「大腸ガン」と一致するもの

腸内悪玉菌が、ガンの原因だった

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便秘が乳ガンに結びつくという理由ですが、簡単に言うと、欧米型の食事と便秘を長く続けることで、腸内環境が汚染され、腸が健康な状態より汚れてきます。

さらに腸内の腐敗が進むことによって発ガン物質を作り出す、ということなのです。さらに、わかりやすく説明しますと、腸内には大腸菌や善玉菌のビフィズス菌、悪玉菌のウェルシュ菌などをはじめとして、100種類100兆個を超える細菌が棲息しています。

その中の「悪玉菌」が便秘のために増殖することが、大腸ガンや乳ガンに結びつくのです。この悪玉菌ですが、これが腸内で勢力を伸ばしてくると、腸内環境はどんどん腐敗現象が進行して、便は悪臭を放つようになります。

これは、からだが老化して消化機能が衰えた結果です。そして腸内環境の老化が、さらにからだの老化を促進し、放っておくとこの悪循環がずっと続いてしまいます。これは逆に言えば、何らかの方法で腸内環境の老化をくい止めることができれば、からだの老化も防げる、とい㌢ことになります。

事実、長寿村として知られている山梨県桐原村(現在の山梨県上野原市桐原)では、そこで暮らしているお年寄りの腸内細菌は、善玉菌の筆頭であるビフィズス菌が多く、悪玉菌のウェルシュ菌は、まだそれほど増えておらず、腸内環境がひじょうによいという調査結果が出ています。

今まであまり気にしていなかった便秘や腸内環境ですが、これだけ人間の健康状態や長寿と密接に結びついているのです。かたよさらに、ストレスに悩まされ、不規則で偏った食生活を送っている現代人の場合、まったく便秘と無縁に暮らしている人は少ないでしょう。しかし、健康な毎日を過ごしたいと思うのなら、まずほどうやって便秘を解消するかを考えるべきなのです。

最近、「食物繊維は大腸ガンの予防になる」という話をよく耳にしますが、これは非常に疑問です。食物繊維をすすめる本などには「便秘がちだと長時間、発ガン物質が腸の中に留まるため、発ガン物質の濃度が高くなり、また腸壁が刺激されることでガンができやすくなる。

便秘解消こそが大腸ガンの予防。それには食物繊維が必要」というようなことが書かれているようですが、本当に便秘が大腸ガンの原因ならば、便秘の多い女性のほうが男性よりも大腸ガンが多いはずです。

ところが、そのような事実はありません。「便秘がちだと大腸ガンになりやすい」というのは、たしかに「ありそうな話」です。しかし、便秘と大腸ガンの因果関係は医学的には証明されてはいません。

便秘が腸に悪影響を及ぼすのは事実です。また食物繊維が便秘の予防になるのもたしかです。しかし、食物繊維に大腸ガンの予防効果まで期待するのは話の飛躍といえるでしょう。このような「話の飛躍」は他にもあります。SARS が流行したときは、韓国でSARSが発生しなかったことから「キムチはSARSの予防になる」という話が広がりました。

韓国人がキムチをよく食べるのはたしかでしょう。しかし、この「理論」では日本でSARSが発生しなかった理由は説明できません。

香港では、日本でSARS が発生しなかったことから、「日本の清涼飲料水はSARS の予防になる」というような話が出回ったといいますが、ここまで来ると医学ではなく「集団心理学」の領域です。

医学の世界には「偽薬効果」といって、医者が「これはひじょうに効力のある高い薬です。これを飲めば、すぐに病気が治ります」というと、単なるビタミン剤でも本当に病気が治ることがあります。

しかし、これは極めて稀なケースです。健康管理は正しい医学知識からと考えてください。ところで、今でこそ食物繊維は「健康食品」として関心を集めていますが、食物繊維が注目されるようになったのは、ここ20年くらいのことです。それ以前は「栄養吸収の邪魔になる」という理由で、食物繊維は悪玉扱いされていました。「医学常識」はこのように時代によって変わりますので、このへんも注意が必要です。

