもりです。

乳がんについて

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私たちの健康と疾病の状況を統計計学的に捉え、影響を与える因子(原因)と健康状態の因果関係を調べることで、どのような行動が予防に役立つのかを具体的にする。

まざまな問題について、正しい情報を見極めて予防策を分析していく。研究が進む欧米に比べて日本ではまだまだ研究不足のジャンルではあるが、健康に関する科学の基礎とも言える大事な分野であることは間違いない。セミナー第1部では、そんな疫学的視点から乳がん予防のポイントが解説された。
乳がんの教科書はこちら。

日本において乳がんは、女性が羅患するすべてのがんの中で、もっとも増えているがん。15人に1人というから他人事ではない。特に最近急増している。歌舞伎役者の市川海老蔵さんの奥様小林 麻央さんがなくなったことで意識する人が増えたのも最近のことです。

さらに、検診や医療の進歩で先進各国のほとんどで乳がんによる死亡率が下がっている中、日本では上昇している。「日本では94年以降、女性のがんの中で乳がん発症数が第1位。
原因は、晩婚や少子化に伴う月経回数や出産経験数の変化などが考えられます。
それに加えて、食生活の変化や閉経後の肥満の増加なども大きく影響していると言えるでしょう。月経回数や出産回数の調整はできない。

エビデンスによって裏付けされたがん予防法に太りすぎややせすぎない適正体重の維持や家事などの日常生活でできる身体活動の習慣化があげられます。

食生活においては大豆製品(大豆効果はこちら)で大豆イソフラボンを多く摂る人に乳がんが少ないことが明らかになっています。
また、乳酸菌が乳がんや膀胱がんを抑制する可能性も解明されつつあります。

乳がんを抑制するみそにも記載があるとおり、女性には乳酸菌とイソフラボンがキレイと元気に欠かせない。

免疫作用を活性化させ、そのパワーでガンの増殖を抑える

『マイタケ』に人間のガン組織を縮小させる効果のあることが臨床試験で確認され、『日本薬学会』で発表された。
発表を行ったのは神戸薬科大学のグループ。
25~66歳のガン患者約190人に対し、マイタケを投与して効果を調べた。投与したマイタケは、新潟産のマイタケ粉末にビタミンCを混ぜ合わせた錠剤を1日l~3グラム、もしくは、マイタケから抽出した多糖体液体を1回2CCずつ1日1~2回。期間は、3ヶ月から2年間。結果は、乳ガンや肺ガン患者では70% 、肝臓ガンでは50% の患者の腫癌が縮小していることが確認され、抗ガン剤の副作用である食欲不振、嘔吐、下痢などをかなり弱める作用もあった。
が、脳腫瘍や白血病といったガン患者に対しては、あまり効果は見られなかった。このメカニズムは、マイタケのエキスが直接ガン細胞を叩くのではなく、人間の免疫作用を活性化させ、そのパワーでガンの増殖を抑える。

グループは32種類のキノコの中からマイタケを選び出した。「13年ほど前から人工栽培され、常に一定したマイタケが入手できるようになったことのほかに、32種類のキノコを同じ条件下でチェックしたところ、マイタケの抗腫瘍性が最もすぐれていたからです」特にマイタケから見つかったMDフランクション(多糖体ベータグルカン) が強い作用を持っていた。その作用はすでに医薬品になっているマイタケ抽出物などを上回っていたのである。「確かにキノコの抽出物である抗ガン剤のクレスチンやレンチナンよりも強い効果を示しました。しかし、抗ガン剤にはならないでしょう」だが、米国では代替療法として約3000人の患者がマイタケエキスを使っているという。
では、食用のマイタケをガン予防に使うことはできないだろうか?
「できます。その場合、健康な方であれば生のマイタケを30グラム、

これを週に2~3回程度、食べれば、ガン予防効果は得られます」焼いたり、大根おろしとあえたり。もちろん、煮て食べてもOK。「MDフランクションは熱水に溶け出します。だから、マイタケを煮たり、おつゆにしたときは、汁を捨てずに飲みましょう。

こちらにもマイタケでガン細胞が消える効果が紹介されています。

乳がんリスクが減少「オリーブオイル」

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乳ガン、肺ガン予防効果だけでなく、心臓病、動脈硬化予防にもパワーを発揮

「食用オイル」というと、多くの人は心臓に悪そうなイメージが定着している。
きわめて常識的で間違いではない。特に日本人にそう思う人が多い。それは、日本人が低脂肪食だからである。
実際、日本と欧米諸国の食卓をのぞいてみると一目瞭然。日本はメインディッシュが魚なのに対し、欧米諸国は肉がメイン。加えてオイルもふんだんに使っている。となると、心臓病で死ぬ人は欧米諸国のほうが断然多くなる?ところが、その予想をはねのけてしまう研究報告がある。
1986年にミネソタ大学の博士たちが発表したのは、15年の長きにわたって調査した7カ国の食習慣と死亡率の関係である7カ国とはギリシア、イタリア、旧ユーゴスラビア、フィランダ、日本で、対象者は1万1579人にも及び、年齢が40歳から59ランド、アメリカ、オまでの男性である。15年間に2288人が死亡し、心臓病による死亡率は、なんとギリシアが最も低く、最も高かったのはフィンランドだった。
フィンランドは動物性脂肪の摂取率が最も多いので、この点では予想通りだが、では、なぜギリシアが…。
ギリシアはオリーブオイルを常用する国。だから、同じくオリーブオイルを常用するイタリア、旧ユーゴスラビアも極めて低い心臓病死亡率となった。

