排尿と発汗によってからだのそうじを行なうには、半身浴効果絶大です。五月病」について前にふれましたが、湿気によって出づらくなっている汗が半身浴によって出てくると、膵臓にかかっていた負担が軽くなって、憂鬱な気分もすっきり、こころの疲れもとれます。
そこでもう一度、半身浴とは何か」ということと正しい半身浴の方法を説明しておきます。まず、意外と知られていないことですが、半身浴をいい発汗につなげるには、タイミングが重要です。多くの人が、夕食で満腹になったあとに入浴し、半身浴に挑戦しているようですがど、食後では、望ましい発汗はほとんど起こりません。
有効な発汗のために、半身浴は、ぜひ空腹時に行ないましょう。これさえ守ってくれれば、あまり細かいルールにとらわれなくても十分に効果は出ます。また、食後に血糖値が上がった状態で腰湯を行なうのは、血圧が上がりやすく危険であります。だから、半身浴は朝、目覚めて食事をする前のタイミングがベストです。
疲れをためない生活習慣また、半身浴を行なう際にはいくつかの条件があって、その条件が、からだが反射的に起こす動きを利用して、からだを活性化し、発汗をうながします。その結果、からだに負担をかけず、ラクに効果を得ることができます。
たまった水分を追い出す一番の方法
お湯の温度は40度以下です。その理由は、人が入ることによって、お湯の温度が下がるから。たとえば、下半身の冷えた人が熱いお湯に長時間入浴することはできないからです。高い温度だと表面温度だけが温かくなり、深部が温まらないので汗もでないのです。また、湯温を高めに設定すると交感神経が優位になってしまうのもよくありません。ただし温度の感じ方には個人差があります。必ずお湯に手を入れて温度を確かめてください。
お湯の量はおへそが隠れるくらい
半身浴で下半身を温めることにより、「脳せ脊髄液(脳室や脊髄、クモ膜下腔を満たしている液体。脳や脊髄を保護している)」の対流を起こします。パスタ鍋でパスタを茄でるところを想像してください。茄でているとき、パスタは鍋の中で泳いでいるでしょう。それと同じ理屈です。鍋はバスタブ、パスタが脳脊髄液。からだの一部、下半身だけを温めることによって、脳脊髄液の循環をよくします。そうすることで、栄養がからだのすみずみにまで届いたり、老廃物がきちんと運ばれたりします。腰湯は部分浴をすることで対流をうながしているので、みぞおちまで温めてしまうと、下半身が温まる前にのぼせてしまい、十分な効果が得られません。
上半身を冷やさない
半身浴はおへそから下をピンポイントで温めることによって血液の温度を上昇させ、全身の大量発汗をうながします。浴室は温かくしておく必要がありますが、上半身はバスタブから出た状態になるので、どうしても冷えてしまいます。そのように、からだの別の部分に負担をかけた状態では、効果は半減します。首にタオルを巻いたり、長そでのT シャツを着たりして、特に首と肘を冷やさないように注意してください。
時間は15~25分
最初は長く入っていることができませんが、だんだんに時間を長くするといいでしょう。お風呂の中でTVを見たり、読書をするようになると超ベテランです。
リラックス
音楽を聴いたり、雑誌を読んだり、ただひたすらボーッとしたり 。とにかく、リラックスが大切!半身浴は、交感神経優位の「頭モード」を、副交感神経優位の「からだモード」に切り替えるきっかけです。仕事や勉強など難しいことは忘れて、「からだモード」を実感しましょう。
塩入り半身浴の口コミ、使用感、効能・効果一覧 https://hood.minibird.jp/ impressions/2017/05/05/post-312/
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