急増する大腸がんは40代からが要注意

フルーツたっぷりジュースの効果と使用感

昨年、健康診断の便潜血検査で、陽性という結果が出ました。主治医からは、内視鏡検査を受けるべきだといわれました。内視鏡検査はツライことがわかっているのでどうしょうか?ずっと悩んでいたのですが、今年の1月、検査を受けました。

このとき用いられたのは、PETとCTの両方の画像を融合する「PET-CT」という最先端の検査法。従来の機器では見つからない微小なガンを発見したり、ポリープなどがガン化しているかどうかをその場で判別したりする能力に優れているといわれます。

「PET-CT」による検査で、直腸に初期の大腸ガンがある疑いが濃厚と診断されました。そこで、内視鏡で調べてもらったら、3つの大腸ポリープがあり、すべて切除したものの、2つはガン化していたそうです。この事実を知って、冷や汗が流れました。主治医によると、大腸ポリープは再発しやすいそうで、予防のために果物や野菜で作った「フルーツたっぷりジュース」、1日600ccを飲むように指導されました。さらに、私は太りぎみだったため、ふだんの食事でカロリーを制限することも求められたのです。

私は帰宅後、フルーツたっぷりジュースを作ってみました基本的には、リンゴとニンジン、少量のホウレンソウをジューサーにかけ、レモンの絞り汁を入れて作ったジュースを、朝昼晩の食前に約250CCずつ飲んでみることにしました。

普段の食事ではできるだけ肉を減らすように注意しました。

リンゴは腸内環境をよくすると聞いたので、フルーツたっぷりジュースには必ず使いました。さらに私は単身赴任中で野菜が不足しがちだったので、ニンジンやホウレンソウも加えました。

大腸ポリープを切除してから7ヶ月以上、フルーツたっぷりジュースを飲んでいますが、私の場合、定期検査で大腸ポリープは全く見つかっていません。ジュースを飲む前に比べて体重2kgほど減り、体調も良好です。

今ではフルーツたっぷりジュースを飲むことが、毎日の習慣となっています。ときどき別の果物を加えてみるなど、自分なりの工夫もしています。

大腸ポリープは、早期発見で治療の大変さがずいぶん変わります。自宅できる大腸ガン検査キットなどを活用して早期発見、早期治療が大切です。

抗がん剤の副作用も消失

私は、50歳を過ぎた頃から下痢と便秘をくり返すようになったため、2年前の7月末に病院で内視鏡検査を受けました。すると、進行した大腸ガンが見つりました。

直腸には、大腸ポリープからできたと思われる、直径60ミリ以上のガン化した腫瘍(異常な細胞の集まり)がありました。子宮に浸潤しており、除去手術は不可能といわれてしまいました。もっと早く検査などを受けていればよかったと後になって後悔しても遅い現実をなかなか直視できませんでした。

すぐに入院して、抗ガン剤による治療がはじまりました。月半ばまでに腫瘍が40ミリまで小さくなるなど、改善が見られたものの、抗ガン剤の副作用は激しく、吐き気や食欲低下が起こって食事がほとんどとれない状態が続きました。体力も落ちて、治療の続行が難しくなってしまいました。

そんなとき、フルーツたっぷりのジュースを飲んで乳がんがずいぶんよくなった話を聞き、私も是非!やりたいと思いました。

とにかく3ヶ月間は抗ガン剤の治療と平行して、しっかり食事療法を続けましょうという指導をいただきました。その柱が、リンゴ2分の1個、ニンジン約5本、レモン1個を材料とした500ccのポリープ退治ジュースを、1日3回、食前に飲むことでした。フルーツたっぷりジュースを作り、毎日3回飲みました。

大腸ポリープを撃退するのはフルーツたっぷりのジュース

ニンジンについては、近所の自然食品店が無農薬・有機栽培のニンジンを安く売ってくれましたが、有機栽培のリンゴやレモンは割高でした。しかし、ガンに負けないためだと思い、安心の無農薬フルーツを揃えました。

フルーツたっぷりジュースを飲みはじめた直後に、少し食欲が出てきたと感じました。そこで、ジュース以外にも果物や野菜、ヨーグルトを積極的にとるようにしたら、吐き気など抗ガン剤の副作用がほとんど出なくなりました。