オイルはオイルでもオリーブオイルは心臓病を予防する。そしてしっかりとガン予防にも作用する。
イタリアの地方保健局の疫学調査によると、サラダドレッシングにオリーブオイルを毎日使っていると肺ガン予防に結びつくという。
さらに、乳ガン予防にも働くという報告も行われている。

オリーブオイルの乳ガン予防効果を発表したのはギリシアのアントニア・トリコポーロ博士らのグループ。やはり、心臓病予防、肺ガン予防などと同様に疫学調査によるものである。ギリシア、イタリアといった地中海沿岸地域は毎日摂取する栄養の40% が脂肪で、そのほとんどがオリーブオイル。何を作るにもオリーブオイルを入れてしまう。そのようなオリーブオイルの入った料理を1 日最低1回食べている女性は、オリーブオイルの入った料理を食べるのが月に1回もしくはそれ以下の女性と比べて、乳ガンのリスクが、なんと25%もダウンするという。
ガン予防にまで効果を発揮するオリーブオイルは不飽和脂肪酸でも一価不飽和のオレイン酸が主成分で約76 %を占めている。酸化されにくく、動脈硬化を促進させるLDLコレステロールを低下させる。
さらに、オリーブオイルにはビタミンE、ポリフェノールも…。ビタミンEはビタミンAの作用を高め、ビタミンCの酸化を防ぐ抗酸化ビタミン。そして、ポリフェノールは発ガン予防に作用する。それだけに、オリーブオイルを上手に食材に取り入れてほしい。
とりわけ身体にいいのはエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルで化学的な精製処理がなされていない。生のオリーブオイルだけに香りもいい。ドレッシングのみならず、熱にも強いので加熱しても安心して使える。

みそ汁は大腸がんを防ぐ

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フラボノイドの一種「バイオカニンA」「ゲニスタイン」がガン細胞増殖を抑制

「みそ汁は、塩分が多いので高血圧になる」といって、みそ汁を食べなくなっている人が多くなっているが、それは聞達った認識。
実はみそには血圧を下げる働きがある。農林水産省食品総合研究所のラットを使った研究で明らかになった。
ただ、塩分を除いたみそ抽出物を使っていた。
普通のみそを使ったみそ汁でも血圧は上昇しないという。それは、塩分が血圧上昇に働いても、みそが血圧を下げるように働くため、プラス・マイナス・ゼロ。減塩みそだと、血圧を下げるという。それでも心配な人は、塩分を排出してくれる作用のあるカリウムを多く含んだ緑黄色野菜、海藻類、芋類などの「具だくさんみそ汁」 にすると大丈夫。
事実、束京と山梨の県境に位置する長寿村として有名な山梨県上野原町桐原地区の人々の食生活を調査してみると、その中心となっているのが、「具だくさんのみそ汁」だったのだ。

これほどみそ汁を勧めるのは、昔からみそに抗ガン作用のあることがわかっているからためです 。

1966年から82年の17年間にわたって、40歳以上の成人約26万5000人を対象に行ったコホート研究(長期継続観察調査) がある。
当時、国立がんセンター研究所ののグループが毎日どんな物を飲み、食べる人が大腸ガンになりやすいかを追跡調査した。
その結果、「毎日、魚介類をとる」「毎日、米麦2合以上を欠かさない」「毎日、緑黄色野菜をとる」「毎日、みそ汁を飲む」と、大腸ガンを予防できることがわかった。
そして、最も大腸ガンを防いでいたのがみそ汁。何とガン危険率を70% も減少させてくれるのだ。
乳がんを抑制するみそ | ガンの予防対策と増殖抑制作用を高めるでも紹介されているとおり。

81年10月にみそ汁と胃ガンについての発表も行った。その発表は「みそ汁をまったくとらない人と、毎日とっている人とでは死亡率が約30% も毎日みそ汁を飲んでいる人の方が低い」と。そのみその抗ガン作用を科学的に裏付けたのが、みその生物学的効果の研究を行っている、広島大学原爆放射能医学研究所予防腫瘍研究分野の伊藤教授。放射線照射によって肝腫瘍ができるラットを使った動物実験。まず、ラットを雄と雌、それぞれ4グループに分けた。「普通の飼料」「みそ飼料」「普通の飼料を与えた後に中性子線を照射」「みそ飼料を与えた後に中性子線を照射」。結果は、雄雌ともにみそ飼料を与えたラットのほうが肝臓ガンの発現率も、また、肝臓ガンができてもその数が少なかったのである。雄のラットで12 ~20%抑えられ、雌のラットでは37~40%抑えられた。さらに、肝臓ガンが自然にできるラットでも実験。やはり、同じ結果が得られたのである。みそには肝臓ガンを抑える働きがあることがわかった。実験は胃ガン、大腸ガンでも行われ、どのガンに対しても、みそは抑制に働くことがわかったのである。

みそに含まれるフラボノイドの一種、バイオカニンAやゲニスタインという物質がガン細胞に対して増殖抑制効果があることが明らかにされた。「朝の一杯のみそ汁は毒消し」 というが、ガンにならないためには少なくとも朝夕、具だくさんのみそ汁を習慣化していただきたい。