疲れをためない生活習慣 その4

体調が良好になる食べ物

忙しい毎日を送っていると、朝食を抜いたり、昼食も夕食も遅い時間になってしまうこともあります。基本的に、それが食べたいタイミングだったら、食事の時間は気にしなくてもいいでしょう。というのは、「お腹が空いたときに、からだが欲するものを食べること」のほうが重要だから。お腹が空いてもいないのに、「お昼だから」といった「決まり」で食べたりするのは、からだにとっては負担でしかないんです。

しかも消化器の負担は肩こりや腰痛につながります。食べる量についても、人はからだにエネルギーが足りないときは過食になるし、エネルギーでいっぱいのときは拒食になるもの。食べる時間も食べる量も、1日の中で見ると、バランスを欠いているように見えても、数日単位で見ていくとうまく帳尻が合うようになっているんです。

でも、すでに疲れからからだの不調を感じている人や、排泄が滞りがちでからだが重い人は、その帳尻が合わなくなっていることが多くなっている状態です。だから、ここでいったん食事のとり方を調整して、からだ本来の働きが円滑になるように立て直す必要があります。たとえば同じ量の食事を摂取しても、それをいつ食べるのかによって、からだへの負担はまったく異なります。寝る直前に食べるのと、寝る数時間前に食べるのとでは、違って当然です。しかも体脂肪についても、次のようなことがいえます。

  • 食べてから睡眠をとると体脂肪が増える
  • 食べてから入浴すると体脂肪が減る
  • 食べてから散歩すると体脂肪が減る

つまり、同じものを食べてもその後の時間の使い方ひとつで、からだにとってメリットとなる場合もあれば、デメリットとなる場合もあるというわけです。

ただし、これは骨盤が開き傾向にある人(低潮期が長く、高潮期が短めの人。エネルギー消費が少なく、眠っている問にからだが冷えてしまう低燃費型) についてあてはまることです。閉まり傾向の人(低潮鼎は短く、高潮期が長めの人。寝ているだけでエネルギーを消費する高燃費型) にとっては、1がメリットとなり、2、3はデメリットとなるので、自分の骨盤タイプ によって、食後の時間の使い方を調整してください。

いいことずくめの「タイミングダイエット」

とはいえ、仕事をしていたり、夜の食事の付き合いなどもあったりして、寝る前に何か行動を起こせるくらい早めの時間に食事をとるのは、なかなか難しいと思います。そこで、1日の食事の内容はそのままで、夕食に食べる炭水化物だけを日没前におにぎりなどですませてしまいましよう。そして、本来の夕食の時間には、味噌汁やおかず、サラダなどを普通に食べます。これを実践することで、

  • 肝臓、腎臓など内臓にかかる負担が軽減される
  • 肩こり、首こり、腰痛などが緩和される
  • 朝の排泄が順調になる
  • 生理痛が軽くなる

と、からだにとっていいことずくめなんです。基本的に食べるものを制限したり選んだりすることがないので、ひもじい思いもしないし無理する必要もない。先に紹介した「3日間リセット」を実践している最中も、こういった食事のとり方を意識すれば、より効果が上がります。夜の間にからだが消化しなきやいけない仕事量は減るから、内臓の負担もそれだけ軽くなります。それによって日々の「そうじ」が円滑に行なわれる「巡りのいいからだ」になっていくはずです。

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