その後もフルーツたっぷりジュースを飲んだところ、昨年の1月末にはCEA値という腫瘍マーカーが、昨年11月の119から5となり、正常化。直腸をCT で検査したところ、なんとガンはいっさい画像に映らなかったのです。

その1ヶ月後、内視鏡検査を受けたら、やはり腫瘍も大腸ポリープも全く見つかりませんでした。昨年の秋には、ガン化した大腸ポリープが再発したことがありますが、簡単な手術で取り除くことができました。

今は、リンゴ・ニンジン・レモンで作ったフルーツたっぷりジュースを朝と昼に各500CCずつ、夜は葉物野菜で作った生の青汁を500CCずつ飲んでいます。おかげで大腸ポリープもガンも再発していません。これからも飲みつづけるつもりです。

魚の油に含まれる「EPA」が大腸がんを防ぐ

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血液がサラサラになって、血栓症を防いでくれる働きもある

背の青い魚であるマイワシ、マグロ、ブリ、サバ、サンマ、ウナギなどに多く含まれるのは、何も「頭の働きを良くする DHA(ドコサヘキサエン酸)」ばかりではない。

魚の油には注目のEPA(イコサペンタエン酸) も多く含まれており、ここへきて、大腸ガンを抑えるという報告が毎年、癌学会で発表されている。

たとえば、関西医科大はラットを使った実験でEPAの有効性を調べた。発ガン物質を投与して大腸ガンになりやすくしたラットを2群に分けた。そして、第1群にはエサに純度91% のEPAを混ぜて与え、第2群にはエサにリノール酸系の油を混ぜて与えた。リノール酸についてはこちら。

結果は、リノール酸系の油を食べた第2群のラットの大腸ガン発生率が69% 。 一方、EPAを与えた第1群のラットでは大腸ガン発生率が3% に抑えられていたのである。 発ガン予防に、EPAが効果的に作用していることがわかる。

発ガン予防だけではない。ガン細胞の増殖が最小限に抑えられ、さらに、ガン細胞の転移も抑制することが、やはりラットの実験でわかったのである。 EPAが発ガン予防、ガンの増殖・転移の抑制に強く働くことはわかったものの、はっきりとしたメカニズムは明らかになっていない。

そして、この作用は大腸ガンのみならず、乳ガンにおいても報告済みと、ガン予防の範囲は広がりをみせている。が、EPAが脚光を浴び始めたのは心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症などの血管系の病気に対して。血液がサラサラになって血栓症を防いでくれるからである。

魚やアザラシを主食とするイヌイットの疫学調査を約10年にわたって行った。極寒の地・グリーンランドで魚やアザラシを中心に食し、野菜などの摂取が少ないイヌイットの人々に、予想される血栓症が少ない点を解明するためだった。

研究を続け、「イヌイットに血栓症が少ないのは魚やアザラシを食べているからだ。魚やアザラシに含まれているEPAが血栓症や動脈硬化を防いでいる」と発表し、世界の人々を驚かせた。

EPAの作用は認められ、日本でも医科向け治療薬として認可されている。「EPAの恩恵にあずかるにはマイワシがベスト。 1日2匹がちょうどいい分量で、EPA摂取量1グラムをクリアする。

DHAやEPAの効能をみれば血液さらさらが最初に書かれていることを考えると魚の油は積極的に摂りたい。

肉類を多く摂取すると、がんが増える理由は、調理や加工の過程で生まれる代謝物質に発がん性がある、あるいは肉食が多いと腸内細菌が変化し、それががん発生を増やすなど、いくつかの仮説があります。肉などの加工食品は摂りすぎないことがとても大切です。

うこん うこんの若返りパワー

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うこん に含まれるクルクミンによる癌への効果を紹介します。

うこんに含まれる「クルクミン」がガンの発生を抑制する

日本では沖縄が主産地のショウガ科の植物・ウコン(鬱金)の抗ガン作用を中心とした研究報告が相次いでいる。

ウコンとは、ターメリック。カレー粉の黄色のもとがウコンである。抗ガン作用に注目が集まったのは1991年。米国大学のグループが「ウコンに含まれるクルクミンがガンの発生を抑制した」と発表したからである。

