疲れをためない生活習慣 その2

からだの中の「ゴミ」をしっかり捨てる!

疲れないためには、疲れ切る生活を送ることが大切だけど、自分がどれだけからだを動かしているかは主観的な判断になってしまうことがほとんどです。たとえば、いつもよりちょっと歩いただけで、すごくからだを動かした気になる人もいれば、まだまだ動かしていないと感じる人もいるのと同じです。

なので、実際どれだけからだを動かしているのかを客客観的に見極めるには、「排泄」がつつがなく行なわれているかどうかが基準となります。

排便、排尿、発汗は、からだのそうじ3点セット

具体的にいえば、排便・排尿・発汗の「からだのそうじ」3点セットをチェックします。これがきちんと行なわれていると、女性の多くが悩まされがちな生理などもスムーズになります。だいたい、運動もせずに食べすぎ・飲みすぎている人が便秘知らず、なんてことは普通あり得ないのです。しかも、便秘している人が疲れを感じたことがない、なんてこともやっばりないのです。疲れないためには、いい排泄が必要であり、いい排泄のためには、やっぱり動きのあるエネルギー代謝のいい生活が必要なんです。

排便
まずからだのゴミ捨ての70%前後を担当するのが、排便です。便の状態は、疲れや病気など、からだに症状が出てから確認するのではなく、日々のチェックが大切。それくらい真剣になったほうがいい。便の中身を詳しく知る
排尿
排尿はからだのゴミ捨ての15%前後を担当しています。人間のからだは約60%が水分だから、その水分(体液) のコントロールをする腎臓を守るために、排尿によるデトツクスは重要です。
女性の中には「体操をしたあとのおしっこは色も黄色くて、においもきついんです」という人がいますが、これはからだの老廃物がと凍って出た鉦拠。
きっとそのおしっこがきっかけとなって便秘も解消されるはずです。透明のおしっこばかりでは、まだまだからだのゴミは捨て切れていないのです。ただ逆に、濃い黄色のおしっこが日常的に続くのも、からだにとってよくありません。色の漉いおしっこは、栄養過剰のしるし。糖尿病などになってしまう前に、食生活を見直す必要があります。
発汗
汗はからだのゴミ捨ての10%前後にあたります。「からだの代謝がいい」というのは、からだの内分泌腺から出ている津液(唾液・胃液・涙・汗などの総称) の代謝がいいということでもあるので、そのひとつである汗の役割は重要なんです。
ガンになってしまう人の多くは、普段あまり汗をかかない人だといわれるくらいです。
たとえば、肩甲骨や腕を動かす運動をすると脇に汗をかきます。この汗は、においがありますが、それはリンパ液(体液) のゴミのにおいです。いわゆる「疲労物質」というものです。普段汗をかかない水分循環の悪い人は体液が濃くなり、疲労物質がからだの中にたまってしまいます。これが腫瘍などの原因になっていくのです。
しかも汗をかかないと、汗として出るはずだったぶんの排泄を便や尿で行なうことになり、内臓の負担も増えます。特に腎臓が疲れます。汗をかくことで循環がよくなると、肌もきれいになるし、血液が十分に巡ることで冷えやむくみもなくなります。これほど発汗は重要ということです。

食物繊維と生活酵母でお腹は快腸に

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