ネズミの皮膚に発ガン物質ベンゾピレンを塗り、さらに発ガンを促進するTPA という物質を塗った。この状態でガンが発生する確率は0 90% を超える。ところが、TPAにウコンの黄色の色素成分であるクルクミンを混ぜて徐々に量を増やしていったところ、クルクミンをTPAの量の2倍にするとガン発生は、20%以下に抑えられたのである。

さらに、クルクミンを軽口投与すると大腸ガンや悪性リンパ腫のネズミの延命に結びついた。94年には、その薬効を証明するかのように当時の厚生省、文部省、科学技術庁が『がん克服10ヵ年計画』に、ウコンのガン予防プロジェクトを組み込んだのである。

その後も、国立がんセンターや京都府立医科大学グループなどから多くの研究報告があり、これまでに、大腸ガン、前立腺ガン、肺ガン、乳ガンなどの発ガン抑制効果が動物実験レベルで確認済みである。これらの作用はウコンの含有成分クルクミンだけではなく、ウコンの抗酸化作用も大きく働いていると思われる。その抗酸化力をさらにパワーアップさせたのが、ウコンの中で最も抗酸化力の強い秋ウコンを乳酸菌で発酵させて作った発酵ウコンである。
開発したのは沖縄の琉球バイオリソースと琉球大学農学部の本郷富士禰教授。そして発酵ウコンの注目すべき研究が発表された。

人間の体内には身体をサビさせないようにする酵素・SODがある。若いときはそれが十分作用するので8-OHαGという物質が尿中にあまり出ない。ところが、抗酸化力が低下した老人は8-OHαGの尿中量が増加する。

老人病院で10人の患者を調べたところ、20代後半の人々の約4倍になっていた。その老人(平均年齢89歳) 10人に3ヶ月間、発酵ウコンを飲み続けてもらったところ20代後半の人々の約2倍にまで低下。これは50代後半の人々に匹敵するわけで、大変な若返りである。抗酸化パワーが身体を若返らせたということは、老化予防というだけではなく、ガン予防にも効果が明らかになってきたといえる。本郷教授の行った研究でも、抗酸化作用で有名なビタミンEよりも発酵ウコンのほうがより抗酸化作用の強いことが裏付けられている。
ガン細胞への効果・効能 | ウコンの効能・効果

腸内をビフィズス菌優位の状態にすればガン予防に効果大

再発率が極めて高い膀胱ガンに対して、乳酸菌を飲むことで30% も再発を抑えられるという研究報告を行った。

初めて膀胱ガンになり、それも1個のガンの場合、再発率が低いので除外し、対象となった患者は125人で、次の3つのグループ。

  1. A 初めてのガンだが多発している。
  2. B 再発だがガンは1 個のみ。
  3. C 再発、そのうえ多発。
それぞれのグループを2グループに分け、一方に乳酸菌、他方には偽薬を飲ませた。そして1年後、Cグループではあまり差はみられなかったが、AとBグループでは明らかな違いが生じた。偽薬を飲んだ患者の膀胱ガン再発率は竿1%に対し、乳乳酸菌を飲んだ患者のそれは20.8%。24.3% も再発を抑えた。

これをビフィズス菌に詳しい医師はは高く評価する。「乳酸菌とはビフィズス菌のことで、これまでは、生まれつき肝臓ガンになりやすいネズミを飼育すると、その75% が肝臓ガンになってしまうが、そのネズミにビフィズス菌製剤を加えたエサを与えると、肝臓ガンになる率が46%まで低下するという研究はあったのです。

その研究が初めて人間で行われて、いい結果が出たところに大きな意義があるのです。

人間の腸の中には100兆個以上の細菌が棲みつき、種類も100を超える。そして、腸内細菌は善玉菌と悪玉菌に分けられ、悪玉菌の代表格は大腸菌、ブドウ球菌、ウエルシュ菌など。

善玉菌の代表格はビフィズス菌(乳酸菌) やアンドフィルス菌といった乳酸菌である。
腸内に悪玉菌がはびこると、老化を促進させたりするだけでなく、たんばく質を変性させて発ガン性物質を作り出すこともある。

大腸ガンはもとより、乳ガン、前立腺ガン、膀胱ガン、肝臓ガンなどさまぎまなガンを発生させます。
逆に、腸内が善玉ビフィズス菌優位に保たれていると、乳酸菌や酢酸が多く作られ、腸内は酸性に傾き、悪玉菌の増殖にブレーキがかかるし、とりわけビフィズス菌は、悪玉菌を直接叩く唯一の善玉菌でもある。それだけに、ガンを予防するためにも、腸内にビフィズス菌優位の状態を作り上げることが重要になる。それには次の3項目を実行すべき

  1. ヨーグルトか粉ミルクを毎日食べる。
  2. オリゴ糖を摂取する。
  3. 食物繊維を多く摂取する。
ビフィズス菌は乳糖で増えます。だからヨーグルトや粉ミルクがいいのです。

ヨーグルトの乳酸菌は腸内環境を整え、細胞のがん化を防ぐ

でも紹介されています。
また、オリゴ糖はビフィズス菌のエサになりますし、食物繊維もビフィズス菌を増やすように働いてくれるのです。
そのうえ、ビフィズス菌製剤を飲むとベスト。口から飲んだ場合、ビフィズス菌が胃の中で胃酸に殺されてしまうので、腸でしか溶けないカプセル入りのビフィズス菌製剤なども最近は市販されている。なお、最近は防腐剤の入った食べ物も多いが、防腐剤は善玉菌を殺してしまうので、なるべく防腐剤の入っていない食品を食べる習慣も身につけたほうがいいでしょう。

1日3食のうち1食とるだけ。免疫力がアップしてガン予防に効果的

内臓型肥満症をも含め、糖尿病、高血圧、痛風、高脂血症などに効果があると今、人気なのが、パワーミルク『ミラクル・ビエット』。

60度以下のお湯でとき、1日3食のどれかをこのパワーミルクに代える代替食だ。
現代人は食べ過ぎなんです。食べ過ぎが脂肪をつけ肥満になり、さまざまな病気に結びつくという具合に悪循環を起こします。それが粉ミルクを取り入れることで、悪循環が断たれ、良循環へと回りだすのです。

赤ワインに動脈硬化を予防する作用があることを最初に医学的に証明した人が言っている。

その成分は、1袋(1食分) 45グラムで190キロカロリー、たんぱく質14グラム、脂質12.3グラム、糖質59.7%、その他ビタミン、ミネラルを含有。
45グラムの配合成分は乳成分38.05グラム、調整脂肪8.77グラム。

「健康に生きるには腸管免疫が最も大切といわれますが、ミラクル・ビエットはその腸管免疫を高める善玉の腸内細菌(ビフィズス菌など) を増やし便通をよくし、細胞を活性化してくれるのです。

だから、大腸ガン、乳ガンをはじめ、その他、多くのガンを予防してくれます」1日1食をミラクル・ビエットに代えるのならば、苦痛は伴わない。それどころか、食べ過ぎている現代人にとっては、カロリーを抑えるのでダイエットにも結びつく。このダイエット効果州も乳ガン予防には効果を発揮するものと思われる。

キャベツの摂取量で大腸がんのリスクを減らせる

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ガンを防ぐ物質「イソチオシアナート」と「インドール」に注目

キャベツは冬キャベツ、夏秋に出回る高原キャベツ、春キャベツと季節によって多少異なるが、春キャベツが栄養的に、またガンに対する効力的にも最もすぐれている。

栄養価的にはビタミン、ミネラルがいっぱい。特に注目すべきなのはビタミンC で、100グラム中に44ミリグラムも含まれているし、カルシウム、カリウム、食物繊維も多い。
が、ガン予防で注目されているのはビタミンCや食物繊維のほかに、イソチオシアナート、ポリフェノール、ステロール、インドールといった含有成分である。

ここにたどりつくまでには長い時間を要している。現代科学的に、キャベツの抗ガン作用が認められたのは1931年、ドイツの科学者によってである。ある実験中に、ラットに放射線を照射した。その放射線量はラットの致死量だったにもかかわらず、死なないラットがいた。

「なぜ? 」と疑問を持って調べると、なんとそのラットだけ、キャベツをエサにしていたのである。以降、研究者の目はキャベツに集まり始め、広く世界で行われた疫学調査でも、キャベツを食べている量が最も少ない人と、逆に最も多いグループの間には、大腸ガンのリスクに8倍もの差があった。

つまり、キャベツをほぼ毎日食べていると、大腸ガンを明らかに予防するというのだ。イソチオシアナートはワサビの辛み成分でもあり、大腸に限らず、食道、肺、肝臓などのガン予防にも効果があるとわかってきた。

ポリフェノールはお茶で有名だが、キャベツにも含まれており、細胞をサビさせる活性酸素を防いでくれる。抗酸化作用である。ステロールもガン予防にパワーを発揮するが、やはりキャベツではイソチオシアナートとインドール。特にインドールはキャベツの中から「ガンを防ぐ物質」として、1970年代に発見された。植物中ではインドールは植物の生長に作用するがひとたび人間の体内に入ると、発ガン物質の作用を抑えるように働くことがわかっている。そのキャベツは、ロールキャベツにしたり、煮込みに使ったりすると、かなりの量を一度に食べられる。これを実行してほしいが、その一方で、実はキャベツの中の抗ガン作用を持つ成分の中には熱で壊されるものもあるので、いくらかは生でも食べるように心がけてほしい。

千切りのキャベツだけではなく、コールスローとして食べるとニンジンなども一緒に食べられ、効果はよりアップする。

アフラナ科の野菜全般を毎日食べるようにすると、ガンのリスクは現在の2分の1に

アメリカでは、植物性食品にスポットをあてて、あくまで野菜そのものを摂取してガン予防に結び付けようと『デザイナーフーズ・プログラム』が行われている。
その中で重要な野菜として取り上げられているのが、濃緑黄色野菜のブロッコリー。そのブロッコリーが米国の食卓に日常的に登場するようになったのは、1 9 7 0年前後から。それはどうやらブロッコリーから多くのガン予防を裏付ける研究報告が行われてきたからである。

ブロッコリーが抑制するとされるガンは、子宮頸ガン、肺ガン、結腸ガンなど。まずは最近、低年齢化が進んでいる子宮頸ガン。1983年の共同研究。キャベツなどのアブラナ科の野菜の中でも、とりわけ週4回以上ブロッコリーを食べている女性は、子宮頸ガンにかかる率が低かったのだ。同じような研究を結腸ガンでも行っている(結腸ガンとは、大腸ガンのひとつ。

大腸ガンは、直腸ガンと結腸ガンに分けられている)。ブロッコリーを中心にキャベツや芽キャベツといったアブラナ科の野菜を食べている人は結腸ガンになるリスクがグッと低い。ガンと食事の研究で、月に21回以上食べていると、月に10回以下しか食べていない人と比べて、結腸ガンのリスクは約2 分の1 に抑えられるのである。ワンそして、現在、ガン死のワースト・1 の肺ガン。肺ガンの最大危険因子となると当然、タバコ。そこで愛煙家がタバコをやめてから5年間追跡調査。毎日ブロッコリーを食べている人は週に3回以下の人より肺ガンリスクが約2分の1 に抑えられた。

このようなブロッコリーのガン予防作用はで、ブロッコリーに含まれるサルフォラフエインという物質の作用だという。これが身体をサビさせる活性酸素を解毒する、キノン化合物還元酵素を活性化してくれるからだ。となると、サルフォラフエインがより多く含まれている花蕾(からい) 部分を中心に食べるといいことになる。が、茎の部分には花膏以上にビタミン、ミネラル、食物繊維も多い。ガン予防にサルフォラフェインだけが働いてくれるのではなく、当然、豊富なべ一夕・カロチン、ビタミンC 、E 、カルシウム、鉄、亜鉛、カリウム、マグネシウムなども総合的に作用しているのである。だから、全体を積極的に食べてほしい。サルフォラフエインは熟にも強いので、ゆでても、炒めてもOK。ただし、ビタミンCはゆでると損失していく。それを防ぐには電子レンジで加熱するとよい。

そして、最後に、よりよいブロッコリーの見分け方。花膏が固くしまって中央部分が盛り上がっているものが栄養の面でも味の面でもいい。色合いは濃いものほど栄養は豊富である。とにかく、アブラナ科全般を毎日食べるようにすると、ガンのリスクは今の2分の1以下になりそうである。